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バレーボールで来た球を全て取りに行こうとして失敗し、邪魔者扱いされる子がいた。そこで、テープを床に貼って「これを踏んだまま、手が届きそうな球を打ち返してみて。球に当てるの上手いから、きっと返せるよ」と伝えたところ、素晴らしいレシーブを連発。周りから褒められ満面の笑顔に。良かった。
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不注意性が強い子に必要な力は「忘れ物/落とし物をしない」ではなく、不注意性を前提とした生き方を模索する力。忘れ物/落とし物をする前提で準備する力、気づいた時に冷静に対処する力など。そのためには、自身の不注意性を受け入れるためのキャパが必要。
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「私の講義はスマホを使って構わないし、写真撮影も自由。その代わり、お願いがあります。自分に合った学び方で学ぶ大切さを認識し、自分の学び方を他人に押し付けない人になって下さい。世の中には一般的な方法では学べなくても、学び方を少し変えるだけで学べる子が多くいます。」と学生に伝えた。
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「ファッション車椅子」という単語で揶揄する話題が流れていますが、車椅子ユーザの方々にとってのオシャレを開発している人間としては、こうして揶揄されることが凄く悲しいです。
車椅子は誰にとっても必要なもの。そして、オシャレは全ての人にとっての選択肢。
このことを強く主張させて下さい。
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「発達障害だから頑張らなくても良いという風潮にどうしても納得出来なくて‥。」と相談されたので、「頑張らなくても良いのではなく、頑張れる方法を探すことが大切です。頑張る事で人間は成長出来るのですが、他の人と同じ方法で頑張ることが難しい。だから、支援が必要なんです。」とお伝えした。
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「講義はスマホでメモを取って構いません。積極的にスマホを使いましょう!講義中に調べ物をしても板書をカメラで撮影しても構いません。むしろ主体的な学びと評価します。その代わり、自分の特性に合った最適な学び方を模索してください。今までの学び方が最適とは限りませんので。」と学生に伝えた。
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「ケーキ屋の前に段差があり、入るのを諦めた車椅子ユーザがいたとする。もし貴方が店員で『あの人には障害があるから仕方がない』と思ったとしても別に構わない。でも、スマホで商品の写真を撮って店の前で接客すれば客はケーキを買える。少しの工夫で喜んで貰える方が嬉しくない?」と学生に伝えた。
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「Excelは難しいから苦手‥」と言う学生に「Excelなんてやってみたら簡単」と言うと話を聞いてくれない。「Excelは確かに最初は難しいよね。」の様に、相手の気持ちを尊重し、共感した言い方に少し変えるだけで、「この人は自分の苦手を理解してくれる‥」と話を聞いてくれる。
苦手の共感って、大切。
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スカートを穿いて講義をしたら、講義の感想に「堂々と穿いている先生を見て、本当に尊敬します。」「スカート、格好いいです。」とあった。大学内を歩いていても、同僚から「袴みたいでなかなか良いね。」と言われる。穿くまでは確かに不安だけど、穿いてみれば意外と誰も何も思わない。
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「障害を乗り越えて・・」というフレーズ、乗り越える事が出来たら、それはもはや障害ではないんですよね。自力で乗り越えることが難しいから『障害』な訳で・・。障害を乗り越えなくても済む社会を目指すべきだと思うのです。
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数年前、講演に全盲の方が来られていたので、パワポのスライドありきの講義ではなく、音声のみでも楽しめる様に【ラジオのDJ】感覚で講義をしてみた。すると、感想に「講師が楽しそうに話していて、こちらまで楽しくなりました」など、全体の評価が高くなった。気づきをくれた全盲の方に感謝しかない。
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UDデジタル教科書体の話でバズりましたが、反応を見ると「良いフォントだから使っていたけれど、障害のある方のために開発されたと知って驚いた」的な内容が多かった。実はこれが本質で、障害のある方向けに作られたデザインは多くの人に優しいデザインだし、そこに「障害」は関係なくなるんですよね。
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「私、不注意性が強くて‥。生きていく上で何かアドバイスありませんか?」と聞かれたので、「不注意性が強いと、どうしても自尊心が下がってしまいがち。だから、自尊心を高めてくれる人を大切にし、自尊心を下げる人とは可能な限り距離をおくことをお勧めします。」とお伝えした。
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「この子はやれば出来る子なんです。でも、なかなか継続しなくて・・」と相談されたので、「お子さんは7割くらいの力で出来てますか?もし120%のフルパワーで出来ていたとしたら、それは本人にとって負担だし、きっと継続しません。7割くらいの力で出来ることを探してみませんか?」とお伝えした。
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不注意性が強く、出かける間際にバタバタする僕を見て笑う息子達。すると妻が「お父さんはこうして忘れ物が多いけれど、忘れることを自覚しているから普段から対策しているの。忘れたことよりも、普段どう対策しているかを見ておきなさい。」と冷静に伝えていて恥ずかしかった件。
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指示に素直に従う子って、「あの子は優秀だし大丈夫」と放置されがち。でも、指示に従う要因が「叱られたくない」「優秀じゃない自分を見せられない」だったりすると、しんどくても誰にも言えずにストレスを溜めてしまい、いつか爆発してしまう。指示に従うから大丈夫・・ではないと思うのです。
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「信じて貰えないと思うのですが、実は周りの音が『色と形』で見えてしまうんです。だから、すごく疲れやすい。信じて貰えないと思いますが。。」と相談されたので、「信じますよ。シナスタジアといって、脳機能的にあり得る話なんです。」と答えたところ、後日、気持ちがラクになったと報告。何より。
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「この子は優秀だから大丈夫。」と簡単に決めつけない方が良いです。優秀な子の中には、水面下に「出来ないことを許せない」「出来ないことが怖い」といった気持ちが潜んでいる場合があります。そこに気づかず放置してしまうと、後になって致命傷になるケースがあるんですよね。。
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新入生向けの講義で「来年パリコレでショーを開催します。」と言うと笑いが起きるが、本当だと伝えるとザワつく。
「今笑った人は、心の中で『どうせ出来ない』と決めつけていた。この発想は子供達の可能性を潰しかねません。教師を目指す皆さんは4年間で自分の常識を疑ってみて下さいね。」と伝える。
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巡回相談中にカーテンに隠れている子を発見。隣に座って彼の好きな恐竜の話をした。暫くして「実は、友達に悪口を言われたのが辛くて‥」と言ってきたので、「そっかぁ‥辛かったね。辛さを伝えるって、大人でも難しいこと。本当に凄いと思うよ。」と伝えると彼は号泣。そっと彼の頭を撫でた。
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学生「先生!私、寝坊しなくなったんですよ!」
僕「うそー!凄いやん!」
学生「先生が『遅刻したけど、ちゃんと来たやん!』って言ってくれて、寝坊したらどうしよう‥という不安がなくなったのが大きかったです!」
お叱りを受けそうな対応ですが、寝坊を解消したのでお許しください。
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「子供の好き嫌いをなくすにはどうすれば良いですか?」と聞かれたので、「嫌いなものを無理矢理食べさせるとトラウマになってしまいます。嫌いなものをなくすのではなく、好きなものを増やすという感覚はいかがでしょうか?」と答えた。幼少期に大切なのは、食べるのを嫌いにならない事なんですよね。