576
他の人がやっていることを気にしすぎると、「今の自分」から遠ざかっていく。
考えるべきなのは
・今の自分に何ができるか
・今の自分は何を必要とされているのか
・今の自分はそれにどう応えられるのか
これだけでいいんだけど、他人を気にすると自分もあれくらいやんなきゃ、とか思ってしまう。
577
「やりはじめないと、やる気は出ません。 脳の側坐核が活動すると やる気が出るのですが、側坐核は、 何かをやりはじめないと活動しないので。」 何度でも引用。/池谷裕二
578
めんどくさいと思ってる自分を責めるな。やろうと思ってる自分を褒めろ。
579
「やりたいこと」が無くても、「やりたくないこと」ならいっぱいあるでしょう。「やりたくないことをやらない」というのも、けっこう立派な「やりたいこと」だと思う。
580
がんばってるのに妙にしんどいな、っていう時期は、全体的に色々なことのハードルが上がってしまってることが多いみたい。
「ていねいな暮らし」と「完璧主義」はわりと表裏一体なので、
そういう時期は「ハードルをガンガンに下げる」ことだけに意識を集中するといい。
581
退屈を刺激で埋めようとするな。退屈は、刺激依存からの離脱症状だ。強い刺激で人生を紛らわせるな。強い刺激に慣れすぎているせいで、内面から発せられる声、とても弱いがたしかに自分自身の「やってみたい」という声、意欲の種である、その声に気づけないのだ。じっと退屈を享受せよ。
582
あなたに必要なのは、「恩返しを想定しない、ただ一方的に助けてもらう勇気」です。お返し禁止です。まぁ感謝くらいはしてもいいけど、「もらったら返さなきゃ」っていう義務感が人に頼るのを阻止しているので、それを外す練習です。
583
全部自分のせいにしてしまうストイックな人のための別な角度からの考え方「実は今、日本はけっこう生きるの大変な国です」「あなたの所属する組織の構造上の問題点のしわ寄せが、たまたまあなたに行ってる可能性があります」「言うまでもないですが相手にも問題がありました」「運が悪かった」
584
「善意は自己満足」と考えたほうが楽。
善意は余計なお世話であり、自分が気持ちよくなりたいがための行為であり、受け取ってもらえたらむしろこちらが感謝すべき行為。見返りなんてなくて当然。
見返りを期待した時点で「お徳ポイント」は入らないので、そんな善行はやるだけ無駄。
585
「自分に正直であり続ける」ということは本当に大切だ。
自分に嘘をついている人はすぐにわかる。明らかに言葉の力が弱いか、強すぎる。自分語りが多い。不安だからだろう。
しかしやっかいなのは、自分に嘘をついていることに、自分ひとりではなかなか気づけないということだ。
586
「もっと自分にやさしくしよう」と言われて一瞬わかった気になっても、具体的にそれってどうやるのかがずっとわからなかったのが、最近、少しずつわかってきた。たとえば「仮病を使って休む」とか「ギブアップ宣言する」とか、人に迷惑をかけてでも自分をいたわるのが、自分にやさしくするということ。
587
なんで自分だけ…って悩み方ばかりしてると、びっくりするくらい孤独になっていく。悩んだ結果を共有する相手がいないからだ。自分のことを考えるときには、「これって、わりと同じことで悩んでる人いるんじゃないかしら」って視点で考えて、研究結果を他人と共有できる言葉にしておくと良い。
588
創作するときのモチベーションって、大別すると
・わかってほしい(承認欲求)
・自分のおもいを、できるだけ完璧に表現したい(表現欲求)
の両極があると思うんだけどどうだろう。
前者だけだと、大衆に迎合して表現の完璧さを犠牲にしがち。
後者だけだと、完璧さに固執して孤高になりがち。
589
結局のところ、疲れているときはどんなに仕組みを整えようと、惰性的な時間の使い方をしてしまうもので、大切なのはそんな自分を責めないということなんだなぁと。そこまで疲れているときって絶対に理由があるはずだから、そこまで頑張った自分に好きなだけ「全くもって無駄な時間」を過ごす許可を。
590
「君は気遣いが下手だね」って言われたからって気にする必要とかない。それは単に、「その人が思う気遣い」に、あなたの得意な気遣いが当てはまってないだけ。あなたの心遣いをしっかり感じ取ってくれる人も沢山いるので、そういう一括りにするような言葉に惑わされないで頂きたい。
591
学習性無気力症におちいっているときには、やる気が起きず、やる気がないから何もできず、何もできないから自分を責め、落ち込み、さらにやる気が落ちる、という負のループからいかに脱出するかが鍵になるんだけど、そのきっかけになるのは、超簡単な約束を自分として、それを守る、を繰り返すこと。
592
「何がきっかけでそれを好きになったんですか?」という質問を投げかけるチャンスをいつもうかがっているんだけど、これは相手が大切している価値観や思い出を知ることができる上に、ほぼ間違いなく盛り上がれる質問なので、仲良くなりたい人との雑談にはぜひ使って欲しいのでここに置いておきます。
593
自分が囚われている殻みたいなのを破りたいときはやっぱりある程度、悶々と過ごす時期が必要で、そうやって内側からコツコツと殻にヒビをいれていきながら、でも最終的には、殻の外から軽い一撃を加えてくれる「誰か」が必要になる。一人で悩むことと、誰かに相談すること、どちらも必要。
594
人間の脳は、人間の社会ほど進化しちゃいない。ほっとくと、良くないことばっか考えるようにできている。これはもう、そういう構造になっているんだから仕方ない。だから意識的に、良いことを沢山思いださなくちゃいけない。楽しいことは埋もれてしまうから、それは自分で掘り起こさないといけない。
595
「セルフブラック企業」なる言葉に強く感じ入るものがあった。英語として正しいかは別として、自分で自分の仕事を勝手にブラック化してしまう。勝手に残業。勝手に仕事のことばっかり考える。不安になる。。。知らずしらずのうちに、そういうことしてること、あるかもしれない。
596
できるときの自分、やる気に満ちてる時の自分を基準にして予定を立てるのをやめるだけで、自己肯定感はけっこう上がる。
・今日できると思った作業を半分にせよ
・かかるとおもった時間はその倍かかると心得よ
これを徹底するだけ。
ハードルを下げる勇気、だいじ。
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仕事をやめるとか、新しいことをはじめるとか、今までいた場所から違う場所に行くのは、ものすごく勇気がいる。
大きな決断をするときに必要なのは、今いる場所への不満と、新しい場所の知識と、挑戦する勇気。しかし、普通に生活していると、貯まるのは不満ばかり。
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「めんどくささ」を感じる原因は
・ひとつひとつの作業が1分以上かかる
・何から手をつけていいかがわかっていない
のうちのどちらかな気がする。なので
・一度にこなす作業は1分以内に終わるくらいに分解する
・「まず何からすればいいのかを考える」という作業を最初に入れる
というのが効果的。
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この考え方はすごく自分を救ってくれたから、他の誰かのために何回も言うけど、今解決できそうにない問題は、抱えて、持ち歩く事に意味がある。無理して今、解決しようとしなくていい。しんどいな。つらいな。っつー気分、それって何かの伏線だから。これから起こる、感動のフィナーレ的な、何かの。
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あっちこっち飛び回るのが得意な人は、長い年月をかけ「新しい場所でのストレスをさばく技術」をこしらえ、一箇所に腰を据えるのが得意な人は、長い年月をかけ「同じ人間関係の中で生じる様々なストレスをさばく技術」をこしらえてきた。自分はどっちが得意か。苦手な方を無理してやろうとしてないか。