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「社会に出て困らないために」と思うがあまり、厳しくしすぎて「社会に出れずに困る」可能性も認識しておくべきだと思うんですよね。
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「なんで、こんな事も出来ないの?」系の発言って、ただでさえ精神的に大ダメージを与えるのに、「普通は・・周りは・・常識的には・・社会は・・」など、一般論に進化させてとどめを刺すのは本当に勘弁してください。
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感覚過敏は頑張れば我慢できてしまうケースがあるから難しい。例えば、衣服が肌に触れるだけで激しい痛みを感じる場合も、耐えれるが故に我慢してしまう。でも、我慢するとストレスが蓄積され、追い込まれるのが現実。
故に、誰もが気軽にSOSを出せる環境が大切だし、そこがもっと評価されて欲しい。
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読み書きに困難さがあっても、120%の力で頑張れば読み書きが出来てしまうケースがあります。こうしたケースは、子供達の「ストレス」を見逃さないことが大切。そういう意味で、「昨日できたから今日も頑張れば出来るよ!」は、実はかなりブラックな指示なんですよね。。
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90分の講義の間に休憩時間を確保するだけで救われる学生は多い。同一姿勢であるが故に生まれる眠気、講義中にトイレに行けない恐怖、花粉症を我慢するストレスなど、講義を聞きたいにも関わらず体質のせいで集中できない学生は多い。集中出来ない理由を一方的に「集中力」のせいにするのは辞めたい。
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大学のオンライン講義はカメラオフなので学生の顔が見えない。あまりに寂しかったので、チャット機能を活用することに。「なるほど」「マジでww」「88888」など敬語不要のルールにしたところ、チャットが異様に盛り上がり、「神授業!!」「お茶投げたいです!」と感想に書かれていて満更でもない件。
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伸びてきたので後日談ですが、「受け身な自分が前のめりになった」「チャットを見ながらメモを取れた」「他の人の意見や考え方を知れた」「聞くだけより断然集中できる」「発言しやすい」など、任意の授業アンケートにもかかわらず7割の学生が感想を書いてくれました。
ちなみに、感想は全て敬語です。
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スマホで撮影した画像は、レジュメに書いたメモの様に行方不明になる可能性が低かったり、ノートテイクにかかる時間を節約できたりといったメリットがあるのですが、実は障害やケガで書字に困難さが生じるケースは意外と多く、こうした学生に対する配慮という意味で始めたアイデアなんです。
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「この講義は写真撮影OKです。どんどん撮影してください。カメラのシャッター音を1いいねと解釈しますので、音を鳴らしてどんどん撮影してくださいね。」と学生には伝えている。結果、「この部分、皆さんには是非知っておいて欲しいんです‥」と言った瞬間に授業が記者会見場に変貌する案件。
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障害や困難さで学生から配慮を求められた際、その学生にだけ特別な配慮をするのではなく、なるべく全体に対して適用可能なルールにしている。板書の写真撮影の許可や、トイレの入退室自由もその一環。特別扱いって、本人にとっては負担に感じがち。特別扱いせずに済む工夫を模索することって大切かと。
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小学校で教員をしている教え子が、「テストに書く名前は【習った漢字】しか使ってはいけないというルールがあるんです。ルールは疑問があるけれど、ルールがコロコロ変わるのも・・と思ったので、『漢字で書ける人は挑戦してみよう』という欄を別途設けてみました。」と言っていて、思わず感心した件。
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遅刻してきた学生には「遅刻したけど来れたやん!」と笑顔で伝えている。遅刻を責めるのではなく、遅刻して叱られるリスクがあるにも関わらず講義に来たことを認める。すると、遅刻しなくなるので「遅刻せずに来れる様になったやん!」と伝える。そう言った瞬間の学生の満開の笑顔がたまらなく好きだ。
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「講義中、スマートフォンを使用してOKです。調べ物やノートテイクなど、自由に使ってください。」と伝えている。すると、ゲームやSNSをする学生は予想以上に少数で、それどころか講義の調べ物に没頭します。学びたい学生が快適に学べる環境を保障することって、大切だと思うんですよね。
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「甘やかしたら社会で必要な力が身につかない。」ではなく、「甘えることで社会で生き抜くために必要な体力を身につける」なんですよね。厳しさは他人に甘える経験を沢山した先に必要なもの。
誰にも甘えることが出来ず、苦しんできた子に出会ってきたからこそ、強く思う。 twitter.com/akinaln/status…
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「次回、配布したプリントを忘れずに持ってきてください。自信のない人は今この場で、スマホのアラームをかけましょう。」と伝えたところ、全員が忘れずにプリントを持ってきてくれた。忘れ物をした後に責めるのではなく、忘れずに済む環境をあらかじめ準備するって大切だと思うんですよね。
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ある学校の講義で、計算に困難さがある学生が「計算ミスで薬剤の配合を間違えたくないので、電卓を使わせて欲しい」と言ったところ、先生に断られ、彼女は固まってしまったらしい。計算の困難さを事前に伝えていたにも関わらず‥です。
電卓を使わずに薬剤の配合を間違える方が問題だと思うのですが。
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算数障害(ディスカリキュリア)は発達障害の一種で、数字の概念理解や計算に極端な困難さが生じます。また、数字や計算に関すること以外は困難さが生じないため、診断されないケースも多くあります。故に周りから理解されない事も多く、配慮が得られないどころか努力不足と言われてしまうんですよね。
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「Aさん、きっと発達障害だと思うんです。」と相談された際、「過度に頑張っているのに出来なくて本人が困っている場合、それは"障害"です。困っていない場合、それは"特性"です。」と事前に伝えると話がスムーズに進む。ただし、困りを言語化できないケースも多く、困りを自覚するサポートは必要。
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「読字障害は明朝体フォントが苦手(読みづらい)のに、なんでマンガは読めるのですか?」と質問されたので、「人にもよるけれど、漫画はひらがなが明朝体で、漢字はゴシック体だからね。」と言うと、驚かれる件。
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百人一首を皆でやろうとするも、メンバーの中に聴覚障害の子がいた。どうするかな・・と観察していると、「百人一首の代わりに何をさせよう‥」と悩んでいる大人の思惑を無視して、「手札を画面に映せばいいじゃん!」と楽しそうに話す子供達。この差は何気に大きいな・・と感じた出来事。