転職活動に慣れてくると、書類選考に通るのは当たり前になります。それは、別に自分の人材としての価値とかの話ではなく、「自分の経歴的に狙えそうな求人」の見極めができるようになるからです。職務経歴書の書き方で受かる落ちるというのは1割程度の話で、書類選考の9割は「企業選び」で決まります。
当然、会社としては、優秀な人に他の社員を助けたり教育したりしてもらって組織全体として回る方が良いから、「社員のコミュニケーション促進」という建前で、「一部の優秀な人に仕事が片寄る」状況をあえて作るのはプラスなんだろうけど、本人にとってはマイナスしかないよね。会社の奴隷じゃないし。
先輩社員が入社初日からタメ口聞いてくる会社に、ロクなところは無いです。本当です。
ボーナスが沢山貰える会社を良い会社だと思っている人が多いですが、年収に占める賞与の割合が大きければ大きいほど将来年収が大幅に減る可能性があるので、全然良いことではないです。住宅手当などの福利厚生も同じ話で、会社都合で無くなる可能性のあるものを有り難がっているのは危険だと思います。
20代の頃、大手企業の就活セミナーで「先輩社員代表」として登壇し、就活生相手に「この会社で働く意義」「海外営業の仕事の醍醐味」などを語っていたとき、実は既に転職を真剣に考えていたし、飲み会文化とパワハラまみれの会社に心底嫌気が差していた。スピーチ原稿は人事部から渡されたものだった。
社員の平均年齢が45歳を超える職場だと、これらの用語が毎日飛び交っているイメージです。
「この会社を辞めたら、もっと良い給料/待遇の会社は恐らく見つからないだろうな……」という自覚が出てきた時こそ、中長期的な転職を意識して働いた方が良いです。 その状態を放置すると、会社にしがみ付くモードに移行し、今後どんな理不尽があっても会社に逆らえなくなります。終わりの始まりです。
転職を検討するとき、「でも退職金が…」と二の足を踏む人が多いけど、「30年後にもらえる2,000万円」の為に、他社に行けばもっと稼げる優秀な人材がずっと転職しないで、人事異動にも転勤にも文句言わず何でも従ってくれるなら、会社にとってはめっちゃコスパ良いよね。退職金は、社畜の心を縛る鎖。
10年前か15年前にはとても仲良かったはずなのに、いつの間にか疎遠になってしまい、会話も合わず、ズレていってしまう友人がいる。それは仕方がない。悲しいけれどそういうものだと割り切るしかない。だからこそ、10年経っても15年経っても付き合える友人って何よりも貴重だし、有り難いものだと思う。
日系老舗企業から外資系企業に転職すると、あまりのカルチャーギャップに戸惑うことがあります。
結局ね、転職なんてしない方が楽なんですよ。転職活動ってすごく大変だし、時間ないし、メンタルやられるし。多少仕事で嫌なことがあっても、とりあえず我慢して明日も働けば「頑張らなくて済む」のは確か。でも、だからこそ転職で「自分の仕事を自分で選ぶ」行為には価値があるんだと、私は思います。
昔、先輩から頂いた言葉に「年収だけは妥協しちゃダメだ。給料は、社会に対する『自分の価値』だから。金持ちが偉いとかじゃなくて、『自分の価値』を平気で安売りしちゃいけないってこと」というのがあって、今でも私の心に響いてる。その先輩は今や某大手メーカーの欧州支社社長。本当に尊敬してる。
キャリアに「大逆転」はありません。新卒入社の会社がショボいと、そこから第二新卒で一発逆転なんてできないし、現職の給料が低すぎる場合、転職後の給料も期待はできません。少しでも逆転したいなら強い武器を作らないといけないし、それは生半可な努力では無理です。転職すればいいって訳じゃない。
出世はあきらめてもいい。出世がすべてではない。でも、キャリアをあきらめてはいけない。最近は「キャリアとか興味ない。定時退社して趣味を優先したい」と言う人もいるけど、そうじゃない。定時退社して余暇や家族のために使う時間とお金を長期的に確保したいなら、キャリアを強くしないといけない。
私が新卒で入った日系大企業、優秀な人は沢山いるし、転職すれば年収2倍になるであろう市場価値の高い人も結構いるのに、なぜかみんな転職しない。とにかく会社が好き。年功序列やパワハラセクハラにも文句を言わず黙って働く。日本の会社はこういう人たちに支えられてる。新卒入社の洗脳ってすごい。
30代半ばになって分かってきた社会人の基本ルールは、「楽してそこそこ稼ぎたいなら大企業」「何を言うかより誰が言うか」「出世するのは優秀な人ではなく要領の良い人」「正論を言っても仕事は進まない」「職場が良くなるのを待つよりさっさと転職した方が早い」「最後の最後に頼れるのは自分だけ」。
・メールが誤字脱字だらけ ・事前に送った資料を読んでいない ・「調べるより直接聞いた方が早い」と思ってる ・仕事を右から左に丸投げする ・「今ちょっといいですか?」と急に打ち合わせを始めたがる ・「明日AMまでに回答をお願いします」など謎に緊急の依頼をする 仕事ができない人の特徴です。
「公務員は安定している」と未だに思っている人がいて驚きます。「給料そんなに高くない」「転職しようと思っても市場価値が低い」「あらゆる副業ができない」と、もはや三重苦です。よほど「自分は国民のため、市民のために公の立場で働きたい」という強い意思のある人以外はやめといた方が良いです。
「自分で調べるより知ってる人に聞いた方が早い。その人の時間を多少奪っても、チーム全体では効率上がるから」と主張する人、ちがうんだよ。 ろくに調べもせずに質問してくるヤツは一発で信頼関係を壊すし、「この人に聞けば教えてくれる」と頼られてる人は1日に何十回も質問されてもう疲れてんのよ。
「第二新卒」「既卒」以外の中途採用は基本全部「経験者採用」なので、原則として未経験者を歓迎している訳がない。それでも「未経験者歓迎!」とデカデカと目立つように書くのは、「採用できれば誰でも構わない」か、「経験者を募集しても(給料が低過ぎる等の理由で)誰も来てくれない」というだけ。
大卒初任給(学部卒)20万数千円程度の微妙な日系大手企業も、実はその他に家賃補助+10万だったり、なんやかんや手当で+数万円あったり、地方転勤だとさらに+5万円の出向手当が付いたりするし、残業なし定時退社の部署も多いので、見かけだけ初任給高いキラキラ企業より余程良い。新卒入社はJTC一択。
求人票に書いてる「〇〇経験3年以上」などの条件を満たせないからって、それを全部避けて「未経験者歓迎!」のブラックっぽい案件にだけ応募するのは、あまりにも真面目すぎます。そんなこと言ってたら転職活動はできません。求人票記載の条件100%満たした人が受けに来るなんて企業側も思ってません。
過去の転職回数4回5回って…ある意味で「優秀な証拠」です。普通の人は、4回も転職したら雇ってくれる会社が無くなって無職かアルバイトなどになってしまいます。4回転職してフリーターになってなくて年収も維持できてる人は何回でも転職可能だし、自分の好きな仕事をして自由に生きることができます。
フルリモート活用して地方移住した友人、会社が「今年から出社に戻す」と言い出し、色々話し合ったけど結局会社辞めることにしたらしい。外資系でITだと今後ずっとフルリモート確約の会社もそこそこあるので、同じ条件で転職は難しくないとのこと。こうして、働き方がどんどん二極化していくんですね。
同じ会社で10年以上働き続けている人に、本当に優秀な人はあまり多くない。中途採用の面接してると、たまにそう思う。ガチで優秀な人材なら独立か転職した方が余程稼げるはずだし、好奇心と向上心があるので一つの場所に留まらない。「この仕事が好きだから」と言う人は大抵その仕事しかできないだけ。