イライラしてどうしようもない時に「そんな自分」を責めてしまう人は多いが、イライラは我慢が溜まっているサイン。 「疲れた」「苦手だなー」「我慢の限界!」「本音を言えてない」という心と体のSOS。 人のために気を遣い、限界を超えて頑張ってしまうあなたに教えてくれているのかもしれない。
大丈夫?と聞かれた時に、「大丈夫じゃない」と言ってみる。 元気?と聞かれた時に、「あんまり元気じゃない」と言ってみる。 つい誰かに気を遣って「大丈夫」「元気だよ」と笑顔をつくってしまう頑張り屋さんのあなたが、自分の本音を話すひとつのきっかけになる。 自分にも気を遣ってあげていい。
朝起きられないのも、落ち込むのも、上手くいかないのも、頭痛が辛いのも、やる気が出ないのも、まだ『準備期間』だからと思えばいい。 「自分なんて」「前は出来たのに」なんて責めても、心が疲れるだけ。 頑張れない時は、とことん休みましょ。とことん休んだら、動きたくなるかもしれないから。
他人があなたに求める「あなたらしさ(=キャラ)」を演じているうちに、自分らしさがわからなくなることがある。 意識的に演じているというよりも、「相手が求めているであろう自分像」を無意識に演じている人に多い。 割り当てられたキャラに抱く違和感の積み重ねが、ストレスとなることがある。
「やった方がいいと頭ではわかっているのに、なぜかできない」のは、納得できていないから。 理解は頭。 納得は感情。体が感じるものなので、体験したことのないものは、なかなか納得できません。 だから、少しやってみる。 やってみて、もう一度考えたらいいんですよ。何回やってもいいんですから。
「誰かに頼れない」「甘えられない」というと、まるで悪いことのように聞こえるかも知れないが、そうではない。 自分で自分を守るために、強くならなきゃと決心することがある。その環境で生きていくために、頼らず甘えず生きるしかないこともある。 それほど過去のあなたは頑張ってきたということ。
迷惑をかけてはいけないと頑張れる人ほど、一人で背負うものは多い。 誰も傷つけたくないと気をつけている人ほど、今の世は生きづらい。 優しかったり、まっすぐだったり、我慢強かったり... 特に組織の中では、まともな人から倒れてしまいやすい。 倒れるのも傷つくのも、決して弱いからではない。
イライラにイライラで返したり、怒ってる相手に怒り返しても、何も解決しない。むしろややこしくなる。 その人は、誰にも変えられないから。 変えられるのは自分だけ。 でもだからといって、あなたが我慢したり謝ったり、相手に合わせる必要はないんだよ。 距離を置いたり、スルーしてもいいんだよ。
ひとりになるのが怖い。 寂しくておかしくなりそう。 つらくて苦しい。 このような自分の本音を押し込めて、「大丈夫なわたし」を演じることがある。 心配させないように、おかしいと思われないように、攻撃されないように...。 本音を言えない環境で育つほど、他人にも本音を言えなくなりやすい。
抜け出したいのに過去の記憶を手放すのが怖いのは、『自分』が空っぽになりそうだからかもしれない。 大丈夫。『今のあなた』に必要ないものを手放すだけ。 人生は空っぽになんてならない。 恨みを手放しても、耐えて生きたという経験は残る。 これから自分のために生きていくために、必要なこと。
誰のおかげで生活できている、育ててやったぶん恩を返せ、親孝行しろ… このように言われ続けると、親に逆らうこと、自由に生きることに罪悪感を持ちやすい。怒りや憎しみを持つこともあれば、「生きていてごめんなさい」と申し訳なさを感じることもある。 どちらにしても、そんな自分がとても苦しい。
「生きているだけで価値がある」 という感覚は、子どもの頃に親が与える。何か出来ても出来なくても、あなたはそのままで愛されると親が教える。 ACは、「生きていてごめんなさい」という感覚に襲われやすい。何か出来たり、誰かの役に立てないと「自分に価値がない」と思い込まされてきた弊害。
大人だって、傷つく。 大人だって、寂しい。 大人だって、悲しい。 大人があまり泣かないのも、それほど傷つかないように見えるのも、悟られないように過ごせるスキルを身につけたから。 心は鍛えられない。 だから悲しい時は泣いていいし、動けなくなっていいし、いっぱい落ち込んでいい。
つい限界まで頑張っちゃう人へ。 「頑張ってる自分が大好きで、つい頑張っちゃう」なら、それも良しです。 だけど「もっと頑張らなきゃ」「楽しちゃダメ」だと思わせる、『何か(誰か)』のせいで休めないなら、ちょっとストップ。 本当に、その人のためにそこまで頑張らなきゃダメ?
あまりにつらすぎると、誰にも頼れなくなることがある。 頼ったら迷惑なのではないか、重すぎて引かれるのではないか、そもそも助けてもらえないかもしれないとブレーキがかかる。 助けてくれなかったあの人、裏切られたあの人、去っていったあの人...忘れられない過去の心の傷が、疼くこともある。
以前は、うつ状態に悩むのは中高年が多かったが、今は若い人たちが増えている。未成年、さらには社会人になって数年でうつ状態に悩まされるケースが増えている。 勘違いされやすいが、うつ状態に陥るのは弱いからではない。 ギリギリまで頑張り、限界が来るまで耐えられたという強さがある。
みんな苦労しているからといって、苦労しなきゃいけないということはない。 みんな我慢しているからといって、耐え忍ばなきゃいけないということはない。 みんなも辛いからといって、弱音を吐いてダメということはない。 同じものなんて、ひとつもない。 休んだり離れたりが必要な時は、案外多い。
「なんでストレスがうまく発散できないんだろ…」なんて落ち込まないでね。 その人とはストレスの大きさが違うだけ。少し休むくらいじゃスッキリできないくらい耐えてきたのかもしれないし、好きな事でさえ楽しめないほど疲れてるのかもしれない。 ストレスは心と体の緊張だから「何もしない」も大事。
大丈夫なふりをして、平気なふりをして、楽しくないのに笑い、先が見えない不安を抱えながら生きるのは結構しんどい。 でも、あなたと同じようにしんどい人もいる。 だからあなたも頑張れということではなくて、もっと辛い人がいると言いたいのでもなくて、「しんどいよね」とそのまま受け止めたい。
自分以外の誰かが盛り上がっているのを見て「私なんて居なくてもいいのでは?」と感じたり、うまく話に入れない時に自分が空気のような存在に感じることもあるかもしれない。 笑顔をつくってその場にいても、心の中は不安でいっぱいのこともある。 誰かと一緒にいても、孤独を感じることはある。
過去に後悔したり、過去が恥ずかしくなったり、過去の何かに苛立つのは、 あなたが過去と比べて成長したから。前に進んだから。変化しているから。
やりたくないけど「やらなきゃいけないこと」は、ほどほどでいい。 『やる気』は、ずーっと出し続けることができないから。 百獣の王ライオンでさえ、獲物を捕る時以外はのんびりしてる。 だからやる気は「やりたいこと」のためにとっておく。 やりたくないことを頑張ったあとは、しっかり休む。
「性格が悪くなってしまったのでは」と不安になることがあるかもしれない。 だが心の状態は、眠れているか、元気かどうか、疲れていないかどうかが影響しやすい。 一緒にいる人や環境次第で、性格はかなり変わる。 「今、性格が悪くなったように感じる状態・環境にいるだけ」なのかもしれない。
「辛い」「もうダメ」と落ち込んでいても、心から笑える時があれば大丈夫。 逆に「まだ頑張れる」「まだいける」「まだ大丈夫」と思っていても、心から笑えなくなっていたら気を付けて。あなたの心が「もう限界」って、SOS出してるサインだから。 愛想笑いしなきゃいけない相手とは、距離を置く。
他人の気持ちには敏感だが、自分の気持ちには鈍感なことがある。 我慢したり頑張るのが当たり前だと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと心をマヒさせる事もある。 一緒にいると苦しくなる人がいるなら、あなたの心が傷付けられているサイン。 相手がいい人かどうかも関係ない。