巽好幸(@VolcanoMagma)さんの人気ツイート(リツイート順)

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駿河湾は水深が2500mを超え、日本でダントツに深い湾。湾底〜伊豆半島は松本〜北アルプスよりも急勾配の地形を作る。深海(>200m)が陸のすぐ近くまで広がるので、深海魚類がすぐ獲れる。この湾が日本一深い理由は、トラフ(海溝)が入り込み、ほぼ富士山の下を抜けて相模湾へ抜けるから。#美食地質学
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タッキーの思い出。火山探検紀行の音入れで昼からずっと一緒にお仕事。このためにプロに「読み」を習ったそうで、かっこいいナレーション! なんとその夜、私は夢の中でタッキーと火山について対談してました〜 今夜はもう一度DVD見よーっと。 www2.nhk.or.jp/archives/tv60b… #巽好幸 #火山 #滝沢秀明
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#伊方原発 運転差し止め仮処分。住民側は全面勝利と喜ぶ。しかし司法は #超巨大噴火 が破局的災害を引き起こすことを認めながらも、法規制や防災対策が講じられておらず、このリスクを社会通念は相当程度容認と。一度起きれば最悪日本という国と日本人という民族が消滅することを通念にせねば。
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日本史上起きていない超巨大噴火は、火山災害とは認識されず、対策も考えられたことすらない。しかしその被害や危険値の大きさを考えると、超巨大噴火を切迫性の高い災害として考えるべき。科学的にはまず、巨大カルデラ火山の地下にどれ位マグマが溜まっているかを知ることが重要。#日本列島の火山
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特に東京へ行く度に感じる「豊かさを謳歌している感」。近い将来に受ける試練をどのように想像しているのだろう。国や行政、マスコミの意識の低さ、他人事の危機感を生み出しているのは、私たち自身の美意識的無常感、刹那的享楽主義、そして脳天気性なのか。世界一の変動帯に暮らす意味を考えたい。
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九州で超巨大噴火が起きると、今のままでは、日本全体が壊滅的状況になってしまいます。 →news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi… 「そうなったらしゃ〜ない」と諦めないで、なんとか知恵を絞りましょうよ! タッキーも言ってました:火山と向き合って生きて行きたい! #巽好幸 #滝沢秀明 #鬼界カルデラ #神戸大学
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先日富山公開講座で話したこと。県酒造組合が「水が良くすっきりとした飲み応えのあるお酒」と称する地酒は、水硬度の違いでその味も多様。軟水が多いと言われるが水系により異なり、氷見や五箇山には硬水特有の芳醇な酒も。このような多様性を楽しめるのが地酒の魅力。#美食地質学 #日本酒 #富山
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新しい火山のマグマ溜りが固まった「熱い花崗岩」。周囲の岩石より軽く浮き上がる。その上昇運動によって地盤には断層(弱線)が形成。強い東西圧縮を受けて「逆断層」へと成長し、これに沿って火山ブロック全体が上昇とともに大回転。北アルプスは、マグマ活動と東西圧縮の合わせ技で日本の屋根に。
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広島湾がアナゴ名産地となる最大の理由は海底が泥質で、穴を掘るアナゴが暮らしやすいから。泥質堆積物が多い理由は潮流が遅いから。一方海峡(瀬戸)は潮流が速く砂質の海底となり、タイ、フグ、サワラなどの産卵地となる。これほど多様かつ美味なる魚介を育む瀬戸内海。#美食地質学 #広島 #郷土料理
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日本一広大な関東平野を悠々と流れる利根川水系、土中のミネラル分(Ca,Mg)を溶かし込む。この中硬水は昆布出汁を取るには不向きだが、酵母を活性化し力強い濃口醤油を生んだ。軟水関西では薄口醤油。私見だが関東醤油文化の最高傑作は、味わい深い蕎麦つゆと内湾東京湾穴子煮のツメ添え。#美食地質学
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「日本沈没は起きるのか?」 真面目に科学してみました。ご覧ください。 明日からまた美食地質学再開します。 #日本沈没 news.yahoo.co.jp/byline/tatsumi…
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瀬戸内海の栄養塩濃度低下と漁獲量減少の見事な相関。また魚は餌の減少で痩せ細った。水はキレイになったが貧栄養化が進み「豊かな海」ではなくなった。兵庫県では下水処理場排水基準を緩和し、ため池からの放水などの試みを始めた。そして昨夏、蛸がちょっと戻ってきた。これぞSDGs!#美食地質学
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古代人と津波。宮城縄文人は海で糧を得るも高台居住を貫く。森の恵みも原因だが、先人の津波被災の記憶を遵守した。一方弥生人は、圧倒的な豊かさをもたらす米の栽培に便利な低地居住を選択。果たして、平穏な日常を津波に破壊されることも。災禍の記憶と日々の生活、変動帯の民のジレンマが始まった。
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タッキーが扮した義経大活躍の源平古戦場 #屋島。高松にあるこの平たい山。1300万年前に浅い水底で噴火が始まり、溶岩流が平坦に流れた。その後隆起したが、硬い溶岩(サヌカイト→またいずれ)が侵食に耐えてテーブル状に。「メサ」と呼びます。スペイン語で机の意味。 #巽好幸 #滝沢秀明 #火山
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現代醤油発祥地、和歌山県湯浅。鎌倉時代に覚心が宋から金山寺味噌と溜醤油を由良興国寺へ持ち帰る。近隣の湯浅の方が水質が良く醤油製造が盛んに。醤油には鉄分を嫌う麹菌の活躍が必須。由良は付加体混在岩で鉄分多い玄武岩も点在。一方湯浅は砂泥互層が後背地。地質が湯浅醤油を育んだ。#美食地質学
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世界最大の海底地滑り「ストレッガ・スライド」。メタンハイドレート(MH)の崩壊で巨大津波が発生,石器時代のヨーロッパ人に大打撃。多量のMHが眠る南海トラフ沿いも「地震なき津波」の超危険地帯。#海の神戸大学 ではこのような「海洋由来災害」の軽減を図り,海洋国家の「国土強靭化」を進めます。
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溶岩が水中を流れると、表面が急に冷えて亀の甲のような割れ目ができます。写真は神戸大の水中ロボットが深さ400mくらいで撮影した、鬼界海底カルデラ内の巨大溶岩ドームの表面です。またタッキーは、3地点でダイブして、この溶岩ドームの岩石を採ってきてくれました。 #火山 #滝沢秀明 #鬼界カルデラ