201
フルパワー、最大出力時の自分を基準にして予定立てるのやめたい。ほんとやめたい。
・今日、やれると思って見積もった作業量を半分にする
・これくらいかかるだろう、と見積もった時間を二倍にする
これが徹底できれば、自尊心はむしろ、高まる。
ハードルを下げる勇気だいじ。超だいじ。
202
へー!スランプって、「脳が何かを自動的にできるようになったときに起こる現象」なんだって!つまり今まで通りの練習が功を奏して、自転車を無意識で運転できるかのように、その練習で鍛えた動作が無意識でもできるようになってしまった。だから、同じ練習ではなかなか上達しなくなってきている状態。
203
3つ以上の居場所を常に持つべきだ。会社(学校)と家と、少なくとも、もうひとつ。趣味仲間でも勉強仲間でも何でもいいから、とにかく3つ以上の価値観を互いに監視させる。そうすると「サービス残業も仕方がない」「辛くても学校は頑張って通うべき」みたいな異常な考え方に、異常だって気づける。
204
完璧主義の人間は、実はむしろ「やりすぎない」のが長続きするコツだったりする。やり過ぎると身体がその疲労感を覚える。やり始めたばっかりの頃はその疲労感が達成感として快感に感じられるけど、だんだん新鮮さが薄れてくると、疲労感だけが残ってしまうから、なかなか続かなくなってしまう。
205
完璧主義って不安の裏返しで、不完全さを後悔するのが怖いのかもしれない。完璧主義の人間が意識してきたえるべきなのは、「中途半端な状態で公開する度胸」の方なのかも。
206
しんどい状態だけど、どうやって抜け出したら良いかわかんないってときは、これ以上自分を痛めつけないこと、をまずは最優先にする。夜更かししたり、飲み過ぎたり食い過ぎたりしない。身体に良くておいしいものを食べる。まずはそれだけで良い。
207
ふざけてお互いをディスり合うより、冗談交じりで「われわれってマジで天才だよね」って言い合える関係性は尊い。人間てあんがいチョロい脳してるから、褒めあってると「本当に天才かもしれないな……?」って思い込みはじめて、実際思考のタガが外れて自信ある決断やら発言ができるようになっていく。
208
仕事も生きることも人間関係もすべては「ごっこ遊び」なので、真剣に役柄に向き合えた人から楽しめるシステムになっている。でも人間なのでどこかでやっぱり「素」に戻ってしまう。演じている自分に気づいてしまう。だから一日の中で「楽屋裏の時間」と「舞台上の時間」を明確に分けることが必要。
209
経験上、誰かに嫉妬したり、「自分のほうが頑張ってるのに……」みたいな思考になるときは、暇してるか、傲慢になりかけてるときなので、バランスをとるために自分よりすごい人、尊敬できる人、気圧されるような人のところに行くようにしている。
210
自分にとっての排泄行為、つまり「デトックス」にあたる習慣を知っておくのすごい大事。ドカ食い、惰眠をむさぼる、エログロ漫画を読み耽るとか……。「整える」ために必要な習慣を、ただ時間の無駄、悪習慣、つってぜんぶ撲滅しちゃうと、その歪みは必ずどこかに現れてくる。
211
正義が自分側にある時、人間の本性が出る
という言葉がTwitterで流れてきて、たしかにその通りだなぁぁと思った。怒りに正当性と味方が加わると、人間はどこまでも残酷になれる。今回、自分の中にもそういう衝動があることを痛感させられた。正義を感じるとき、自分は残酷になっているかもしれない。
212
腹立つ人からは距離を置いた方がいい。少しずつ、でも着々と。それでも、たまに「思い出しイライラ」しちゃうことがあるだろうけど、そういうときは「おお、随分思い出す頻度も減ってきたなぁ」ってことを、まずは実感するようにしてほしい。
213
この前読んだ久石譲さんの本に、「サンドイッチ理論」ていうのが書いてあってそれがすっごく印象的だった。「第一印象は絶対正しくて、付き合っていくうちに印象が変わるけど、最終的にはやっぱり第一印象に戻ってくる」んだって。
214
最近、気づいたら自分史上、最も活動的なんだけど、意識したことといえば
・ハードルを思いっきり下げる
これを徹底しただけ。
やる気がおきない作業は、5分、いや30秒、と、できるまで短くしていく。
運動できないなら家から出るだけにする。
片付けられないなら目についたゴミだけ拾って捨てる。
215
「やるかどうか」で迷わない、っていう思考法、すごくストレスから解放されるからオススメしたい。
例えば「今日はジム行こうか、どうしようか」という思考が頭をよぎったら、とりあえず、準備をはじめる。これは迷う思考を遮断するのが目的なので、1分でも30秒でもかまわない。
216
アイデアが思いつかないときは、「いいアイデア」をだそうとしているからで、「駄作をまずは10個くらい考えよう」って発想に切り替えると今度は面白いくらいくだらないアイデアがぽんぽん出てくる。はずみで面白いのがそこから生まれたりする。思考にブレーキをかけないで。
217
「言ってることが理解はできるけど、共感はできない」「この人のこと、ぜんぜん好きじゃないけど言ってることには賛成」「すごく共感できるし、かわいそうに思うけど、やっていることは間違っていると思う」「好きじゃないけど愛すべき対象」「めんどくさいけどやりたい」全部成り立つ。
218
生活リズムやらメンタルがごちゃってるときの立て直し手順書
①あきらめる
・理想や目標が膨張しすぎて逆に自分を責める原因になっている可能性。その理想を一旦あきらめる
・理想や目標を押し付けてくる人(上司とか親とか友人とか)も一旦無視
・まずは立て直すことが今、最優先であることを忘れずに
219
あなたがどんな仕事をしてるかとか、あなたが役に立つ人かどうかよりも大切なのは、「あなたが生き生きしているかどうか」だったりする。生命をほとばしらせている人はそれだけで周りを明るくする。だから楽しんでしまっていい。楽しんだ方がいい。「楽しめないよ…」というならまず、楽をしよう。
220
そうか。
好きなことをする=自由に好き勝手にふるまって生きる
ではなくて、
好きなことをする=自分とおなじ「好きなこと」をしている人たちの世界で生きる
ということなのだ。これもまた、他者とのかかわり方の話なのだ。
221
目標は低いほうが自己肯定感が育つ。
一日の目標を「これくらいはできなきゃだめだ」というレベルにすると、たいてい達成できないので自己肯定感がダメージを受ける。
「本当はもっとできるけど、今日はこれくらいにしておこう」くらいに留めておくと、達成感が得られるので自己肯定感が育つ。
222
努力した結果って、急に現れてくるんだよね。ある日突然、スコアや記録が伸びる。その瞬間がいつ訪れるのかはわからない。結果が出ない日々を、淡々と過ごすほかない。だからこそ、努力を続けるのって難しい。結果が出ない努力を、それでも続けられるかどうか。
223
これは焦っている人に伝えたいことなんですが、大きい決断は、もやつきはじめてから実際に行動に移せるまでに1年とか2年、ふつうにかかります。
仕事やめたいなーと思って実際に辞めるまでに1年以上かかるのは普通。
行動に移せなくてもモヤモヤを貯め続けていれば、いつかそれが行動になる。
224
「初対面の時は結構話せるんだけど、ちょっと仲良くなってきたくらいの距離感になってくるとだんだん気まずくなる」症候群は、学生とか社会人なりたてくらいのときは欠点のように感じるけど、実はこれくらいのゆるい関係の方が、仕事の話がしやすい。これは欠点ではない。使い方によっては凄い武器。
225
悩みを相談されると、ついつい「答え」を言ってあげたくなっちゃうけど、そこをぐっとこらえる。悩みを話す人は、自分の中にあるもやもやを言葉にしたいのだ。「答え」は、その言語化の作業を止めてしまう。もっとたくさん言葉が溢れるような「質問」を返せる人こそが、ほんとの聞き上手なんだと思う。