Daichi Konno / 紺野 大地(@_daichikonno)さんの人気ツイート(新しい順)

1つの神経細胞はDeep Neural Network(DNN)5-8層分の計算能力を有する、という論文。 この論文でモデル化されたニューロンを用いて"より脳らしい人工知能"を作った場合、どんなタスクが得意になるだろうか。 そこから逆説的に、「人間が得意なこと」が分かるかもしれません。 cell.com/neuron/fulltex…
博士号取得に際して最大の問題は、 「アカデミア以外の選択肢が少ないこと」というのが個人的考えです。 「博士課程が無給であること」もよく言及されますが、アカデミア以外の就職先が豊富で、かつ博士号取得後に金銭的にきちんと報われるのなら、喜んで博士課程に進む人は確実に増えると思います。
「日本の研究力低下」を考えるうえで、ドイツやイタリアが気になる。 両国とも英語が公用語ではなく、ましてGDPは日本より小さいにもかかわらず、この20年間順位があまり下がっていない(むしろイタリアは順位を上げている)。 この2ヵ国は日本と何が違うのだろうか? nikkei.com/article/DGXZQO…
脳と脳とをつなぐBrain Brain Interface (BBI)を光遺伝学を用いて行った、という世界初の論文。 光遺伝学を応用することで、刺激できるニューロンを時間的にも空間的にも極めて精密にコントロールできるので、BBIの可能性は大きく広がると思います。 link.springer.com/article/10.100…
アルツハイマー病に対する新たな治療法(周波数刺激治療)についてのレビュー論文。 40Hzのガンマ波で脳を刺激することでアミロイドβが減り、認知機能が回復するという。 最初はトンデモかと思いましたが、多くのエビデンスが集まりつつあり、個人的にかなり期待しています。 onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jo…
今回の研究の面白いところは、 「モルモットの脳を通じて音を"聞く"」ことを実現した点だと思います。 概念としては、 「イヌの鼻を通じて世界を"嗅ぐ"」、 「イルカの眼を通じて世界を"視る"」 ことも可能なので、夢が広がります。 (もちろん、一般的な"嗅ぐ"、"視る"とは意味が異なりますが。)
ちなみに、Brain Brain Interfaceの研究は過去に人間で行なったものもいくつかあります。 2人バージョン journals.plos.org/plosone/articl… 3人バージョン(BrainNet) nature.com/articles/s4159…
モルモットの脳活動を人間に"送信"し、人間がその意味を理解することができた、という論文。 Brain Machine Interfaceならぬ、 Brain "Brain" Interfaceという、なかなかにクレイジーな研究です。 個人的には、こういうぶっ飛んだ研究は結構好きです笑 nature.com/articles/s4159…
今さらですが、多能性幹細胞Muse細胞がものすごいですね。 "脳梗塞患者への1回の点滴投与で、約7割の患者が日常生活レベルまで回復した"という驚きの治験結果が先日発表されました。 東北大学病院長の冨永先生の「驚きと喜びを隠せない」という発言が全てを物語っています。youtube.com/watch?v=OBuhmy…
光遺伝学を初めて人間に医学応用した、という驚きの論文。 40年来の網膜色素変性症でほぼ視力が失われた患者の網膜にチャネルロドプシンを導入することで、部分的ながら視力が回復したという。 光遺伝学がこんなに早く人間に応用されるとは思っておらず、衝撃を受けました。 nature.com/articles/s4159…
"脳活動だけで卓球ゲームをプレイするNeuralinkのサル"に勝負を申し込んだ挑戦者(四肢麻痺で200本強の電極が埋め込まれている患者)が現れたそうです笑 実現するかどうかは未定ですが、 「200電極の人間」vs「2,000電極のサル」という、色々考えさせられるニュースですね... technologyreview.jp/s/244315/a-par…
"双方向性のBrain Machine Interface (BMI)を作り上げた"という論文。 従来のBMIは「脳→機械」という方向がほとんどだったが、本論文では「ロボットアームの出力を脳にフィードバックする」ことで性能が格段に上昇した。 BMIの可能性を拡げる素晴らしい研究だと思います。 science.sciencemag.org/content/372/65…
「世界最高性能のBrain Machine Interface (BMI)を作り上げた」という論文で、 「従来のアルファベットより優れたアルファベット(optimized alphabet)」が提案されている...笑 「BMI的には、我々が提唱するアルファベットの方が判別しやすい」とのこと。 神経科学の新たな可能性(?)を感じます笑
"「海外の本が翻訳されるのを待てない!」という読書中毒のあなたへ" というタイトルでnoteを更新しました。 "DeepLを用いて英語の本を全訳して読む方法"をまとめてあります。 コロナの影響でせっかくのGWなのに外出できないあなた、読書で世界を広げるのはいかがですか?😊 note.com/daichi_konno/n…
うつ病と躁うつ病の血中バイオマーカー候補を発見した、という論文。 治療薬の候補物質や将来的な発症予測にも役立つというのがすごい。 4人に1人が一生で一度はうつ病になることを考えると、これらを血液検査で診断できるようになる意義はものすごく大きいと思います。 nature.com/articles/s4138…
Neuralinkによる新たな研究成果がついに来ましたね! 「サルが念じるだけでMindPong(卓球のゲーム)を行う」動画です! twitter.com/neuralink/stat…
日本総研によるブレインテックの素晴らしいまとめ資料。 ・そもそもブレインテックとは ・各国の現状 ・アカデミアやインダストリーにおける最新事例 などが網羅的にまとめてある。 ブレインテックについて知りたい人は、まずこちらに目を通すのがオススメです。 jri.co.jp/MediaLibrary/f…
大学教員の実態にかなり沿っていると思う。 残念ながら、これを見て大学教員を目指したいと思う人は多くはないだろうな… "自分の研究?毎日3時間残業して、土日も8時間ずつ出勤すれば週に31時間は研究時間が確保できますよ。いつも脳みそクラクラで死にそうになるけどね。" anond.hatelabo.jp/20210228234557
100万ニューロンを同時に記録できたという驚きの研究。 記録できる細胞数は2010-20年の10年で数千~1万倍に増えた。 この論文ではさらに20倍ほど増えており、このペースだと2030年には~1億細胞になる。 もちろんそう単純でないのは分かるが、神経科学の進歩に期待してしまう。 biorxiv.org/content/10.110…
非侵襲的な迷走神経刺激により言語学習が促進される、という論文。 英語ネイティブの人の迷走神経を耳を介して刺激したところ、中国語のリスニング成績が有意に向上したという。 メカニズムの一つとしてアセチルコリン放出が示唆されており、今後の研究が期待されます。 nature.com/articles/s4153…
「研究」と一口に言うが、実は膨大なスキルが要求される。 発想力,情報収集力,英語力,計画立案力,工作力,プログラミング力,デザイン力,プレゼン力,文章力,交渉力,忍耐力,体力,気力... 全部できる人などほぼいないので、 大学院の間に「自分が得意なスキル」を見極めることが極めて重要だと感じます。
うつ病患者の脳活動を常時モニターし、「落ち込んでいるパターン」が検出されたら電気刺激することで気分を改善させようという臨床研究を発見した。 とても興味深いし、将来的に非侵襲かつ健康な人にも適用できるようになれば、人類の総幸福がものすごく増しそうな気がする。 clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04…
老化に重要な「老化細胞」のみを除去する薬(GLS1阻害剤)を発見したという驚きの研究。 老化細胞の除去によりマウスでは寿命が30%近く伸びることが既に示されており、人間での臨床研究も「5~10年程度で始めたい」と言う。 とても期待したい。 (画像は論文外のもの) science.sciencemag.org/content/371/65…
『老化を「克服」する』というnoteを書きました。 脳や人工知能に負けず劣らずホットな分野である、老化研究の最先端をまとめています! (知らない方も多いと思いますが、実は?私の医師としての専門は「老年医学」です。) note.com/daichi_konno/n…
細胞のリプログラミングにより、損傷した視神経を「若返らせて回復させる」ことに成功したという論文。 この研究では、山中先生が発見した4つの山中因子のうち3つを発現させている。 将来的に細胞のリプログラミングは、 「老いを克服する切り札」になるかもしれない。 nature.com/articles/s4158…