1651
勇気をもって悩みを打ち明けた時。
「私はもっと辛い」「私はもっと大変」と言われることがある。あなたの悩みを聞いてもらうはずが、相手の悩みを聞かされる。
こういう人が親だと、子どもは苦労する。
人間関係の基礎は親子だから、「どうせ誰も自分のことを分かってくれない」と諦めてしまう。
1652
自分のしたいことが分からない、と悩む人がいる。
何かが欲しいと言えば「ワガママ」、意見を言えば「自分のことばっかり」と責められ、結局我慢するしかなかった場合にそうなりやすい。
欲しいものを与えられず一方的に「大人の与えたいもの」だけ、大人の都合で与えられる場合も同じ影響を及ぼす。
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優しさをあなたの「スキル」だと思ってみる。
性格ではなくて、「優しさ」という武器だと思ってみる。
誰にいつ使うかは、あなたが決めていい。
あなたの優しさを利用する人もいるから、皆に優しくできなくていいし、しなくていい。
わざわざイジワルをしなければ、合格ラインだと思って良い。
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無価値観を持つACは多いが、自分を責める必要は全くない。
これまでずっと「価値がない」と刷り込まれてきて、急に「生きているだけで価値がある!」なんて思えなくて当然。
そんな風に思えたら、あなたは今こんなに苦しんでいないのだから。
「価値がないと思わされてきた」と気がつくのが第一歩。
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兄弟姉妹を持つACの場合『自分だけ』我慢を強いられることがある。親から直接言葉で命令されなくても、察して我慢する。
家計を考えて進路を選んだ、自分だけ門限が厳しかった、兄弟姉妹は些細なことでもよく褒められていた…
「我慢」が当たり前になったきっかけは、幼少期にあることが多い。
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アダルトチルドレンは、無意識に親ではない誰かに「親の愛」を求めることがある。
恋人や友達に、親から貰いたかった愛情を求める。結果、求めすぎたり依存し過ぎたり尽くしすぎてしまう。「あの人なしでは生きられない」と思う事もあれば、「あの人は私なしでは生きられない」と思う事もある。
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<ACが抱えやすい悩み>
・幸せになってはいけないような気がする
・苦手な人に気を遣いすぎるが、大切な人に気を許しすぎて傷つけてしまう
・自由や愛、自分らしさがよく分からない
・「ありのまま」の自分がは愛されるわけないと思う(だから尽くし頑張りすぎる)
・消えたい、と思うことがある
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幼少期に何を言っても相手にされず聞いてもらえなかった経験があると「人に話してもどうせ無駄」と思う。否定されることが多いと、「どうせ分かってもらえない」と諦める。
自分自身を否定してしまうのは、あなたがダメな人だからではない。
親に肯定されていないことは、大人になっても認めにくい。
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怒りで子どもを支配しようとする大人もいれば、罪悪感でコントロールしようとする大人もいる。子どもの頃は怒りで従わせていたが、成長とともに難しくなると罪悪感に訴えかけることもある。
特にACの親は、子どもの気持ちは知ろうとしないのに、「どうすれば言うことを聞くのか」よく知っている。
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「○○するべき」「○○しなくちゃダメ」という思いが強いほどイライラしたり疲れやすい。
社会生活を送るうえである程度は必要な感情なのだが、あまりに強すぎると自分を苦しめてしまう。
そもそも「○○するべき」が、実は自分の思いではなく「子どもの頃に親があなたに求めたもの」のことも多い。
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「辛かったら逃げていい」と言われることがある。
ACは逃げずにずっと耐えてきたから、「これは逃げなのでは」「逃げてはいけない」と思い悩む。
でも辛い環境から去ることは、実は逃げでもなんでもない。「去る」という1つの選択。逃げではなく、立派な選択の1つ。
逃げだなんて思わなくていい。
1663
アダルトチルドレン+HSP気質だと、周囲から否定的なことを言われやすい。
感受性の豊かさを「神経質」「うじうじ」、思考力の高さからくる丁寧な選択を「真面目すぎ」「トロい」と揶揄される。
でも、あなたが悪いから否定されたのではない。
人は自分が分からないものを否定する傾向がある。
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アダルトチルドレンは人を信じられない、人を頼れないと悩む。その原因が自分の性格や努力不足のせいだと思い込み、自分を責めてしまう人はあまりに多い。
でも違う。知らないから『まだ』出来ないだけ。子どもの頃に人との距離感や人を信じること、人を頼り甘えることを教えられていないのだから。
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「過去を思い出す」にも色々ある。
再現VTR のように映像が流れる人、相手の顔と声が「写真+音声」で思い出される人、音声のみの人、スライドショーのように再生される人もいる。
「未だに影響を受けている…」なんて落ち込まないで。それほどあなたにとって、大きな出来事だったということだから。
1666
沈黙が苦手、というACは多い。
相手を楽しませなきゃと思っている場合、相手が喜ぶ正解を探す。沈黙になると、何とかしなきゃと焦る。
どうせ自分と居ても面白くないだろうと思っている場合、沈黙が怖い。
自分が楽しいかどうかより、「相手にどう思われているのか」という不安が大きいのが共通点。
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ACは「このままの私が愛されるはずがない」という思いを抱えている。
誰かが褒めてくれても喜べない。だって褒めているのは、つくられた自分。本当の私を見たら離れるでしょう?と。
「本当の私」を丸ごと受け止めてほしい。
それなのに「親でさえ愛してくれなかった」という不安が、心を支配する。
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大切な人から『ありのままの自分』『自分の好きなもの』を拒絶され続けると、自分自身も同様に『ありのままの自分』を拒絶するようになる。
「自分を好きになりたい」「認められたい」と願いながら、無意識に「こんな自分じゃダメ」と自分自身を拒絶するから苦しくなる。
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他人にイライラする、不満や怒りが抑えられないと悩む人がいる。
だがイライラする自分が嫌だったり、怒ったことに後悔したり、「あースッキリした!」と思わないのなら、あなたの性格が怒りっぽいのではない。
自信のなさや不安から「攻撃された」と感じ、防御のために怒りを使っている可能性がある。
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あれもこれも辛かったと思っていいし、本当は悲しかった寂しかったし、ああして欲しかったこうして欲しかった…と思っていいんですよ。
「未だにこんなこと言ってるなんて…」と責める必要なし。
だって当時蓋をするしかなかった気持ちに、今やっと気がつけたのですから。
これは、「できた」です。
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「70点でOK」「ほどほどでOK」と思えればラクになる。
でもそう思えなかったり、全力で頑張るのが得意なら、それはそれでいい。「頑張ると休む」をセットにする方が合うこともある。
ありのままの自分が好きになれないとしてもいい。
前向きに考えたり、無理やりポジティブの方がしんどい時もある。
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愛されたいのに愛されると怖くなり、捨てられる恐怖に駆られる。一方的に関係を断ったり、大切なのに傷つけてしまうこともある。
愛は自由で心地よいものでなく「○○しないと愛されない」「いつ失うか分からない不安定なもの」と植え付けられている。
愛情がよく分からない、というACはとても多い。
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肯定よりも否定が多い家庭で育つと、大人になった時に『自分で自分を批判』してしまう。
子どもの頃言われた「あなたは○○」という否定的な言葉は、そのまま自分に植え付けられる。その言葉を使い、無意識に自分で自分を批判する。
気がつくと他人より、『自分が一番自分に厳しく』なってしまう。
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自分一人が我慢することで、家庭内のバランスを保つことがある。
内側では孤独と寂しさを抱えているが、それを言葉で伝えることに無意味さと抵抗を感じ、ひたすらに耐え続けてしまう。
多くの場合、周囲から「問題を起さないおとなしくていい子」もしくは「何を考えているか分からない子」と思われる