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リアルタイム翻訳機能付きのイヤホン「Google Pixel Buds」がついに日本上陸。
DeepLによって英語の「読み書き」のハードルが一気に下がったが、次は「話す聞く」のハードルが下がりつつある。
数年後にはアカデミアやビジネスで「これを使うのが当たり前」になってほしい。 gizmodo.jp/2020/08/pixel-…
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"脳科学・神経科学を学びたい人への入門ガイド"という記事を書きました。
「脳科学に興味がある人」が「しっかり学問として学ぶまで」にどんなステップがあるのか、自分が当時知っておきたかったことをまとめました。
神経科学を志す人が1人でも増えてくれれば嬉しいです!
note.com/daichi_konno/n…
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イーロン・マスクが、
「脳とコンピューターを接続する」
ことを目的に立ち上げたNeuralinkが、日本時間の明日朝7時から1年ぶりに進捗報告を行います。
1年前の復習&明日の予習に、Neuralinkについてまとめた以下のツイートとnoteをぜひご覧ください!
note.com/daichi_konno/n… twitter.com/daichi__konno/…
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Brain Computer Interfaceと生成モデル(GAN)を組み合わせることで、脳波(EEG)から想像している画像を生成できた、という論文。
生成モデルにより人間の思考を確率分布で表現できるようになる点がすごい。
脳波記録の精度が上昇すれば、応用領域はものすごく広がると思う。
nature.com/articles/s4159…
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「脳を持たない動物であるヒドラにも睡眠が存在する」ことを明らかにした論文。
睡眠は脳機能と深く関連しており、睡眠と脳は切り離せないと考えられていたので、とても驚きの結果。
こういう「定説を鵜呑みにせず、ありのままに自然を観察する」研究に憧れます。
advances.sciencemag.org/content/6/41/e…
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Lingueeという例文検索サイトを知り、とても便利なので共有します。
「あれって英語でどう表現するんだっけ?」
を複数の例文から検索することができるので、論文を書くのにもすごく有用だと思います。
実はDeepL社が10年以上前から提供していたと知り、さらに驚きました。
linguee.com
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Synchronという会社が驚きの報告をしている。
・カテーテル経由で脳の血管内に留置する電極を開発した
・既に運動麻痺患者に電極を埋め込み、研究を行った
・"念じるだけ"でキーボードタイピングを達成した
NeuralinkやKernelとは全く異なる、新しいタイプのBMI技術です。
jnis.bmj.com/content/early/…
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あまりネガティブなことは言いたくないのですが、大学院に入って衝撃的だったことの一つは"極めて優秀な先輩が何人もアカデミアを去ること"でした。
"この人こそ日本のアカデミアを支えるべきだ"と感じる人材がことごとく去ってしまう現状に対して、暗い未来を想像せずにはいられません。1/3
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辛いのは、サイエンスが嫌いになり去る訳ではなく、アカデミアの体制(長時間労働, 雇用の不安定さ, 大量の雑務など)を理由に挙げる人が多いことです。
サイエンスは、裕福な家庭や金銭的報酬を必要としない人たちの特権になりつつあると感じてしまいます。
(ずっと前からそうなのかもしれませんが)2/3
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やや飛躍した意見ですが、例えば将来的にベーシックインカムが普及し、生活の心配をせずにすむ世界になれば、サイエンスを志す人は今よりずっと増えるのではないでしょうか。
個人的には、望む人誰もがサイエンスを志すことのできる世界を強く願っています。3/3
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神経科学における最新&未来のテクノロジーについてのレビュー論文。
電気生理学・光遺伝学・薬理学という3つの分野において、どのようなテクノロジーが生まれつつあるのかを概観している。
写真が豊富で、眺めるだけでも楽しい論文です。(続く)
nature.com/articles/s4159…
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人工知能により、脳機能をどう拡張できるかを考察したレビュー論文。
脳-機械融合や脳-脳融合を紹介し、具体的な活用法を検討している。
「ポスト・ヒューマン誕生」や「ホモ・デウス」に近い読後感で、脳と人工知能が融合した未来に興味がある人は必読だと思います。
arxiv.org/abs/2012.03378
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"脳への情報の書き込み"についてnoteを書きました。
"脳情報の読み取りと書き込み"が完璧にできるようになれば、あらゆる感覚を人為的に生み出すことができるはずです。
そんな無限の可能性を秘めた"脳への情報書き込み"について、最新の研究を紹介しつつ考察しています!
note.com/daichi_konno/n…
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"脳への情報の書き込み"についての後編noteです。
このテクノロジーが進歩すれば、
「家の中にいながら、まるでハワイのリゾートホテルでおいしいパンケーキを食べているように感じる」
ことができるようになるかもしれません。
年越しのお供にご覧いただければ幸いです!
note.com/daichi_konno/n…
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細胞のリプログラミングにより、損傷した視神経を「若返らせて回復させる」ことに成功したという論文。
この研究では、山中先生が発見した4つの山中因子のうち3つを発現させている。
将来的に細胞のリプログラミングは、
「老いを克服する切り札」になるかもしれない。
nature.com/articles/s4158…
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『老化を「克服」する』というnoteを書きました。
脳や人工知能に負けず劣らずホットな分野である、老化研究の最先端をまとめています!
(知らない方も多いと思いますが、実は?私の医師としての専門は「老年医学」です。)
note.com/daichi_konno/n…
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老化に重要な「老化細胞」のみを除去する薬(GLS1阻害剤)を発見したという驚きの研究。
老化細胞の除去によりマウスでは寿命が30%近く伸びることが既に示されており、人間での臨床研究も「5~10年程度で始めたい」と言う。
とても期待したい。
(画像は論文外のもの)
science.sciencemag.org/content/371/65…
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うつ病患者の脳活動を常時モニターし、「落ち込んでいるパターン」が検出されたら電気刺激することで気分を改善させようという臨床研究を発見した。
とても興味深いし、将来的に非侵襲かつ健康な人にも適用できるようになれば、人類の総幸福がものすごく増しそうな気がする。
clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04…
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「研究」と一口に言うが、実は膨大なスキルが要求される。
発想力,情報収集力,英語力,計画立案力,工作力,プログラミング力,デザイン力,プレゼン力,文章力,交渉力,忍耐力,体力,気力...
全部できる人などほぼいないので、
大学院の間に「自分が得意なスキル」を見極めることが極めて重要だと感じます。
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非侵襲的な迷走神経刺激により言語学習が促進される、という論文。
英語ネイティブの人の迷走神経を耳を介して刺激したところ、中国語のリスニング成績が有意に向上したという。
メカニズムの一つとしてアセチルコリン放出が示唆されており、今後の研究が期待されます。
nature.com/articles/s4153…
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100万ニューロンを同時に記録できたという驚きの研究。
記録できる細胞数は2010-20年の10年で数千~1万倍に増えた。
この論文ではさらに20倍ほど増えており、このペースだと2030年には~1億細胞になる。
もちろんそう単純でないのは分かるが、神経科学の進歩に期待してしまう。
biorxiv.org/content/10.110…
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大学教員の実態にかなり沿っていると思う。
残念ながら、これを見て大学教員を目指したいと思う人は多くはないだろうな…
"自分の研究?毎日3時間残業して、土日も8時間ずつ出勤すれば週に31時間は研究時間が確保できますよ。いつも脳みそクラクラで死にそうになるけどね。"
anond.hatelabo.jp/20210228234557
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日本総研によるブレインテックの素晴らしいまとめ資料。
・そもそもブレインテックとは
・各国の現状
・アカデミアやインダストリーにおける最新事例
などが網羅的にまとめてある。
ブレインテックについて知りたい人は、まずこちらに目を通すのがオススメです。
jri.co.jp/MediaLibrary/f…
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Neuralinkによる新たな研究成果がついに来ましたね!
「サルが念じるだけでMindPong(卓球のゲーム)を行う」動画です! twitter.com/neuralink/stat…