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嫌なことをしようと思った時に、「動けない」「やる気がでない」のはとても自然なこと。
でも楽しいことでさえ「思い浮かばない」「したいと思えない」「めんどう」と思うなら、心と体がヘトヘトのサイン。
休みたいと思うのは、ワガママでも何でもありません。
今、あなたに一番必要なこと。
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「誰かに頼れない」「甘えられない」というと、まるで悪いことのように聞こえるかも知れないが、そうではない。
自分で自分を守るために、強くならなきゃと決心することがある。その環境で生きていくために、頼らず甘えず生きるしかないこともある。
それほど過去のあなたは頑張ってきたということ。
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ACは、「我慢しすぎ」「考えすぎ」「警戒しすぎ」と言われやすい。
でも好きで我慢したのでなく、その環境で生きる為に我慢するしかなかった。
考えすぎでなく、不意打ちの攻撃で傷つかないよう心を守ってきた。
警戒しなきゃいけないような事が、幼少期に多すぎただけ。
実は性格のせいではない。
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「もうちょっと頑張らないとね」という、何気ない一言に深く傷つくことがある。
「今のままではダメなんだ」「もっと頑張らないと自分に価値がない」と自己否定したり、「頑張れないと認めてもらえない」「頑張れない私はダメだ」と落ち込むこともある。
どう捉えるかは、過去の影響も大きい。
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人が聞いてあげられる愚痴の量には、限界がある。
どれだけあなたが優しい人だとしても、責任感があるとしても、助けてあげたいと思っていたとしても...どうしても限界がある。
自分が潰れてしまわないように、聞かない時があっていい。
聞きすぎてしんどい時は、あなたも聞いてもらった方がいい。
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アダルトチルドレンの多くは自分が思っている以上に、能力や力を既に持っている。
その能力や力を抑え込んでしまうのが過去のプレッシャー。
成績が悪いと怒られる、ちゃんとしないと愛されない、失敗は許されない…そのような人に囲まれて生きてきた過去が「自分なんて」という自信のなさに繋がる。
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いい子やお利口さんは、子どもの努力の上に成り立っている。
親にとって「いい子」でいるためには、空気を読まなければいけない。親の表情を見て、自分を抑えなくてはいけない。
何十年とそうして頑張ってきた人ほど、自分らしさが分からなくなる。
自分らしさが分からないなんて、責めなくていい。
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「好きなことが分からない」「好きな人ができない」と悩むことがある。
だが、あなたの性格や心に何か欠陥があるわけではない。
子どもの頃、自分の好きなものではなく「これならOKしてもらえそうなもの」を選ぶなど、親に迷惑をかけないよう自分の感情を強く我慢してきた人ほどそうなりやすい。
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HSP気質があると、色々なものを感じ取りやすい。
でも、何を感じ、どう受け取り、どう行動するかは一人一人違う。
アダルトチルドレンの場合、この気質が負担になりやすい。
分かるから「しなきゃ」が強くなる。察するから「しちゃダメ」も強くなる。気質を活かすよりも、気質に苦しめられてしまう。
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アダルトチルドレンは、トラブルがあると「もしかして私が何かしたかな…」と焦る。不安を通り越して怖くなり、悪くないのに謝ってしまう事もある。
子どもの頃の経験から「人のせいにするより、自分のせいにした方が安全」と学んでいるとそうなりやすい。
でも、全部あなたのせいなんてことはない。
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吐き気、胃痛腹痛、頭痛、耳鳴り、息切れ、動悸、慢性的な疲れ、生理不調…
アダルトチルドレンは心身症に悩まされやすい。
精神的な疲労からくる場合、受診してもハッキリ原因が分からない。故に勘違いされやすいが、仮病でも甘えでもない。
「嘘じゃなく本当に辛いんだ」と、自分に許可していい。
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他人の気持ちには敏感だが、自分の気持ちには鈍感なことがある。
我慢したり頑張るのが当たり前だと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと心をマヒさせる事もある。
一緒にいると苦しくなる人がいるなら、あなたの心が傷付けられているサイン。
相手がいい人かどうかも関係ない。
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過去や親子関係に「今抱えている悩みの原因」があるからといって、過去を恨んだり、親を嫌いになる必要は無いのですよ。
そうなってもいいし、ならなくてもいいのです。
大切なのは「原因が自分のせいではなかった」と知って納得し、自責から抜け出すこと。これだけでも心がずいぶん軽くなります。
892
身体は鍛えられるが、心は鍛えられない。
鍛えられないからこそ「どう休むか」「どう回復するか」で、心を守ることが重要になる。
肉体的に過酷な訓練を受けている人でさえ、心は壊れる。
だから、「心が弱い」だなんて自分を責める必要は全くない。誰かから指摘される筋合いは、もっとない。
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酷い虐待で育った人や毒親育ちの人の話を見聞きして、「私はまだマシだ…」と思うことがあるかもしれない。
でも「こんなことで」「これくらいで」なんて思う必要はない。
暴力がなくても、普通の生活をさせてもらっていても、その人なりに愛してくれていても、心が傷つくことはあるのだから。
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幼少期に愛された経験が、「うまくいく気がする」「大丈夫」という自信を生み出す。何か出来ても出来なくても、自分には価値があることを親が教えてくれる。
だがアダルトチルドレンの場合、なぜかうまくいかない気がする。「どうせ何も変わらない」と始める前から諦めてしまうのには理由がある。
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頑張れない時は「どう頑張るか」ではなく、「どうやったら頑張らずに済むか」を考える。
減らせる家事はないか、やらなくても何とかなることはないか、手を抜けるものはないか探す。
愚痴を聞くか迷ったら「聞かない」、自炊か総菜で迷ったら「総菜」という具合に。
初期に休んだ方が、回復は早い。
896
子どもの頃、親に愛されるために「自分の欲求を我慢」することを覚えることがある。家族の平和を保つためにそうすることもある。欲しいものを求めることはワガママで誰かを困らせることだと思う。
その結果、自分より他人の欲求を優先するようになる。
自分の気持ちを素直に伝えることが怖くなる。
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「困ったことがあっても誰も自分のことを守ってくれない」と思うことがある。
頼りたい時に頼れなかったり、助けてもらえなかった経験があるとそうなりやすい。
だから人を信じるのが怖い。信じたいのに、裏切られるのではと思う。ACの抱える生きづらさは性格よりも、過去の不安感からくるものが多い。
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限界が来た時。
「もっと早く言ってくれれば」「何故言わなかったの」と責められることがある。言わなかったあなたが、まるで悪いかのように。
でも違う。
言っても意味がないと思わせる環境だっただけ。心身が追い詰められると心が麻痺する。
言わなかったのではなく、その環境では「言えなかった」
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アダルトチルドレンは、自分を大切にするのが苦手。
「自分を愛そう認めよう」と言われて戸惑う。理解できなかったり、イラッとしたり、出来ない自分を責めることもある。
そう思えなくて当然の環境で育ったのだから、今はそれでいい。
自分で自分を追い込まず、「まだそう思って当然」と認めてほしい
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アダルトチルドレンは人を信じられない、人を頼れないと悩む。その原因が自分の性格や努力不足のせいだと思い込み、自分を責めてしまう人はあまりに多い。
でも違う。知らないから『まだ』出来ないだけ。
子どもの頃に人との距離感や人を信じること、人を頼り甘えることを教えられていないのだから。