親からの連絡は、一瞬であなたを『非力な子ども』に引き戻す。 怖くなったり、反論できなかったり、苦しくなったり、断れなかったり…幼少期の精神状態が蘇る。 実家を出ていても、結婚していても、精神的に成熟していても、親と離れていても、距離をとっていても、そういうことは十分起こり得る。
笑顔は素敵だし大切。 だけどアダルトチルドレンは、嫌われないために笑顔を使いすぎる。 自分の黒い感情を隠すために、笑う。失礼な事を言った相手を攻撃しないために、笑う。誰かをつなぎ留めておくために、笑う。悲しみや孤独を見せないために、笑う。 心を守るはずの笑顔で、心が削られてしまう。
つい酷い事を言ったり、誰かに八つ当たりしてしまうことは誰でもある。でも健全な心があれば、後悔したり反省する。 だがモラハラ・パワハラをする人は、「あなたが怒らせたから」と自分を正当化する。 酷いことを言った時でさえ、「私の方が傷ついた」と責任転換する。何故かあなたが悪者にされる。
「また大げさな…」「あなたはオーバーなのよ」と、親に言われることがある。 感じたままを伝えているのに、「話を盛っている」と疑われたり、「悲劇のヒロインぶっちゃって」と酷いことを言われることもある。 幼少期にこのようなことが繰り返されると、自分の考えに自信を持てなくなってしまう。
HSP気質を持つアダルトチルドレンは、世間一般のストレス解消法で『逆にストレスを溜める』ことがある。 会話で気を遣いすぎるから、ストレス解消で遊んだつもりが逆に疲れる。気分転換に外出したつもりが、色々なものが気になって息抜きにならなず落ち込む。 「一人で何もしない」が必要なこともある
幸せそうな家族を見て心が痛んだり、母の日のCMを見てモヤモヤしたり、容姿を批判するような芸人のネタを見て心が締め付けられることがある。 過去の辛い経験が心に残ったままだと「似た状況」に触れるだけで心は警戒し動揺する。 辛い過去がよぎったことを自覚できる事もあれば、できない事もある。
「気にしなければいいじゃん」と言われることがある。 確かに、気にしなければ心は守られる。 だがそれは「もともと気にならない人」限定の話。 気になってしまう人は、無意識に周囲の情報を拾い集めてしまう。 色々気にしないために「気にしないでおく」工程が追加されるから、ますます疲れてしまう
アダルトチルドレンが、「八方美人」「誰にでもいい顔をする」と非難されることがある。 でも実のところ『好かれるため』ではなく、『嫌われないため』にそうしていることが多い。相手を傷つけないため、不快にさせないために、丁寧に言葉を選んでいる。 自分が得するためにそうしているのではない。
一見幸せなカップルや幸せな家族の裏に、たった一人の犠牲者が隠れていることがある。 そういった「表面上の幸せ」は、その子が色々なものをぶつけられ、引き受け、耐え、我慢することでギリギリ保たれている。その子の辛さは、家族さえ知らない。知ったところで受け止めてもらえない。それがACの辛さ
「元気だった?」と聞いてきたのに、あなたの話は聞かず自分の話を始める人がいる。 「最近どう?」と気遣うフリをしながら、自分の不平不満をあなたに延々と聞かせる人がいる。 その人から離れた方が良い。 それが難しいなら、ちゃんと聞かずに心を守る。余計なアドバイスをされても聞き流していい。
子どもの頃に抑えてきた感情が、大人になって溢れ出ることがある。 アダルトチルドレンの場合は、「怒り」が強く出やすい。自分でも怖いほど憎しみや怒りが膨らむ。 これが本当の自分なのでは…と怖くなるかもしれないけど違うから安心して。 過去に耐えて抑えたものが大きいほど、その反動も大きい。
子どもの頃から誰にも甘えられず、頼れず信じられないまま大人になると、大切な人との関係を自ら壊してしまう。 自暴自棄になる、好きな人の愛情を試す、わざと酷いことをするといった試し行動をとる。 大切だからこそ失う怖さが膨らみ、「どうせ皆離れていくんだから、自分から離れてしまえ」と思う
アダルトチルドレンは人を警戒し過ぎたり、反対に依存しすぎる傾向がある。いずれも人はいつか離れていく、愛はいつか冷めるもの、どうせいつか捨てられるという不安に駆られやすい。他人がこんな自分を受け入れてくれるわけがないと思う。 親でさえ認めてくれないのに…と思う心の傷はあまりに深い。
条件付きでしか愛されなかった経験は、大人になっても影響する。自分自身に○✕をつけてしまったり、誰かのため・何かのために自分を犠牲にしすぎてしまう。 「○○出来ないとダメ」「○○しなきゃ」が多かったり、本音が怖くて言えない人ほど、子どもの頃に条件付きで愛されていた可能性がある。
「こんな風に考える自分は酷い人間では」と思うことがある。でも本当に酷い人は、そんな風に悩めない。 だから「実はそこまで酷くないのかも」と思って良いんだよ。 「自分は性格が悪いのでは」と思うことがある。でも本当に性格が悪い人はそもそも悩まない。 だから「あの人とは違う」と思って大丈夫
「何で早く言わないの」と怒られることがある。 過去に「辛い」「しんどい」と打ち明けた時に、「私の方が辛い」「それくらいで…」なんて返ってきた経験があると「言わない方が傷つかない」と学ぶ。頼るより、耐える方を選ぶ。 実は言わなかったのではなく、言いたくても言えない環境だっただけ。
「愛してるからこそ」 「あなたのためを思って」 一見すると「相手のため」を想っているように聞こえるかもしれない。だが、親子の間でこの言葉が使われる時、それは子にとって「縛り」でしかない。 親の言葉が重すぎで自由に動けなくなったり、親を拒否する自分が酷い人間に思えて苦しんでしまう。
自分のことを話すのが苦手、という人がいる。 子ども時代、何らかの事情で「自分の主張や感情を隠さなければならなかった」人に多い。 「また心が傷ついてしまうかも…」という恐怖から防衛機制が働き、ありのままの感情を出すことをやめてしまう。そうしているうちに、自分の気持ちがわからなくなる
「ため息」が苦手な人は多い。 だがAC+HSPの場合は、苦手を通り越して焦る。気にしないようにしても、どうしても聞こえる。 機嫌を直さなきゃと慌て、「私何かしたかな…」と自分の落ち度を疑い、瞬時に過去の記憶を探す。 「はぁー」と聞こえるたび、自分が責められているように感じて苦しい。
できるからやらなきゃと思うかもしれない。 でも実は、できるからって全部やらなくていい。 まだ頑張れるから、休んじゃいけないと思うかもしれない。 でも実は、まだ頑張れても休んでいい。 誰かのために、つい「もっと」と頑張りすぎてしまう… そんな人こそ「自分のため」だけにちょっと一息。
「しなきゃダメ、本当はしたくない」 「やってみたい、だけど無理」 このような葛藤を抱えると、相反する気持ちが綱引きするように身動きが取れなくなる。 物理的に何も行動していなくても、寝ているだけだとしても、四六時中考え続けると心は疲れていく。 慢性的な疲れは甘えじゃない。理由がある。
他人から、「過去は忘れて前に進むべき」と言われて悩み苦しむことがある。 許せない自分は冷たい、酷い人なのではないかと思うこともある。 でも他人は、あなたが見たもの・感じたもの・耐えたものを全て知らない。 だからこそあなたがまず許すべきは、「誰かを許せない」と思う自分自身でいい。
疲れたら休めばいいし、甘えても良いし、一人じゃ無理と思ったら助けてもらってもいいんですよ。 「そんなことできない」と思っても良い。 その代わりに、「できない」と思う自分を認めてね。できないのにも、ちゃんと理由がありますから。 もう十分頑張っているのに、自分を否定しないこと。
アダルトチルドレンだと知り、過去の記憶が溢れてくることがある。 涙は出ていい。感情がマヒしていない証拠だから。涙には心の傷を癒す力がある。 強い怒りが出ても大丈夫。怒りが出るのが当然の出来事があったのだから、それでいい。 感情が出てこない時は、心を守るために抑圧している時。
疲れたのは、あなたなりに頑張っているから。 寝てただけ? 寝るのも予定の一部。それに、寝るのも体力使うんですよ。 特に何もしてない? だけど色々考えたでしょう?脳も体の一部。疲れるんですよ。 今日は「疲れた」の代わりに、「あ~頑張った」と言ってみる。 疲労感が満足感に変わるから。