巽好幸(@VolcanoMagma)さんの人気ツイート(リツイート順)

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みなさんの関心が高かった「蕎麦と火山」の関係。140字ではあまりに短いので、Yahoo個人ニュースに公開しました。よろしければご覧ください。#美食地質学 #蕎麦 #火山 #黒ボク土 news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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#能登半島#地震。被害が最小限となることを祈ります。 いくつかのマスコミで、一連の群発地震は沈み込むプレートからの流体(水)が原因と解説していますが、その可能性は極めて低いです:news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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トカラ列島の群発地震。南海トラフ地震や火山噴火との関係について解説しました。よろしければご覧ください! news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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#日本沈没 2006では #草薙くん にも当時論文投稿中だった #デラミネーション を解説。撮影後半年ほどして新橋を歩いていると、手を振りながら走り寄ってきた青年が「先生、論文出ましたか?」。何かのロケ中とのこと。もうびっくり! #タッキー もそうですが、半端なくいい子たちです〜
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先日のNHK地球火山チームとの飲み。#jジオジャパン はもちろん、#火山探検紀行 も話題に。火山のダイナミズム、温泉や食などの恩恵、噴火や山体崩壊と津波それに将来必至の超巨大噴火などの試練、これらをきちんと多くの人に伝える「火山アンバサダー」としても帰ってきてほしい。 #滝沢秀明
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その後日本各地でヒスイ輝石の集合体(ヒスイ輝石岩)やヒスイ輝石が発見された。いずれも「変成帯」に属し、地下深くまで持ち込まれた岩石が、宝石の代表格ダイヤモンドのように、高温高圧にさらされてヒスイが形成されたと考えられるようになった。
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沈み込む2つのプレートから絞り出された水が、世界一の火山大国を造る。列島に広がる黒ボク火山性土壌は一見肥沃にだが作物に必須のリンを固定する耕作不適地で、貧リン環境でも育つソバしか育てられなかった。現在美食の代表格である蕎麦は、先人たちがこの火山大国で生き抜くための救耕作物だった。
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#ちむどんどん もそろそろ終わり。琉球料理の本質はサンゴ礁の硬水に根ざす事。典型が生搾りの島豆腐や沖縄そば。そば出汁は硬水Ca,Mgが豚の生臭い成分(タンパク質)を灰汁として取り去るのでコクがあり旨い。この旨さは川崎や大阪大正区の水では出せない。奥の手はエビアン使用。#美食地質学 #沖縄
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フィリピン海プレートの運動方向がやや西向きに変わり、西日本を引きずる力が働くように。この歪みを解消するのが約1億年前の地質境界、「中央構造線」。年間1cm程度ずれ続ける。この断層運動の影響で瀬戸内地域には北東-南西方向のシワができる。これが瀬戸と灘、隆起と沈降の繰り返しを造る。
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日本海拡大説を京大グループが1980年代に復活させた。岩石中の微弱な磁石を用いて、岩石形成時の地球磁場の様子を調べた。ずれた「北」を元に戻すことで、1500万年前(最近は約1700万年前)西南日本と東北日本が観音開きのように回転移動、日本海ができたとした。これで日本海ジグソーパズルも完成。
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写真ありました! これが「鬼界海底カルデラプロジェクト」でタッキーが海底で採取してくれた石です! 縄文時代の超巨大噴火の後も、マグマが地下でどんどん作られている証拠になりました。解説はこちら→ news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi… #巽好幸 #滝沢秀明 #神戸大学 #鬼界カルデラ
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伊勢湾が異様に内陸まで入り込む原因は、伊勢湾-琵琶湖-若狭湾沈降帯の存在。この辺りは、フィリピン海プレートの沈み込み角度が極端に小さい(原因は私には不明)ために、高角だと海溝近くまで入り込める補償流が届かず、マントルは削られる一方で薄くなり地殻が沈降。#美食地質学 #郷土料理 #愛知
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現在の霞ヶ浦には近隣から河川が流入しているが、江戸時代初期には栃木日光から鬼怒川(常陸川)が流れこみ広大な香取海を形成していた。利根川のなど江戸から東京湾へ流れ込む河川の洪水対策として「利根川東遷」が1654年まで行われ、その結果霞ヶ浦は現在の姿となった。#美食地質学 #郷土料理 #茨城
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太平洋へ突き出す紀伊半島。多雨による森林からの栄養分が育むマグロ、山岳・森林・巨石が生んだ #熊野信仰、非火山性地帯に点々と湧く高温泉。これらが生まれた根本的な原因は、1500万年前の巨大カルデラ火山活動と残存マグマが固まった高温岩体隆起による山地形成。#美食地質学 #郷土料理 #和歌山
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地殻変動とマグマ活動で山国日本の川は急流、地盤中のCa,Mgを溶かす暇なく #軟水 に。一方平原+石灰質土壌のヨーロッパは #硬水。軟水は昆布の旨味成分を抽出、硬水はCaが昆布のネバネバ成分アルギン酸と結合、表面に膜を作り旨味が出ない。昆布出汁(=和食)は火山地震列島の恩恵です。 #美食地質学
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江戸人口集中で上質醤油や酒などは関西からの「下りもの」が菱垣廻船で運搬。中硬水醸造の灘・伊丹の高アルコール男酒は腐敗しにくく隆盛。一方軟水龍野酒は衰退。そこで発酵を抑え、乾燥気候特産品の塩や小麦・大豆と酒醸造技術を用いて1666年円尾孫右衛門が #薄口醤油 を発案。#美食地質学 #龍野
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ソバの生育には冷涼な気候と水はけの良い土壌が必須。また痩せた土地でもOK。これらの特性を持たすのは火山地帯。涼しい北海道や他の要因で高地のソバ産地もあるが、多くの所は火山の近隣。火山体が高いだけでなく、過去数百万年間の活動で地下に残された軽い岩石が隆起して山地を形成。#美食地質学
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#富士山 はなぜ日本一の山なのか?「 #滝沢秀明 の火山紀行2」が実現していたら、中心となったであろうテーマです。昨年私たちの考えを論文にしました。オープンアクセスではないので、解説を書いてみました。よろしければご覧ください。 news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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長い日本史でも経験したことがない試練、「超巨大噴火」。地質情報に基づく最悪のシナリオは「日本喪失」。ただしこの規模の噴火は低頻度で、過去12万年間で11回程度。確率を用いると、今後100年間に日本列島で超巨大噴火が発生する確率は1%。でもこの数値は決して「大丈夫」を意味する訳ではない。
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アナゴの産卵地はなんと「九州パラオ海嶺」の沖ノ鳥島海域。2500万年前の火山列島の1つ。親は産卵のために来た道を戻らずに、海底山脈に沿って南下。塩分濃度を頼りにこの島に集結、逢瀬するらしい。ロマンティック!こんな大移動をするアナゴ。いただくときは心して味わいましょうね!#美食地質学
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昨日来の降雪状況を見ると、日本海からの湿潤寒気の流れが、若狭湾ー琵琶湖ー伊勢湾沈降帯の低地を愛知県、三重県まで流れた様子がよくわかります。三重県での豪雪はさも異変であるような報道が多いですが、科学的には当たり前ですね。マスコミ関係者のリテラシー向上が望まれます。
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今日はタッキーの誕生日なんですね。おめでとう!近い将来「火山探検家滝沢秀明」と再会できることを祈っています。 #滝沢秀明
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関東ローム層3部作完結編。関東ロームは火山灰でない。ツイートよりは字数の関係もあり少しはきちんと紹介できました。よろしければど〜ぞ。 news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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火山探検家 #滝沢秀明 の始まりはマルム火山溶岩湖への降下。TBSに「先生もご一緒に!」と誘われたが、ジャングルを掻き分け1000m以上も登るので断念。当然タッキーはヘリと思いきや歩いて登った。エライ! この火山、日本と同じ沈み込み帯だが地下が異常高温で溶岩湖が誕生。
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昨日の阿蘇山噴火は火山の「ゲップ」のようなものでしたが、日本列島には阿蘇山を始め「超巨大噴火」を起こす火山が7つもあり、その発生確率は100年で1%程度。「変動帯の民」は食などの恩恵に浴すると同時に、試練にもきちんと対応しないといけません。#美食地質学news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…