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ハラスメント加害者は「外から見た自分」のイメージを大切にしている。
だから攻撃するのは、妻(夫)や子ども、特定の人だけ。それも家など、周囲の目が届かないところでしか攻撃しない。
一歩外に出ると優しくて物静か、人当たりが良い、おとなしそう、優しそうという印象を与えることも多い。
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ひとりになるのが怖い。
寂しくておかしくなりそう。
つらくて苦しい。
このような自分の本音を押し込めて、「大丈夫なわたし」を演じることがある。
心配させないように、おかしいと思われないように、攻撃されないように...。
本音を言えない環境で育つほど、他人にも本音を言えなくなりやすい。
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アダルトチルドレンは、「自分が変われば相手も変わるはず」と思う。
だがこの裏には、「相手が変わらないのは自分のせいだ」という自責の念が隠れている。
人は変われる生き物。あなたが努力で変えてきた部分があるように。でも変わろうと思わなければ変われない。
相手が変わらないのは相手の課題。
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相手がそっけない態度の時、「自分が何かしたかな?」と自分自身を疑う人がいる。
相手から「疲れていただけ。あなたのせいではない」と言われても「嘘をついているのでは」と疑う。「嫌われたのかも」と思う事もある。
「どうせ私は誰にも愛されない」が根っこにあると、人間関係が複雑化しやすい。
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周囲の反応が、気にならない人と気になる人がいる。
ACの多くは後者。親の様子を気にしないといけない環境で生きてきたから、当然そうなる。
「気にしすぎ」と言われることもあるが、気になる人が「気にしない」為には、入ってきた情報を「気にしないように処理」しなければいけない。これまた疲れる
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ふと「しんどさ」に気づくことがある。とんでもなく不幸ではなくても、それなりに生活できていても、「生きづらさ」を感じることがある。
若い頃は気力や体力でなんとかカバー出来るが、年齢を重ねて「これ以上は無理」と気づく。
子どもの頃から、周囲の期待に応えようと頑張ってきた人に多い。
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嫌われているのかも…と感じた時。
「あの人は忙しかっただけかも」と、捉え方を変えることでラクになれる人がいる。
「相手に嫌われているのかもと感じて、今不安なんだな」とそのまま受け止める方がラクになる人もいる。
「こう考えなきゃ幸せになれない」なんて絶対的なルールはないから大丈夫。
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「自己肯定感が低い」と自分を責めてしまうACは多い。
自己肯定感は「どんな自分も、どんな気持ちもOK」と認める感覚。
だが子どもの頃からずっと「そんなんじゃダメ」と否定され、「言う通りにしなさい」と指示され続けたら、「どんな自分もOK」なんて思えなくなってしまう。
性格のせいではない。
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親との問題に直面した時、「いつまで逃げるつもりなの?」と言われることがある。
だが逃げではなく、やっと自分と向き合えるようになった段階。
「子どもじゃないんだから」「向き合うべき」と言われることがある。
だが、向き合えないこともある。簡単に向き合える相手なら、こんなに苦しんでいない
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うまくできない自分が、イヤになることがあるかもしれない。
苦手なことばかりで、そんな自分がイヤになることがあるかもしれない。
できないと怒られたり、呆れられたり、誰かと比較されていた経験があると『出来ない自分はダメ』と責めてしまいやすい。
でも本当は、できないことがあってもいい。
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誰でも自分の好きな所、嫌いな所がある。
アダルトチルドレンは「嫌いな所を直さなきゃ」と頑張りすぎる。それは素敵なことだが、悪い所ばかり気にして、良いところは全く見ない人が多い。誰かに褒められても、認められない。
幼少期に「ありのままの自分」を褒められなかった場合にそうなりやすい。
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人を嫌ってはいけない、と自分を追い込みすぎる人がいる。
とても素敵だが、自分に厳しすぎることがある。あなたを利用する人でさえ「良い所」を探そうとするから、心にかかる負荷が大きい。相手は、そういう優しさも見抜いて近づいてくる。
嫌いでも苦手でもいい。意地悪しなければ、十分優しい。
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別れには、痛みを伴う。
ほんの少しでも好きだという気持ちが残っている人との別れは、とてもつらい。いい思い出もある場合には、この選択は間違いなのでは...と繰り返し迷う。
だが、別れを悩むほどの相手と「そのまま付き合い続けること」の大変さもまた、想像以上に大きい。
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「○○するべき」「○○しなくちゃダメ」という思いが強いほどイライラしたり疲れやすい。
社会生活を送るうえである程度は必要な感情なのだが、あまりに強すぎると自分を苦しめてしまう。
そもそも「○○するべき」が、実は自分の思いではなく「子どもの頃に親があなたに求めたもの」のことも多い。
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親に愛されていない人だけが、ACになるのではない。
親なりに愛してくれていても、ACになることはある。
親の望む通り振る舞うことを求められ、それに応えているうちに「自分」というものがわからなくなる。気がついた時には、親の理想から外れることが怖くなり、自分の決断に自信が持てなくなる。
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もっとラクに生きたい、と思うことがある。
そのためにスキルを磨いて自分を好きになろうとしたり、自分を変えようと努力する人は多い。
だがACの場合、これだけではラクになれない。
一番重要なのは、過去に親にかけられた否定的な暗示(レッテル)に気づくこと。ここがスタートとなる。
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「あなたなら大丈夫」と励まし応援されて育てば、何かあっても立ち直れるし、また挑戦できる。何があっても帰れる場所があり、信じてくれている人がいるという心強さは大きい。
でも真逆の環境で育つと、自分に不利な思い込みを植え付けられる。「出来ない」「どうせ無理」と、思い込まされてしまう。
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愛されて育った人にとって実家は安全基地。困った時に頼れる場所。相談した時に、「実家に頼ったら?」とアドバイスされることもある。
でも、アダルトチルドレンにとって実家は『戦場』のような場所。気が抜けないし、失敗が許されない。いつ何があるか分からないから、常に心も体も緊張してしまう。
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人の脳は、辛い状況をなんとかしようとする。
辛い状況から逃げ出したり、辛い状況を乗り越えるべく行動できることもあれば、「辛い状況に慣れる」こともある。
子どもの頃から我慢が多い人ほど、「辛くない」「これくらい」と心を麻痺させることで辛い状況を乗り越えようとしてしまうことがある。