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話を聞いてもらえない、決断を否定される、何でも勝手に決められるような環境で育つと、自分の決断や想いに自信が持てなくなる。
虐待・暴言など明らかに酷いことがなく、普通の生活をさせてもらっている場合は、生きづらさの原因が過去にあってもなかなか気付けない。
親に罪悪感を抱くこともある。
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「手の掛からない良い子だった」と言われることがある。
親や先生からすれば「良い子」かもしれないが、子ども側は相当努力している。子どもらしいわがままを抑え、周囲に合わせ、迷惑をかけないように我慢する。
それなのに「この子は放っておいても大丈夫」と、ますます放っておかれてしまう。
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育ててくれた事に感謝しているが、親が苦手・嫌いという人もいる。親に気を遣ってしまって、疲れるという人もいる。親のことが好きだけど、自分を理解してくれないから一緒にいると辛いという人もいる。
色々あるが、アダルトチルドレンの共通点は「家庭が心休まる場所ではない」ということ。
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褒められても認められても好きだと言われても、そのままでいいと言われても「そう思えない」ことがある。
バケツの底が抜けているようなもので、どれだけ肯定されても抜け落ちてしまう。
あなたの何かが足りないから「そう思えない」のではなく、そう思えないような環境で育ってきた可能性がある。
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肩こりが酷い、首がガチガチ、食いしばりが酷い、頭痛もち…というACは多い。
常に何かを警戒し、心と体が緊張状態だから、朝起きた時に『既に疲れている』こともある。
子どもの頃からずっとそうだと「これが当たり前」「みんなそう」と思い込むが、実はそうではない。
本当は、体はもっと軽い。
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こんな自分じゃ愛されない。
このままの自分じゃダメ。
何もできないなら生きている価値がない。
アダルトチルドレンは、身近な大人達から「○○できないと自分の存在価値がない」と刷り込まれている。
だから「どんな私でもOK」と思えない。気がついた時には、誰よりも自分が一番自分に厳しくなる。
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<アダルトチルドレンが抱えやすい心の状態>
・褒められて戸惑う(嫌悪、疑い、喜べない)
・~べき思考
・深読みする(言葉の裏を読む)
・白黒思考
・ポジティブな言葉への拒否反応(ありのまま、自分を大切になど)
・どうせ私は…と卑屈になる
・人との距離感に悩む(依存、急に関係を断つ)
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・好きな人にこそ近づけない
・初対面の人はわりと平気
・親しくなるのに抵抗がある(時間がかかる)
・親しくなると距離感に悩む
「家族でさえ受け入れてくれないのに…」という漠然とした不安、「本当の自分は受け入れられないのでは」という不安や恐怖を抱えているとこのような悩みを抱えやすい。
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言葉の受け取り方は、状況や相手との関係性によって大きく変わる。
特に過去、「どういう意味でその言葉を言われたか」の影響は大きい。
だからこそ「頑張れ」が応援だと感じて励みになる人もいれば、努力が足りないことへの指摘に感じて不快だったり、自分への否定に感じて怒りが出る人もいる。
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明らかに理不尽なことで怒られた時。
「理不尽だった」「八つ当たりだ」と気づく人もいれば、「理不尽だけど私のせいだ」「怒らせてしまう私も悪い」と自分の落ち度を探す人もいる。
過去、自分が悪くないのに怒られた経験が多いほど後者の考えに陥りやすい。
実はあなたのせいではないことは、多い。
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毒親育ちは、親の毒に気がついてからの方が苦しい。
愛情だと思い込んで心を麻痺させていたのに、毒だと知ると苦しくなる。怒りが出ることも多い。
愛されていないのでは、必要とされていないのではという不安が膨らみすぎて、「考えすぎかも」「もっと酷い人がいる」と辛い心に蓋をすることもある。
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しんどい時こそ明るく振舞い、疲れて限界でも平気なふりをして、自分の状態を周囲に見せないようにする。
子どもの頃から頑張ってきた人ほど、無意識にそうしてしまう。
心配かけないよう、迷惑かけないよう、弱いと思われないよう、つけこまれないよう、本当の自分を隠すことで守る。
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「何で早く言わないの」と怒られることがある。
過去に「辛い」「しんどい」と打ち明けた時に、「私の方が辛い」「それくらいで…」なんて返ってきた経験があると「言わない方が傷つかない」と学ぶ。頼るより、耐える方を選ぶ。
実は言わなかったのではなく、言いたくても言えない環境だっただけ。
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子どもの頃に「信じて裏切られた経験」があると、周囲からの愛情を素直に受け取れなくなる。再び苦しまないよう、相手に期待することをやめる。期待しなければ傷つかないから。
「素直じゃない」と言われることもあるが、そうではない。相手を傷つける意図もない。
これは、心を守る防御反応の1つ。