Daichi Konno / 紺野 大地(@_daichikonno)さんの人気ツイート(古い順)

医学部の解剖学実習で扱った脳は、ホルマリン固定されていたので固かったです。 そのイメージがずっと頭の中にあったので、生の脳に触れた時にはその柔らかさに本当に驚きました。
"視床の橋"によって2つの脳が物理的に融合した姉妹クリスタとタチアナは、互いの感覚や感情を直接感じることができる。 これは極めて興味深く、 たとえば人工的に何らかの形で視床を結合させることで、相手の世界を直接体験できる可能性を示唆しています。 (しかも2つの人格を維持したままで!)
医学部よりもコンピュータサイエンスを扱う学部(理学部・工学部)の人気が上がっているのは、東大にいても強く感じる。 ただ、CSは無料でクオリティの高い教材がネット上にいくらでもある。 一方で、生身の身体や脳を扱う経験の希少さは今後も薄れることはない。(続く)
超音波とマイクロバブルを組み合わせることで、6.5μm, 1秒の時空間解像度でマウスの全脳の血管を非侵襲的に記録できる手法を開発した、という驚きの研究。 空間解像度、同時記録領域、非侵襲性のいずれも素晴らしく、幅広い応用が期待できそうです。 nature.com/articles/s4155…
過食症患者に対し、 「"食欲がコントロールできなくなる直前"に側坐核(報酬系の一部)を刺激することで、 食欲を確実かつ長期的に抑えることができた」という驚きの論文。 この論文も、 「神経精神疾患のオーダーメイド治療」という医学の大きな流れの中にある研究です。 nature.com/articles/s4159…
論文検索サイトElicit elicit.org がさらに進化していますね! 論文を入力すると、 「一文での要約、何を検証したのか、参加者は誰か」などを自動で抽出してくれるようになりました。 添付画像は、イーロン・マスクが立ち上げたNeuralink社の論文について表示したものです。
これはすごい論文ですね! fMRIで、5ミリ秒かつ0.22mmの時空間解像度でスパイク活動を記録できる、という研究。 非侵襲的なfMRIでこの時空間解像度を出せるとなると、ゲームチェンジャーとなる可能性を十分に秘めています。 science.org/doi/10.1126/sc… twitter.com/ayumu_tomaru/s…
『小学校から大学院までの教育』が端的に分かる図。 1. 高校卒業まで→あらゆる学問を行う上での基礎をまんべんなく学ぶ 2. 大学→徐々に自らの専門に特化していく 3. 博士号取得→人類の知の限界を広げることが求められる 人類の知の限界を広げることができる大学院、素晴らしいですよ!
イーロン・マスクが、 「脳とコンピューターを接続する」 ために立ち上げたNeuralinkが、日本時間の明日午前11時から1.5年ぶりに進捗報告を行います。 これまでの復習&明日の予習に、Neuralinkについての以下のツイートとnoteをぜひご覧ください! note.com/daichi_konno/n… twitter.com/_daichikonno/s…
イーロン・マスク率いるブレインテック企業Neuralinkの発表が終わりました! 要点は以下。 ・サルが念じるだけでキーボードを操作し、人間の言葉を入力 ・電極の自動埋め込みロボットの実演 ・小型化により、1回の手術で16,000電極を埋込可能に ・ヒト臨床試験を半年以内に開始予定(!)
追加で、以下の内容も印象的でした。 ・neural decodeにはdeep neural networkを使っているよう ・硬膜を除去することなく電極を刺せるようになった ・脳情報の「読み取り」だけでなく「書き込み」にも取り組んでいる 全体的に、これまでの進捗報告よりも科学的・技術的な話が多く、好印象でした。
一応補足ですが、 「サルが人間の言葉を理解している」という訳ではない(可能性が極めて高い)です。 あくまでも、 「サルに、人間が望むようにカーソルを動かせることに成功した」になります。
なお、Neuralinkのライバル企業Synchronは、今年7月にアメリカで患者へのデバイス埋め込みを既に行っています。 この点でSynchronはNeuralinkよりも1年近く先行しており、Neuralinkが今後どのように追い上げるかも要注目ポイントです。 twitter.com/_daichikonno/s…
イーロン・マスク率いるNeualinkの進捗報告を見返していますが、改めて凄いですね。 硬膜外からロボットで電極を指すことで、 ・将来的なデバイスの交換可能性 ・出血や感染症のリスク低減 ・頭蓋骨に開ける穴を小さくする など、以前僕がnoteで提示した疑問の多くを克服する術を見出しています。
『幻覚剤は役に立つのか』は、今年読んだ中で間違いなくベスト本でした(発売は2020年)。 筆者自身がシロシビンやLSDといった「サイケデリック・ドラッグ」を飲んだ感想や、これらを飲んだ時の脳のメカニズムが論文ベースで記述されており、衝撃的な一冊でした。(続) amazon.co.jp/dp/B08BNVCH86?…
侵襲型Brain Machine Interfaceについてのレビュー論文(2022年)。 侵襲型BMIで「現状できること」だけに止まらず、「将来的に応用可能な範囲」まで扱っている点がとてもありがたい。 侵襲型BMIに興味がある人が、まず真っ先に読むべき論文と言って間違いなさそうです。 arxiv.org/abs/2211.03324
これは凄い研究ですね! 「頭の中で話すことを思い浮かべるだけで、人工知能が読み取ることに成功した」というプレプリント論文。 読み取り精度と速度の両方で、従来をはるかに上回る成績を実現している点が驚きです。 現時点で世界最高のBrain Machine Interfaceです。 biorxiv.org/content/10.110…
ブレインテック企業Precision Neuroscineceのイメージ動画、インパクトありますね! 「頭蓋骨への最小限の侵襲度で、脳内にシート状電極(ECoG)を留置できる」 点が最大の売りです。 一方で弱点は、アプローチできるのが大脳新皮質のごく狭い領域だけである点。 precisionneuro.io/product
新しいMicrosoft Edgeは、論文の読み方を根本的に変えうるテクノロジーかもしれません。 この1年のAIの進歩で、ダントツの衝撃です... ↓は、指定した形式で論文を要約させた動画です。 「考えうる応用方法」として、論文には載っていないポイントを複数挙げてくれた点に、畏怖すら感じました。
特に今年に入ってから、 「最低でも1日1時間は最新の情報やツールを追う時間に当てないと、人工知能の進歩についていくことすらできない」 と強く感じます。 「人工知能を活用することで時間を節約し、その時間をキャッチアップに当てる」 ことが、研究者としても必須の時代になるかもしれません。
なお、使ったプロンプトは以下です。 " 論文「XXX」の内容を以下の構成で教えてください。 -abstract -background -methods -results -discussion -limitation -possible application " 途中で止まってしまった場合は、 "続きを書いてください" で書いてくれます。
Bing AI登場後の世界で磨くべきスキル・アセットは何か。 1.偏愛 2.個人ブランド 3.実行力 4.人的ネットワーク 5.マネジメント力 6.コミュニケーション力 7.「善い人間」であること この辺りになると考えています。 以下、スレッドで説明します。
BingAIは、現時点では「論文の記載と違うこと」を答えるケースが時々あります。 SUGAIさん@MiWelleaによると、以下のプロンプトを追加すると改善されるとのことです。 "ただし、事実関係や論理に不明な点がある箇所については、適当に推測した内容を述べるのではなく、記載をしないでください。" twitter.com/_daichikonno/s…
『「心の病」の脳科学』を献本頂きました。 精神疾患の基本的な内容から最新の研究内容までが、必要かつ十分なボリュームでまとめられています。 人生のうち、何かしらの精神疾患を患う確率が80%を超える現代。 研究者に限らず、誰もが一読の価値がある一冊だと思います。 amazon.co.jp/dp/4065283639
人体アプリ「ヒューマン・アナトミー・アトラス」に、最新版で遂に「神経細胞」や「髄膜の構造」が追加となりました! 神経細胞や髄膜の構造をグリグリ回転させながら直感的に理解できます。 いつも大絶賛している通り、脳に興味がある人や全医学生にイチオシのアプリです。 visiblebody.com/ja/anatomy-and…