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							山伏たちと一緒に山で修行してるとき、ちょっと休憩みたいなタイミングで彼らがたまに螺貝を取り出して吹き始めるので、何か信仰的な意味のある場所なのかなと思って「いまのは何で吹いたんですか?」と聞いたら、「景色がよくて気持ちよかったから」と言われて、ああ山伏っぽい!と思った。
							
						
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							お嫁さんが「男の人に"私、刃牙読んでますよ。全シリーズ"と言ったら、ぱあああと顔が明るくなってすごく嬉しそうに刃牙の話をしてくるから、男の人ってちょろいなと毎回思ってた」と言ってたので、男の人各位は刃牙読んでる女性を見てもそんな簡単に心を開かないでください。
							
						
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							話を聞いてみるとあの何十年の連載、何シリーズにもわたる長大かつ無意味なストーリーの細部を記憶してるのがすごいといつも思う。花山薫と千春がとくに好きらしいのだが、なぜか日常生活の節々でピクルの話をしてくる。
							
						
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							犬よ…人の望みの喜びよ…
子ども被害証言に付き添い犬同伴 虐待事件公判で異例許可|全国のニュース|京都新聞 kyoto-np.co.jp/articles/-/374…
							
						
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							やあ、アジア感が出てきて嬉しいな。
歩道 飲食店への開放がすすむ- Yahoo!ニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6373105
							
						
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							各種機関の観測としては海外旅行の本格回復はたぶん3〜4年ではないかという予想。まあ大人は「しばらく海外は我慢か」で済むんだけど、この4年間に二十歳前後の学生時代がまるかぶりする世代は、たとえば(カタギの人間なら)学生時代しかできないような若い旅行をする機会をごそっと失うんだよなあ。
							
						
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							たとえば一億総活躍なんたらといわれて「輝く女性」が何かにつけてもてはやされながらも実態は皆さんのご存知の通りということがありますが、実は農村などの村おこしの場面でも同じことが起こっており、村おこしでいかにおばちゃんが「便利に使われてきた」のかというのは問題になっております。
							
						
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							「地域再生の担い手として注目される女性リーダー。しかし彼女らが地域の意思決定の場に現れることは、ほとんどない」
今回のツイートもそうかもしれませんが、一見、コミュニティにおけるおばちゃんの役割を称揚するような言説のズルさは、たとえばこのようにも指摘されています。
							
						
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							研究の蓄積もある問題になりますので、関心のある方はあたって見ると面白いかもしれません。とくに「おばちゃん」をめぐっては都会より田舎の事例の方が問題の表出が露骨だったりするので構造が掴みやすいかもしれません。
農村女性の社会学―地域づくりの男女共同参画 amazon.co.jp/dp/4812211077/…
							
						
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							大阪市民の約半分が「大阪市」をこの世から消滅させたがっているって、やっぱり大阪人のアイデンティティを考えるうえで非常に興味深い。「京都市民」から「京都府民」になりますと聞いて喜ぶ京都人は想像できないけど、大阪市民の半分ははそれが嬉しいんだものなあ。
							
						
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							cakesでえぐめの騒動が続いてるのが話題。もともと記事のクオリティに評価のあった媒体らしいだけに、最近になって編集長が変わったとか、上の方から「ちまちまお上品にやっててもPV稼げなきゃ意味ねえんだよ!」みたいなシバキが入ったのかな。
							
						
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							もう20年もフィールドワークやってる人間からするとああいう意見が子供から出てくるのは特に珍しいことでも新しいことでもないんだけど(そこで何を伝えるかが僕らの仕事になる)、あれを無批判に面白い・斬新と言ってしまう「無垢な大人」たちがメディアの中の人に溢れてきてる状況がだいぶやばい。
							
						
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							先日ライターの西森さんが女性誌のインタビューで「でも女性で年収400万貰えている人自体が少ないから」という話をしたらその雑誌編集者に信じてもらえずに困ったという話をしていて、やっぱり問題は「ヤバい書き手が増えてきた」というより「ヤバいメディアの中の人が増えてきた」ことだという気が
							
						
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							「火垂るの墓」にしても「かわいそうな象」にしてもドラえもんの「泣ける回」にしても、子供向けの泣けるコンテンツを「感動!」とかいって有り難がるのは大人の遊びであって、子供の頃に見たときは普通に悲しくてしんどくなかった?「泣けるからこれ大好き!」とか子供言わなくない?
							
						
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							夫婦別姓が話題爆発のTwitter。「この少子化の世に夫婦同姓しか選択肢がなかったから家名を継げずに名字の数がどんどん減っていくのに保守が反対しているのはなぜ?」という話が出ておりますが、実際にいま保守派が守りたいのは「家」より「女性は男性の姓になる」というジェンダー役割だと思われます
							
						
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							歴史的経緯としては日本で家の存続がガチで大事だった時代は婿取りが盛んに行われており、男性も普通に改姓していました。それが男性は改姓しない・女性が改姓するとなったのは家の存続が(生存に関わるような)一大事ではなくなってから。今の結婚改姓のありようはわりと新しいジェンダー役割なんです。
							
						
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							まあ、なので結婚改姓や夫婦別姓はわりとジェンダー役割をめぐる問題であり、「家の存続」とか「苗字という伝統」という視点から見てると保守の人々のいってることがよくわからなくなると思います。
							
						
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							「現行の制度でも男性が改姓することは可能なんだから問題ない」という意見もあるのですが、現在96%のカップルは女性が改姓しています。これは夫婦同姓しか許されない制度が実質的には女性に改姓を強いる制度として機能しているわけですが、この歪な現象は実は日本だけでなく世界各国で起こりました→
							
						
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							そのため「夫婦同姓しか認めない制度は女性に不利益が大きすぎる」と、1970s前後から世界中で別姓結婚の制度が整備され始め、その結果、現在では「夫婦同氏制を採用している国は我が国以外にない」と法務省も認めるまでになっています(2018)。つまり世界で日本だけなんです。別姓結婚ができない国。
							
						
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							個人的には「世界で日本だけ」ということが非常に面白いなと思っており、日本の結婚観やジェンダー観には、単に「遅れてる/進んでいる」という一元的な物差しでは測れない特異性があるなと思うのですが。よく話題になるジェンダーギャップ指数のような単純な指標には現れない妙な迫力を感じます
							
						
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							性にしても姓にしても、「自分の信じる価値観以外の価値観もOKになる」こと自体が耐えがたいストレスになる人がわりと多くて、自由や多様性そのものが人間にとってストレスをかける(不安にする)ということをスルーしていると、なかなかこれ以上前には進まないんじゃないかという気もしている。
							
						
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							リベラル勢は、自由や多様性の拡大への不安を「そんなの気のせいだ」で済ませがちなんだけど、そもそも「自由からの逃走」以来、人文の世界ではずっと言われてきた定番のテーマでもあるし、この不安は「気のせいだ」で済ませないで、実はもっとちゃんと向き合わなくちゃいけないことなんよね。
							
						
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							自由や多様性の拡大に対して「不安だ」と言う人を「気のせいだ」と切り捨てるのではなく、「たしかに不安だと思う。しかし、その不安を乗り越えなくてはいけなくなっているんだ」という話をすべきなんだろうと思う。
							
						
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							「自由になる」「選択肢が増える」ということがどんな領域においても必ずしもすべての人の幸福につながることばかりでなかったのは、2020年のこんな社会に生きる我々はもう痛いほど知っているわけで。いまさら「自由になるのはいいことだ」だけでは押し通せないとは思う。
							
						
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							今日ユニクロで冬のアウターを見たのだが、「可もなく不可もなく」が行き過ぎて「何の文句もないのだけど、かといってどう愛したらいいのか僕には分からない……」と呆然としてしまい、結局、獣みたいなスリッパだけ買って帰った。獣みたいなスリッパは愛し方が分かったから。