アダルトチルドレンの多くは、朝起きた時から既に疲れている。 だから起きたくなくて、動きたくなくて、何もかも嫌になって当然。その状態で一日がスタートして、更に疲れが蓄積されていくのだから。 朝、目を開けたら100点。布団から出たら200点。動けたら300点。たまにはそれくらいに思ってみる。
あなたに出来るの?、また失敗するわよ、ほーら、どうせ無理、こっちの方が良いと思うけど… 幼い頃に言われ続けた言葉が、無意識下で大人になったあなたを支配することがある。 調子のいい時よりも、失敗したり落ち込んだり不安になった時に出てきやすい。 「いい歳して…」と思う必要は全くない。
「つい引き受けてしまう」と悩むことがある。 相談すると「嫌なら断ればいい」と言われるが、そう簡単ではない。 断る罪悪感が強かったり、引き受けないうしろめたさが出る。こんな気持ちになるくらいなら辛くても引き受けた方がマシ、と思うこともある。 断われないあなたが悪いということは、ない。
人に拒否されるのは、誰でも辛い。 でもアダルトチルドレンは、辛いを通り越して『怖い』 信頼している相手に断られると、全否定されたように感じて自分を出せなくなる。 否定せず受け入れてくれる人には、嫌な部分を曝け出す。大切にしたいのに辛く当たったり、酷いことを言ってしまい後悔しやすい。
子どもの頃から「いいこ」を演じてきた人は、「甘えるって何?」とよく分からないことがある。 甘えられないのではなく、「他人に迷惑をかけてしまうのでは」「相手が困るのでは」という気遣いや優しさから、「甘えない」を選んでいることもある。 甘えるのが苦手な人は、一人で頑張り続けてきた人。
「失敗したくない」というのは自然な感情。わざわざ失敗したい人はいない。 だがACの場合、過去に責められたり怒られたりした経験が心を傷つけ続け、「絶対に失敗できない」と脅迫に近い感覚を抱きやすい。行動しない方がマシと思うほど強力に縛られる。 行動できないのは、性格のせいとは限らない。
自分の名前を呼ばれるだけでドキッ…としたり、焦ったり、ソワソワする人がいる。 子どもの頃、励ましたり褒められるよりも、怒られたり指摘されることの方が多いとそうなりやすい。「名前を呼ばれる=良くないことが起こる」と思ってしまう。 その影響が強いと、条件反射でビクッとなることがある。
アダルトチルドレン+HSPは、ほどほどが難しい。無理をしないことが「無理」な人も多い。 「こんなことで無理と言っていいのか…」と自分自身に許可を出せない。 子どもの頃から頑張るのがデフォルトのため、どこから無理なのか分からなかったり、どれくらい辛くなったら無理と言っていいのか悩む。
優秀でなければ愛されない、と思うことがある。 子どもの頃から「できること」で認め愛された、もしくは「できること」を求められ続けた人に多い。 優秀じゃなくても人は愛される。 だが子どもにとって生きること=親に愛されることだから、優秀じゃなくてはいけないという呪縛は根深い。
アノ人も大変だったのかもしれないし、事情があったのかもしれないし、悪気がなかったのかもしれないし、愛情の与え方を知らなかったのかもしれないし、アノ人なりに愛してくれたのかもしれない。 でもだからといって、あなたが感じた寂しさや不安、傷ついたことを「なかったこと」にする必要は無い。
疲れやストレスをため込んで、ある日突然爆発することがある。人が変わったように怒る。 怒りが爆発しないタイプの人はそのまま内側に抱え続け、うつ状態に陥ることもある。 どちらも周囲からは「突然そうなった」ように見えるが、実はそうではない。 耐えて耐えて耐えて…我慢の限界が来てそうなる。
もっと興味を持ってほしかった、私だけ見てほしかった、もっと話を聞いて欲しかった、褒めてほしかった、もっと抱きしめてほしかった… アダルトチルドレンは、このような思いを抱えて大人になる。与えてもらえるはずのものが「与えられなかった」心の傷はあまりに深い。空っぽだと感じることもある。
誰かに対して急にイライラが溢れてきたり、怒りが爆発しそうになることがある。そんな自分に戸惑い「こんな風に思うのを止めたい」と思うかもしれない。 でもこれまで「私のせい」「もう消えたい」と自分だけ責めていたあなたが怒りを出せるようになったなら、それは良いこと。健全な反応なのですよ。
アダルトチルドレンは人の世話は得意なのに、自分の世話が苦手。 でも実は「出来ない」んじゃなくて、子どもの頃に教えられていないから「慣れていない」だけ。 だからいざという時に慌てないように、「自分のお世話方法」を準備しておく。 負のループを断ち切る方法があると、素早く回復できる。
アダルトチルドレンは「記憶」の扱いに苦しむ。 苦しかった時期の記憶が抜け落ちる人もいれば、反対に苦しかった記憶ばかり思い出されることもある。 覚えていたら辛すぎる記憶を「なかったこと」にしたり、再び苦しみを繰り返さないよう「あえて忘れない」ことがある。 どちらも心を守る防衛機制。
<ACが抱えやすい心身反応> ・頭痛  ⇒ずっとそうだからそれが当たり前という人も ・肩こり  ⇒首の裏が慢性的にパンパン ・歯の食いしばり  ⇒ストレスから無意識に。とにかく顎が疲れる ・皮膚炎  ⇒アトピー、一時的に出る蕁麻疹など ・自律神経の乱れ  ⇒うつ症状、過呼吸、神経性胃炎など
ACが持つ基本的不安感(いてはいけない場所にいるという違和感)は、自分の心の中だけの問題ではなく『他人にどう接するか』にも影響を及ぼしてしまう。 自分には価値がない、必要とされていない、という無意識の感覚が不安を増幅させる。
「辛い」と思っていいんだよ。 辛いのは、あなたが現実から逃げていないから。 「したくない」と思っていいんだよ。 一人で抱えて、誰にも助けてって言えないまま一生懸命やってきたんだよね。 「嫌」と思っていいんだよ。 そう思うほど、今まで耐えてきたんだから。意地悪しなければ十分だよ。
気がつくし、やればできるし、してあげたいし、困ってるとほっとけないし、人を喜ばせるのも好きだから、つい『やらなきゃ』と思うかもしれない。 でも、『できる=やらなきゃ』じゃないんだよ。 義務になって頑張りすぎると、誰かに会う事さえしんどくなっちゃう。意地悪しなければ十分だよ。
抜け出したいのに過去の記憶を手放すのが怖いのは、『自分』が空っぽになりそうだからかもしれない。 大丈夫。『今のあなた』に必要ないものを手放すだけ。 人生は空っぽになんてならない。 恨みを手放しても、耐えて生きたという経験は残る。 これから自分のために生きていくために、必要なこと。
あまりにも悲しい出来事を心の奥にしまいこんでしまう(抑圧)ことがある。 思い出すと辛い、見るだけでしんどい「思い出の品」を捨てることもできず、いったん引き出しの奥にしまいこんでしまうイメージ。 一時的に忘れられるが、完全に消えることはなく、ふとした時に溢れ出てしまう。
嫌なものは、嫌でいい。 しんどいものは、しんどい。 「そんなことくらい」「わがまま」「甘え」なんて言われても、自分を責めなくていい。 その人に、あなたの辛さは分かりっこないから。 好きな色がみんな違うように、苦手な理由なんて「苦手だから」で十分なんだよ。それくらいで大丈夫だから。
可愛くない、気持ち悪い、デブ… 幼少期に容姿を否定されたアダルトチルドレンは、大人になっても苦しむ。 他人に容姿を褒められても信じられず、素直に喜べない。そんなわけないと、嫌な気分になる。痩せてもオシャレしても、ふとした時に怖くなる。 嫌な言葉が「ラベル」のように貼りついてしまう。
困っている人がいると、助けなきゃと思う。 でも自分が困った時は「迷惑かも」「こんなことで…」と助けを求められない。 泣いている人がいると、放っておけない。 でも自分が悲しい時は、周囲に悟られないよう平静を装う。 …イライラする時には、自分にだけ厳しくなっていないか振り返ってみる。
アダルトチルドレンは、家庭内で孤独を抱える。 親があなたにだけ不機嫌だったり、過保護に接して縛り付けたり、やる気をへし折ったり、あれこれ指示して従わせようとする。 「あなたしかいない」と言われると、子どもは一人で責任を背負う。酷いことを言われなくても、心の負担が大きいことがある。