Daichi Konno / 紺野 大地(@_daichikonno)さんの人気ツイート(いいね順)

「なぜ生物は眠るのか?」という問いに対し、近年の睡眠研究の進歩を挙げながら、 ・むしろ睡眠の方が生命体にとってのデフォルト状態である ・生物は睡眠を進化させたのではなく、覚醒を進化させたのではないか と問いかける記事。 すごく興味深い着眼点だと感じました。 science.org/content/articl…
睡眠を剥奪されると数週間で死に至ることは有名だが、その原因が腸に蓄積する活性酸素種(ROS)であることを明らかにした論文。 驚くべきは、抗酸化物質を事前投与してROSを中和すると早死が見られず寿命を全うした点。 もしかしたら、生物は睡眠を克服できるのかもしれない。 cell.com/cell/pdf/S0092…
イーロン・マスク率いるNeuralinkにより、Brain Machine Interfaceの発表が行われた。要点は以下。 ・髪の毛より細い電極1024本を脳に埋め込む ・それらの電極で脳波を記録する ・電極で脳を直接刺激することもできる ・これらをiPhoneのアプリ上で操作できる ・来年(!)にヒトでの臨床試験を開始する
DeepLで「PDFの翻訳」ができるようになっています!歓喜!! 試しに、デミス・ハサビスのレビュー論文 "Neuroscience-Inspired Artificial Intelligence" を訳したのが、添付画像です。 翻訳のクオリティは相変わらず申し分なく、もはや研究者に必須のテクノロジーと言っても過言ではなさそうです。
医学部でトップクラスに衝撃だったのは、外科の病院実習。 内科で、 「遺伝子治療!分子標的薬!がん免疫療法!」 など最先端の研究でも癌が完治しないなか、 外科は、 「ズバッと腸を切る!ホチキスでくっつける!はい完治!」 というのが、いい意味で衝撃だった。
新しいMicrosoft Edgeは、論文の読み方を根本的に変えうるテクノロジーかもしれません。 この1年のAIの進歩で、ダントツの衝撃です... ↓は、指定した形式で論文を要約させた動画です。 「考えうる応用方法」として、論文には載っていないポイントを複数挙げてくれた点に、畏怖すら感じました。
「大学院でしてはいけないこと」がNatureで特集されている。 当たり前のことばかりだが、Natureと言われると読んでしまう不思議。 1.他人と比較する 2.データを盲目的に信じる 3.一人で苦しむ 4.ハードワークが良いと思い込む 5.自己流に記録をつける 6.一度の失敗を引きずる go.nature.com/33UOPi8
イーロン・マスク率いるブレインテック企業Neuralinkの発表が終わりました! 要点は以下。 ・サルが念じるだけでキーボードを操作し、人間の言葉を入力 ・電極の自動埋め込みロボットの実演 ・小型化により、1回の手術で16,000電極を埋込可能に ・ヒト臨床試験を半年以内に開始予定(!)
最近は論文をまずDeepLで読むし、8割くらいの論文はDeepLだけで終わる。 「母語でサイエンスができることが日本人にノーベル賞が多い理由だろう」と白川英樹先生も仰っており、英語を学ぶことはもちろん無駄ではないが、科学者には他にやらなければならないことが山ほどあると個人的には思っている。
うつ病患者の脳活動を常時モニターし、「落ち込んでいるパターン」が検出されたら電気刺激することで気分を急速かつ持続的に改善できた、という驚きの論文。 従来の深部脳刺激療法に比べ、患者ごとに異なる脳の領域をカスタムメイドで刺激できる点が素晴らしいと思います。 nature.com/articles/s4159…
"視床の橋"によって2つの脳が物理的に融合した姉妹クリスタとタチアナは、互いの感覚や感情を直接感じることができる。 これは極めて興味深く、 たとえば人工的に何らかの形で視床を結合させることで、相手の世界を直接体験できる可能性を示唆しています。 (しかも2つの人格を維持したままで!)
生きている人の脳に初めて触れた時は衝撃だった。 豆腐よりもさらに柔らかくて簡単に潰れてしまいそうな物質が、 私たちが感じる世界の全てを生み出しているという事実に、大きな衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。
これは凄い研究ですね! 「頭の中で話すことを思い浮かべるだけで、人工知能が読み取ることに成功した」というプレプリント論文。 読み取り精度と速度の両方で、従来をはるかに上回る成績を実現している点が驚きです。 現時点で世界最高のBrain Machine Interfaceです。 biorxiv.org/content/10.110…
"Ikigai(生きがい)"の図は本当に秀逸だと思う。 "Ikigai"とは、  1. 好き  2. 得意  3. お金を稼げる  4. 世界が必要としている の全てを満たすものであり、これが幸せな人生につながるという考え方。 自分にとって医師の仕事、研究、子育てはどこに属するのだろうと日々考えています。
『小学校から大学院までの教育』が端的に分かる図。 1. 高校卒業まで→あらゆる学問を行う上での基礎をまんべんなく学ぶ 2. 大学→徐々に自らの専門に特化していく 3. 博士号取得→人類の知の限界を広げることが求められる 人類の知の限界を広げることができる大学院、素晴らしいですよ!
あまりネガティブなことは言いたくないのですが、大学院に入って衝撃的だったことの一つは"極めて優秀な先輩が何人もアカデミアを去ること"でした。 "この人こそ日本のアカデミアを支えるべきだ"と感じる人材がことごとく去ってしまう現状に対して、暗い未来を想像せずにはいられません。1/3
うつ病がセロトニンの低下により引き起こされるというエビデンスはない、という驚きのsystematic review論文(2022/7)。 精神疾患を単なる神経調節物質の多寡と結びつける時代から、脳内ネットワークの異常など、より多角的にパーソナライズした診断・治療が望まれています。 nature.com/articles/s4138…
インターネットをどれだけ探しても見つからなかった70年前の本を、東大の医学図書館で発見!! 大学が"知の森"と呼ばれる所以と意義はここにあると思うし、本当に感謝です。 ちなみに、本は"The Cerebral Cortex of Man" (Penfield and Rasmussen, 1952)で、このホムンクルスの図を探していました😊
機械翻訳技術を用いて人間の皮質脳波から文章を解読できた、という論文。 先行研究で40-60%程度あったエラー率が3%まで低下した点は驚愕。 画像認識で始まり機械翻訳へと進展した人工知能業界のブレークスルーが、確実に神経科学にも訪れつつある。 nature.com/articles/s4159…
PowerpointへのGPT-4の統合、本気で凄いですね… ・ワードファイルからスライド生成 ・新たなスライドの追加 ・文字だけのスライドをビジュアル化(!) ・プレゼン原稿の自動生成(!!) 特に最後の2つが便利すぎてビビってます。 ぜひこの動画だけでも見てみてください! youtu.be/fzoZ_f7ji5Q
と言っておいて何ですが、睡眠には記憶の固定や不要なシナプスの除去など様々な役割があることは明らかなので、個人的には「睡眠の克服」はかなり困難だと思います。 「抗酸化物質の腸内投与」は、ここぞという時の禁じ手ブーストくらいには使えるかもしれません。
イーロン・マスクが、 「脳とコンピューターを接続する」 ために立ち上げたNeuralinkが、日本時間の明日午前11時から1.5年ぶりに進捗報告を行います。 これまでの復習&明日の予習に、Neuralinkについての以下のツイートとnoteをぜひご覧ください! note.com/daichi_konno/n… twitter.com/_daichikonno/s…
この問いかけは、 「なぜ眠るのか?」から、「なぜ起きるのか?」へのパラダイムシフトになりえます。 個人的には、 「起きて行動し、自ら世界にはたらきかけることによって、世界への予測誤差を主体的に減らすため」 という、自由エネルギー原理で言うところのactive inferenceがしっくりきます。
モルモットの脳活動を人間に"送信"し、人間がその意味を理解することができた、という論文。 Brain Machine Interfaceならぬ、 Brain "Brain" Interfaceという、なかなかにクレイジーな研究です。 個人的には、こういうぶっ飛んだ研究は結構好きです笑 nature.com/articles/s4159…
Synchronという会社が驚きの報告をしている。 ・カテーテル経由で脳の血管内に留置する電極を開発した ・既に運動麻痺患者に電極を埋め込み、研究を行った ・"念じるだけ"でキーボードタイピングを達成した NeuralinkやKernelとは全く異なる、新しいタイプのBMI技術です。 jnis.bmj.com/content/early/…