Daichi Konno / 紺野 大地(@_daichikonno)さんの人気ツイート(古い順)

「コンピュータと脳をつなげて知能拡張を目指す」 とのコンセプトでイーロン・マスクが2017年に立ち上げたNeuralinkの初プロダクトが "Coming Soon" とのこと! これは本当に楽しみ!!! futurism.com/elon-musk-brai…
学習が早い人と遅い人の神経活動の違いを分析した論文。 早く学ぶ人は神経活動が「低次元空間に効率良く表現される」一方、遅い人は「高次元な空間に無秩序に表現される」という。 「鍛えれば効率的な神経活動ができるようになるのかどうか」も気になるところです。 nature.com/articles/s4159…
「脳における高次の認知様式」こそが脳とAIの最大の違いであると主張するレビュー。 「高次の認知様式」とは注意, 概念化, 意識などを指し、これらにより脳はタスクの最適解を見つけることができるという。 脳がone-shot learningできる理由も説明でき、とても興味深かった。 sciencedirect.com/science/articl…
オープンソースの脳のモデルが登場。 ブラウザベースで利用可能であり、ニューロンやネットワークの可視化はもちろんだが、なんとシミュレーションまで可能だと言う。 このようなオープンソース資源はとても望ましく、これまで以上の速度で脳の研究が進む可能性がある。 sciencedirect.com/science/articl…
イーロン・マスク率いるNeuralinkにより、Brain Machine Interfaceの発表が行われた。要点は以下。 ・髪の毛より細い電極1024本を脳に埋め込む ・それらの電極で脳波を記録する ・電極で脳を直接刺激することもできる ・これらをiPhoneのアプリ上で操作できる ・来年(!)にヒトでの臨床試験を開始する
予想よりもはるかにscientificな発表で、Neuroscience界隈が興奮しているのを感じます。 この発表に触発されてメガ企業の資本がどんどん投入されれば、神経科学が一気に進むのではないか、そんな期待を強く抱かせてくれます。
電極埋め込みは熟練した脳外科医が行うので、スケールは難しそう。 数年では収益化できなさそうなプロダクトに取り組むあたり、イーロンマスクらしさを感じます。 感染や長期使用による電極劣化のリスクを考えると、初期のユーザーにはなりたくない (ある程度洗練されてから)と個人的に強く思います。
神経科学の分野において、動物 (ヒト含む)に電極などを刺すことに対する寛容度は、 中国>>>日本>アメリカ>ヨーロッパ の順に緩いと言われているので、今回の発表がアメリカ (や全世界)でどのような反応を引き起こすのか注視したい。
このツイートに関連して、 「イーロン・マスクとNeuralinkは脳科学をどう変えるのか」 というタイトルで詳細や思うところをnoteに書きました。 (丸山さん@rmaruyに多大な協力をいただきました。) かなり長いですが、興味のある方はご覧いただければ嬉しいです! note.mu/daichi_konno/n… twitter.com/_daichikonno/s…
視覚野は1,000以上の次元で情報をコードしている、という論文。 これまで脳はもっと少ない次元で情報を表現しているという説もあった。 脳は「似ているものは似たように、異なるものは異なるように」情報をコードすることで、厳密さと効率性のバランスをとっているのだろう。 go.nature.com/2ysd4Wr
「大学院でしてはいけないこと」がNatureで特集されている。 当たり前のことばかりだが、Natureと言われると読んでしまう不思議。 1.他人と比較する 2.データを盲目的に信じる 3.一人で苦しむ 4.ハードワークが良いと思い込む 5.自己流に記録をつける 6.一度の失敗を引きずる go.nature.com/33UOPi8
海外フライトで時差ボケをなるべく減らす機内の過ごし方。 来週学会でシカゴに行く方は、ニューヨーク便が参考になるかと思います! という訳で、行きの機内はなるべく寝ずに過ごします…
Googleがリアルタイム翻訳可能なイヤホン「Pixel buds」を来春発売予定とのこと。 ここ1,2年の機械翻訳のブレークスルーを考えると、2017年とは次元の違う製品になっていることを期待したい。 「国際学会ではみんながこれを使うのが当たり前」という時代を期待しています。 japan.cnet.com/article/351440…
機械翻訳技術を用いて人間の皮質脳波から文章を解読できた、という論文。 先行研究で40-60%程度あったエラー率が3%まで低下した点は驚愕。 画像認識で始まり機械翻訳へと進展した人工知能業界のブレークスルーが、確実に神経科学にも訪れつつある。 nature.com/articles/s4159…
アマゾン奥地の原住民は「エビングハウスの錯視」の影響を受けないらしい。 (「2つのオレンジの円は同じ大きさだ」と答える。) 錯視という「人間が生来持つように思われる現象」でさえ、文化や教育の結果である可能性があり、驚愕している。
「バーチャルなネズミ」をコンピュータ上に再現した、という衝撃的な研究。 実験系の神経科学者の多くが「ネズミを使う実験の大変さ」を知っているはず。 よく「Googleのネコ」が話題になるが、この研究がいずれ「Deepmindのネズミ」と、神経科学の転換点として語られる日が来るかもしれない。 twitter.com/jaguring1/stat…
「脳への情報の書き込み」についての衝撃的な研究。 視覚障害者の脳に電極を埋め込み刺激したところ、 「脳への電気刺激パターンを文字として理解・表現できた」という。 しかもそれを、ネズミやサルをとばしていきなりヒトでやっている!! cell.com/cell/fulltext/…
睡眠を剥奪されると数週間で死に至ることは有名だが、その原因が腸に蓄積する活性酸素種(ROS)であることを明らかにした論文。 驚くべきは、抗酸化物質を事前投与してROSを中和すると早死が見られず寿命を全うした点。 もしかしたら、生物は睡眠を克服できるのかもしれない。 cell.com/cell/pdf/S0092…
と言っておいて何ですが、睡眠には記憶の固定や不要なシナプスの除去など様々な役割があることは明らかなので、個人的には「睡眠の克服」はかなり困難だと思います。 「抗酸化物質の腸内投与」は、ここぞという時の禁じ手ブーストくらいには使えるかもしれません。
@tkmpkm1_mkkr 記載不足ですみません。 「数週間で死に至る」のはイヌ、ラット、ゴキブリ、ハエの話で、上記の研究もハエを用いた実験です。academic.oup.com/sleep/article/… science.sciencemag.org/content/221/46… ヒトで客観的な記録が残っているものとしては、以下があるようです(論文ではないですが汗)。 psychiatrictimes.com/sleep-disorder…
最近は論文をまずDeepLで読むし、8割くらいの論文はDeepLだけで終わる。 「母語でサイエンスができることが日本人にノーベル賞が多い理由だろう」と白川英樹先生も仰っており、英語を学ぶことはもちろん無駄ではないが、科学者には他にやらなければならないことが山ほどあると個人的には思っている。
白川英樹先生の記事はこちらです。 mugendai-web.jp/archives/7373
「科学と理解」について"Direct Fit"という新たなパラダイムを提案している論文。 これまでは少ない変数で現象をモデル化することが良しとされてきた(Ideal Fit)が、十分なデータ量が担保されれば人間による事前の仮定なしに高精度のモデル化ができると主張している。(続く) cell.com/neuron/pdf/S08…
「高齢マウスの血液(血漿)を薄めるだけで老化を抑制できる」という驚きの研究。 過去に「若年マウスの血液を高齢マウスに"輸血"すると若返る」という報告があったが、高齢マウスの血液だけで老化を抑制した点がすごい。 "聖杯"は若者の血液の中ではなく、自身の中にあった。 aging-us.com/article/103418…
・従来ノイズとされてきた自発脳活動の大部分は脳の機能に極めて重要 ・自発・誘発脳活動を区別せず扱うパラダイムが構築可能 と主張しているレビュー論文。 (神経科学における)「ノイズ」は理論や技術の進歩により「シグナル」となりうることを教えてくれる示唆的な内容。 cell.com/trends/cogniti…