1926
平気じゃない時に限って、「平気なフリ」をしてしまう人がいる。
子どもの頃から家族に心配させないよう気を遣い、誰かの役に立とうと頑張り続けてきた人に多い。
心の奥底で「誰かに気がついて助けてほしい」と思いながらも、過去の影響から無意識のうちに笑顔を作り平気なフリをしてしまう。
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アダルトチルドレンは、誰かと意見が違うだけで「否定された」と感じる。
「自分はおかしい」「普通じゃない」という思いを抱えているとそうなりやすい。反射的に反発することもあれば、ああやっぱりと妙に納得し、悲しいのに安堵することも。
幼少期、大人から考えや意見を否定されたことが影響する。
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「それなりに愛されて育った」と感謝しているACは多い。
でもその大半は、親を実際よりも良く、自分を実際より悪く捉えている。
だから今抱えている生きづらさの原因が、まさか過去にあるとは思いもしない。そのせいで、「私のせいだ」「私がダメな子だから」と必要以上に自分を追い込んでしまう。
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世の中には我慢してもいい苦しみと、我慢してはいけない苦しみがある。
耐えることがデフォルトのACは、我慢を自覚できない。長年培った忍耐強さから、普通の人はとっくに倒れる状況でもギリギリ耐える。
周囲には突然倒れたように見え、責められることもあるがそうではない。確実に蓄積されている。
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大人になったアダルトチルドレンは、他人の愚痴に苦しむ。
ピリピリした家庭環境で育つとそうなりやすい。
長年親で磨いた聞き上手&共感力&対応力が発揮され、相手に依存されやすい。相手以上に悩んでしまって、疲れ果ててしまう。
「相手を否定しない」優しさにつけこまれ、苦労することもある。
1941
「嫌い」よりも「寂しい」の方が強く出やすい。
だから寂しさを少しでも満たしてくれる人、場所、物、関係を「好き」と思い込もうとする。「あの人は悪い人じゃない」「根はいい人」と思い込む事で、嫌わないようにする。
苦手で嫌いな人なのに「嫌われたくない」という心理もこれに関係している。
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1943
親と距離をとり、離れることがある。
家族がバラバラになったように感じたり、実際に家族から「あなたのせいでこうなった」と責められることがあるかもしれない。
でもあなたが壊したんじゃない。
すでに壊れていた場所で、あなたがバランスを保ち、ギリギリ耐えていただけ。あなたのせいじゃない。
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すぐ不安になってしまう、と悩むことがある。
理想的な環境で育った人は、自己啓発本で示されるような方法(不安の9割は現実に起こらない、大丈夫と唱える)などで不安が解消できる。
親から「大丈夫」の安心感を貰っていないACは、それが難しい。
助けてほしい時に助けてもらえなかった傷は深い。
1947
<ACが抱えやすい苦手意識の傾向>
・リラックスしたり休むのが苦手
例)働いていないと不安
・自分だけ楽しむことに罪悪感が出る
例)相手を喜ばせなきゃと思う
・予測不能な事態が極端に苦手
例)最悪のパターンを想定する
・考えは溢れてくるが実行にうつさない
例)人にどう思われるか気になる
1948
つい酷い事を言ったり、誰かに八つ当たりしてしまうことは誰でもある。でも健全な心があれば、後悔したり反省する。
だがモラハラ・パワハラをする人は、「あなたが怒らせたから」と自分を正当化する。
酷いことを言った時でさえ、「私の方が傷ついた」と責任転換する。何故かあなたが悪者にされる。
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1950
もっと辛い人がいる、弱音を吐くな、世の中そんなに甘くない…
親自身そうやって育てられたのかもしれないし、それが正しいと教えられたのかもしれない。
だがこれらの言葉は、子どもにとって「自分の否定」でしかない。
「自分なんて…」「どうせ…」「やっぱり…」という気持ちが増幅されてしまう。