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一生懸命伝えても、相手にわかってもらえないことがある。
あなたの伝え方が悪かったのではなく、「相手が受け取れなかった」だけなのかもしれない。
理解が及ばなかったり、育った環境や価値観、性格があまりに違いすぎることもある。
わかってもらえないのは、「あなたのせい」とは限らない。
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自分軸の基準は、自分がどうありたいか、自分がどうしたいか。
他人軸の基準は、相手がどう思うか、相手からどう見えるか。
ACの場合、『親軸』がとても強い。
他人軸同様に「親がどう思うか」が物事の中心になるのはもちろんのこと、自分軸にも侵食する。
だから自分が分からなくなるし、生きづらい
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アダルトチルドレン+HSP気質を持つ人は、見た目では分からない。
幸せな家庭で育ったように思われていたり、いつも笑顔で優しかったり、堂々として頼りになったり、社交的だったり・・・繊細や悩みなんて言葉とは無縁に見えることも多い。
でもそれこそが、過去に培った『自分を守るための鎧』。
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親から「出ていけ」と言われることがある。
本気で出ていけと言われることもあるが、実際にはそう思っていない(出ていけ=いうことを聞け)こともある。いずれにせよ心に深い傷を残す。
「また言われるかも…」という不安が、なかなか消えない。
必要とされていないのでは、という恐怖も付きまとう。
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<ACが抱えやすい気持ち>
・自分のせいで…
⇒我慢することで、家族の平和を保ってきた人に多い
・自分なんて…
⇒親に「ありのままの自分」を受け入れられてもれない事による無価値観
・恵まれていることへの罪悪感
⇒過干渉の場合に多い。嫉妬されることへの恐れ、どうせ理解されないという諦め
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自分のために休むのが苦手な人がいる。
やるべきことが終わってもくつろげなかったり、自分だけ楽をすることに罪悪感が出て、限界まで動き続ける。
これがなかなかしんどいが、子どもの頃からずっとそうだったから追い立てられるように動いてしまう。
楽をすること、休むことに後ろめたさが出る。
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ACに影響を与えるのは、親だけではない。祖父母が、親以上に影響を与えるケースもある。
特に、母と祖母の仲が悪い場合はそうなりやすい。どちらかの味方をすると、どちらかが不機嫌になるから。
自分の話を聞いてもらうべき時期に気を遣い、大人の愚痴を聞かなければいけなかった弊害は大きい。
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自分より、相手を満足させることを優先する人がいる。
幼少期に家族のバランスをとってきた人に多い傾向だが、このスキルは仕事で高く評価される。
自分の感情・思考・欲望を抑え込むからとにかく疲れるが、コミュニケーション能力の高さは素晴らしい。ただし、一人になった時のダメージがもの凄い。
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AC+HSP気質だと、言い争いの場にいるだけでしんどい。
「自分のことじゃない」「気にしなきゃいい」という簡単な問題ではない。
言い争う空気、表情、声色、両者の気持ちが全て一度に入ってくるから、情報量がとにかく多い。情報を処理するだけで疲れ果てる。苦しい過去とリンクすると恐怖さえ加わる。
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事件や事故、虐待などの酷い経験だけがトラウマになるのではない。
褒めてもらえない、いつも誰かと比較される、心休まる家庭環境ではなかった、過干渉で自由がなかった、いつも気を遣っていた…1つ1つは小さくても長期間ストレスを感じ続けると心的外傷となる。これくらいで、なんて思わなくていい。
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大好きだったはずの人と、一緒にいるのが辛くなることがある。それが恋人や友達のこともあれば、家族のこともある。
そんな時は、心に深い傷を負ったままになっている。
大好きな人だからこそ、何気ない一言が深い傷になる。冗談だとしても。
信じる気持ちが大きかった分、怒りや憎しみも出やすい。
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心の傷が睡眠障害となって現れることがある。
寝つきが悪く目覚めも悪い。
一番調子がいいはずの朝に、既に疲れている。
誰でもそういう日はあるが、子どもの頃からずっとそうという人もいる。
幼少期から緊張しっぱなしだったり、気を遣う環境で過ごしていると、それが当たり前になり気付きにくい。
740
アダルトチルドレン+HSP気質だと、とっさに言い返せず後悔しやすい。
家に帰って「あの時、言い返せば良かったー!!」と悔しくなることがあるかもしれない。
でも実は言い返さなかったからこそ、その程度で済んだ。
とっさに言い返さず丁寧に言葉を選ぶのは、あなたと周囲の心を守る強みでもある。
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自分らしさが分からない人がいる。
「大人が考えるいいこ」を演じ、認められようと頑張ってきた人に多い。(出来たかどうかは関係ない)
今の自分が誰かの求めている自分像なのか、演じている自分なのか、何が本当の自分なのか分からない。
自分が感じている感情でさえ、本物かどうか疑ってしまう。
742
アダルトチルドレンが、「八方美人」「誰にでもいい顔をする」と非難されることがある。
でも実のところ『好かれるため』ではなく、『嫌われないため』にそうしていることが多い。相手を傷つけないため、不快にさせないために、丁寧に言葉を選んでいる。
自分が得するためにそうしているのではない。
743
子どもの頃から「しっかりしなきゃ」と思って頑張ってきた人ほど、大人になっても責任を感じやすい。
「親に笑ってほしい」と思ってきた人は、大人になって周囲にも同じように願う。
過去の影響は、確かに根深い。
だが、今はもう「自分にとって心地いいもの(自分がラクなもの)」を選んでいい。
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アダルトチルドレンは、相手を怒らせず悲しませないように頑張る。
相手が笑顔だとホッとする。ここに居ても良いと思えるから。誰かを大切にするのは素敵。でもその為に自分を抑え続けると、ストレスが心身反応となって現れる。
あなたが弱いのではない。
不調が出るまで耐えたのだから、むしろ強い。
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「人を信用できない」と悩み苦しむ人がいる。
信用するメリットもデメリットもあるから「できないとダメ」なんてことはない。
だが、信用したいのに出来ないと悩むケースの大半は、子どもの頃に大人を信用出来ていない。
信用できない心に問題があるのではなく、「信用できない過去」を抱えている。
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子どもの頃に抱えた心の葛藤は、人間関係を通して表れる。
友人が出来れば友人関係、恋愛をすれば恋愛関係、結婚すれば夫婦関係、子どもがいれば親子関係を通して表れる。
悩みの根本が親子だからこそ、どうでもいい人達よりも自分と近しい人との関係で顕著になる。だからとても苦しい。
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「こんな私だけど愛してくれる?」と試し行動をとることがある。
「こんな私を好きなわけがない」「いつか離れる」と不安を感じ、自ら関係を断つことがある。
心の内側では「こんな私も含めて受け止めてほしい」と願っているが、「家族でさえ受け入れてくれないのに」という思いがブレーキをかける。
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頑張る、にも色々な基準がある。
アダルトチルドレンの「まだ頑張れる」は、理想的な環境で育った人たちの「もう無理、限界」に近い。
「まだ」「あと少し」と無理を重ねていくうちに、とっくに限界を超えてしまう。
怖いのは、限界を超えると「離れる」「逃げる」という選択肢さえ選べなくなること
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誰とも会いたくなくなったり、ストレスから心身に不調が出たり、どうしても動けなくなることがある。
そうなったとしてもあなたがおかしいなんてことはないし、弱いとかやる気の問題でもない。
理不尽な環境やいじめといった、負のストレス状況に対する「とても真っ当な反応」ともいえるのだから。