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フランスは8月になった瞬間にバケーションに入る企業が多い。本当に仕事関係の連絡は一切できなくなる。つい「マジか・・」と思ってしまうが、この発想が日本人的なのだと思う。休みがあるから仕事に対するモチベーションが保てるし、「休み」の必要性について、もっと真剣に考えないといけない。
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「将来、この子が困らない様に・・」という理由で、子どもに我慢を強要するケースをよく見かけるのですが、過度な我慢はトラウマを生みだすだけなんですよね。
そもそも、世の中に困らない人なんて存在しないし、将来を考えるのなら、困ったときに我慢せずに訴える、または回避する力だと思う訳です。
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小学校時代、人と話すことが苦手だった僕に「無理して話さなくて良いよ。話したくなったらいつでもおいで。」と言ってくれた教育実習の先生。1ヶ月足らずでしたが、僕の中では永遠に恩師。たとえ教育実習であっても、子供達にとっては大切な先生であることを、実習生は意識してくれると嬉しいです。
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話したくない子に無理やり話をさせようとするのではなく、
・話したくないという気持ちを尊重する
・話しても大丈夫という安心感を生み出す
・話したい気持ちをそっと支える
・話を優しく聞く
・話せた事を一緒にふんわりと喜ぶ
・・そんな関わりが大切だと思う訳です。
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ADHD(不注意性、多動性、衝動性)の話をすると、「私の方がひどい。それって甘えじゃないの?」と言われる事がありますが、注目すべきはこうした症状の程度ではなく、症状により生じるストレスを受け止める「キャパ」に個人差がある部分なんです。ここって意外と見逃されがちな部分なんですよね‥。
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「障害の有無に関わらず、誰もがオシャレできる世の中にしたい」と言うと、「オシャレなんて後回しだろ。お前は実情を分かってない」的な批判を稀に頂戴します。確かに優先順位が低い人はいるでしょう。でも私は、オシャレしたい人が当たり前にオシャレ出来る社会を目指したい‥ただそれだけなのです。
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漢字ドリルを極度に嫌がるAさん。鉄道好きだったので「駅名で漢字を覚えてみない?まずは山手線!」と言ったら熱心に取り組んでくれた。
山手線は基本的な漢字が多い。それに「健康(小4)」を無理に覚えるより「鶯谷」を書ける方が自慢になるし、意欲が生まれる。
漢字を嫌いにならないって、大切。
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「発達障害って才能があるんですよね?」と言われがちですが、「発達障害=才能」のレッテルで苦しむ人が沢山います。才能って、結局のところ人との比較を根底とした概念ですから。
才能よりも「自分らしく生きる」の方が大切だし、それを保障するために支援や配慮が必要だと思う訳です。
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なお、我々の目的はあくまで障害のある方を含めたインクルーシブなビジネスモデルを世に広げる挑戦であり、ビジネスではありません。よって、障害を表に出す必要があります。
あと、販売する際は「障害のある方が製作した」という事実を表に出していません。(そもそも、表に出す必要がないので。)
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漢字が苦手なAさん。鉄道好きだったので「漢字を覚えるのが苦手なら、駅名で漢字を覚えてみない?大人でも鶯谷(うぐいすだに)を書けない人は多いし、放出(はなてん)を読めない人は多いと思うよ?」と伝えたところ、「確かに!やってみる!」と取り組んでくれた。楽しく学ぶって、大切。
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昔、和食屋でバイトをしていた。不注意性が強くミス連発で落ち込む僕に「お前に完璧なんて期待してへん。大事なのは、なんとかしようと工夫するお前のその気持ちやねん。ミスは俺が責任とったる。明日の仕込み、頼んだで。」と言ってくれた料理長の一言は、今も学生と接する際に心がけている。
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不注意性の強い子に対して、大人はつい「忘れ物をなくそう」としがちだけど、忘れ物をなくすハードルはかなり高い。それよりは「忘れやすいことを自覚する」「工夫すれば忘れないことを知る」の方が大切だし、何よりも、忘れなかったことを子供と一緒に喜び、工夫に対する意欲を生みだすのが大切。
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「忘れるなら、なんでメモしないの?」とよく言われるのですが、メモをする前に記憶が賞味期限を迎え、忘れるのではなく消えてしまうのです。脳から消えないように努力を試みる訳ですが、努力をするべきタイミングで「努力しないといけない」という記憶自体が消えてしまっている訳です。。
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「発達障害って才能が・・」みたいなことってよく言われがちですが、才能と障害の有無って関係ないんですよね。自分の特性を社会で発揮できたらそれが才能な訳で、才能を発揮することを阻害する要因(障害)が社会側に存在するのなら、社会の側で除去しましょう・・というだけの話なんですよね。
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不注意性の強い僕が学生バイトだった頃、茶碗蒸しを注文されたのに、液を入れ忘れて茶碗だけを蒸す様な人だった。それでも「お前は一生懸命やってくれてる。普段からミスしない様に工夫してる姿を俺は見てる。」と、お客様に代わりに謝ってくれた料理長の背中を生涯忘れることはない。
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「講義中、スマホ使用OKです。スマホの回線でインスタやTikTokを見ていても叱りません。」と宣言すると、個別作業の時間にほとんどの学生がスマホを触り始めた。やはり現実は甘くないな‥なんて思っていたら、実はみんなスマホで調べながら必死で作業をしてくれていた。そんな学生には感謝でしかない。
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スーパーで意識を失って倒れた後、買い物をしていたお客様の中に看護師さんがいたらしく、痙攣の状態を把握して救急車を呼び、救急救命士に私の状態を伝達してくれたとカルテの記録で知る。御礼をご本人に直接言えないのは辛いですが、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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ケアレスミスをよくする人に必要なスキルは「ケアレスミスをしない」ではなく、ケアレスミスをする前提で「準備」をすること。ケアレスミスを防ぐため、誰かにチェックしてもらうことは当然で、加えて負担をかけることを前提に、普段から自分に出来る仕事で貢献しておく「準備」が必要なんですよね。
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障害の診断って「負のレッテル」的に使われがちですが、自身や子供の辛さの原因を理解するためのヒントであり、「私の努力が足りない‥」といった自責の念から解放されるきっかけに過ぎないんですよね。診断は、人生を前に進めるための説明書みたいなもの。
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「講義中、別に寝てもいいし、廊下に出てもいいよ。」と学生には伝えている。睡魔は生理現象だし、睡魔と戦う無駄な時間を過ごすくらいなら、少し寝たり廊下を歩いたりする方が効率的だと思うんですよね。第一、睡魔を生み出したのは自分ですから、学生を叱る理由がないのです。
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勝負に負けるとすぐにキレてしまう知的障害のあるAさん。毎回癇癪を起こすけれど、その度に彼と【作戦会議】を開いた。ある日、「コソッと帽子を叩きつけたらラクになるかも」と呟いたので、イライラしたら隠れて帽子を叩きつける実践を繰り返した。すると、徐々に怒りをコントロールできる様に‥続く
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サラダの取り分け、お酌、タイミングを見計らったオーダー・・・これらのスキルが強要されない集団に属するだけで、人生は3割ハッピーになると、割と本気で思っている。