自分の意見が言えない、と悩むことがある。 ちゃんと意見を言えている人を見て「なんで私は…」と落ち込む事もある。 だが、その人とあなたの違いは能力や努力なんかではなく、育った環境の差かもしれない。 子どもの頃、「自由に意見を言える環境だったのかどうか」はとても大きい。
普段穏やかな人が、安心できる人の前でだけ別人のようになることがある。 この人なら受け入れてくれるかもという期待、いつか離れていくなら早く切ってしまえという恐怖が渦巻く。本当は失いたくないが、その人の前でだけ嫌な部分を曝け出してまう。 親を信じきれず甘えられなかったACに多い傾向の1つ
子どもの頃に身近な大人(主に親)に言われた言葉は、まるで「シール」のように心にべったり貼りつく。 子どもの頃に貼られた「言葉シール」は、頑張って剥がさない限り大人になっても残り続けてしまう。 それが良い言葉なら元気が出るが、「悪い言葉」のシールを貼られてしまうと苦労する。
「聞いてあげたい」「助けたい」と思えるのは素敵なこと。 でも幼少期に大人の愚痴や不満ばかり聞かされていると、「してあげたい」が「しなきゃダメ・するべき」というプレッシャーに変わり、「私ばかり」と不満が募り苦しくなってしまう。 もう、あなただけがしなくても大丈夫。よく頑張ったね。
AC+HSP気質の場合、「察する能力の高さ+やらなきゃ」の両方に縛られる。 相手の求めることが分かるから「何をどうするべきか」五感フル稼働で考える。無視できず、疲労感が物凄い。 「相手を喜ばせなきゃ」という思いが強いと、ベストを尽くしても「これでよかったのか」と一人反省会でヘトヘトになる
喧嘩や争い大声が苦手という人は多いが、争いの多い家庭で育った場合は「苦手を通り越して恐怖」を感じる。 だからその場を和ませよう、相手の機嫌を直そう、これ以上怒らせては駄目だ…と焦り追い立てられる。自分が悪くないのに謝ったりする。 「なぜかしてしまう」には、ちゃんと理由がある。
「なんか疲れた」と思うことがある。 寝てもスッキリせず、ゴロゴロしても疲れが取れず、遊ぶ元気もなく、何をしても気持ちが晴れないことがある。 頑張りやの人ほどそんな自分を責めてしまうが、「なんか疲れた」は我慢の限界を知らせるサイン。 優しくて頑張りやのあなたに体が教えてくれている。
あれもこれも辛かったと思っていいし、本当は悲しかった寂しかったし、ああして欲しかったこうして欲しかった…と思っていいんですよ。 「未だにこんなこと言ってるなんて…」と責める必要なし。 だって当時蓋をするしかなかった気持ちに、今やっと気がつけたのですから。 これは、「できた」です。
「70点でOK」「ほどほどでOK」と思えれば、楽になる。 でも全力で頑張るのが得意な人は、そう思えなくても大丈夫。「頑張ると休む」をセットにする方が合うこともあります。 「ありのままの自分が好きになれない」だとしても、大丈夫。出来る自分の方が好きでもOKだし、嫌いにならなければ十分です。
子どもの頃どんなふうに過ごし、何を大切にしてきたのかが、『大人になった時の人間関係』に影響を与える。 親に機嫌よくいてもらうことを何より頑張ってきた子は、他人の機嫌に敏感になり、他人のために動く。 何かを達成し認めてもらうことを頑張ってきた子は、ほどほどが苦手になりやすい。
「なぜ私だけがこんな目に遭うんだろう」 「どうしてこんなにうまくいかないんだろう」 このように思うことがある。 今感じている生きづらさがあまりにも大きい場合は、「過去の辛いできごと」と重なっている可能性がある。 過去の辛い経験と目の前の出来事が重なると、苦しみが膨らみやすい。
アダルトチルドレンは、限界近くまで「辛い」ということに気がつけない。 周囲の人の気持ちを考えているうちに、自分のことまで考える余裕がなくなる。気がついた時には、何が辛いのか分からなくなる。 「どうしていいかさえ分からない」のは、あなたのせいではなく、それほど疲れきっているから。
許せない人がいる、あなたへ あなたが今許すべきは「あの人」ではありません。あの人を許せない、許したくないと悩む自分自身。 そう思う自分を認めて「それでいいよ」と許す。許せないことを責めないでOK。 まして誰かに言われて、許さなくていい。 そうしたいと思った時にあなたが決めたらいい。
ポジティブな言葉が受け入れられないことがある。 そもそも苦手なら、それはそれでOKです。 「ポジティブな言葉で元気が出たこともあるが、今は見たくない」と思うのなら、今はそれほど疲れているということ。 ポジティブな言葉を見て元気が出るようになれば「回復したサインだ」と思ってみましょう。
攻撃欲の裏には、支配欲が隠れている。 支配欲が強い人ほど、ターゲットを集団の中で激しく攻撃しする。「ダメな人」「おかしな人」「使えない人」というレッテルを貼り、自信を失わせ、その人の周囲から味方を奪う。そうすることで無気力にさせる。 これは学校や会社だけではなく、家庭内でも起こる
恋人、家族、社内の人間関係… 逃げられない状況で理不尽な攻撃を受け続けると、思考が停止する。 まともに考えていたら頭が混乱しておかしくなってしまうから、心を守るために思考を鈍らせる。痛みを感じないよう、心を麻痺させる。 いつの間にか、「自分がおかしいのでは」と思い込まされてしまう。
家族の中で孤独を感じていた人ほど、集団に苦手意識を持ちやすい。 性格のせいではなく、過去の経験がリンクして心に壁をつくる。 ふと疎外感に襲われ、空気のように扱われて話に入れてもらえないと感じる。自分だけのけ者のような居心地の悪さを感じる。どうせ私なんていなくても一緒なのではと。
断われない、嫌と言えないと悩むことがある。疲れているのに笑顔で話を聞く。 そんな自分を責める必要は無い。本当は「出来ない」のではなく、無意識に「そうしない」を選んでいる。 共感してもらえることの大切さ、話を聞いてもらえない辛さを知っているからこそ、相手を拒否することに躊躇う。
ACだと、「あの子は普通の親でいいなぁ」と羨ましくなることがある。 そんなこと考えても、無意味だと思うかもしれない。思っても仕方のない事だ、今さら…と言われるかもしれない。 でも、思って良い。 そう思う自分を責める必要はない。それだけ辛い出来事が、たくさんあったということだから。
「親を大事にしないと後悔する」と他人からアドバイスされ、苦しみ、罪悪感に押しつぶされ、自分を責めてしまう人を大勢見てきた。 だがそう思い悩む時点であなたは、意図的に親を大事にしていないのではない。 あなたは既に子どもの頃からずっと親を大事にしてきた。そして、今に至っているはず。
もっと辛い人がいる、弱音を吐くな、世の中そんなに甘くない…このように言われることがある。 その人自身そうやって育てられたのかもしれないし、悪気はないのかもしれない。 だがこれらの言葉は、否定に繋がる。 「自分なんて」「どうせ」「やっぱり」という気持ちが増幅され、本音が言えなくなる。
自分のせいかも、悪口を言われているのかも、嫌われるかも… 無意識に次々と不安を探してしまう人がいる。 過去に「あなたが悪いんじゃないの?」「人のせいにしない」と自分を否定された経験が多いほど、そのような思考に陥りやすい。 ネガティブなわけでも考えすぎでも、真面目過ぎるわけでもない。
アダルトチルドレンは、仕事や人間関係で自ら立場を悪くしてしまう事がある。 期待に応えられないかもというプレッシャー、裏切られることへの警戒、見捨てられる恐怖、本当の自分を知られる不安、どうせ自分なんて…という諦め、急にすべてを断ちたくなるなど、過去の家庭環境によって反応は異なる。
人の世話は得意なのに、自分の世話が苦手な人は案外多いです。 でも実は「出来ない」んじゃなくて、子どもの頃に教えられていないから「慣れていない」だけ。 だからいざという時に慌てないように、「自分のお世話方法」を準備しておく。 負のループを断ち切る方法があると、素早く回復できますよ。
真剣な話し合いが苦手な人がいる。 子どもの頃に気持ちを話した時、否定されたり怒られたり、親を悲しませた経験があるとそうなりやすい。 自分の考えを伝えようとすると泣きそうになったり、不安から喧嘩口調になったり、つい笑ったりふざけてしまったり、遠回しに嫌みを言ってしまうこともある。