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「教員にチャットで質問するのは失礼」という話を耳にしたが、数回のやり取りが必要な内容はチャットの方が助かるし、相手の時間を使わないという意味ではむしろ礼儀正しい。あと、チャットはSOSを伝えやすく、大変な状況になる前に支援できる側面もある。チャットは失礼ではなく、新たな選択肢かと。
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「何度叱っても、反省の色がない」とはよく言いますが、反省すべきは何度も同じ叱り方をする自分自身だったりするんですよね。叱る際に正しい行動を具体的に示し、正しく行動することのメリットを伝え、相手を観察し、正しく行動した際は確実に褒めないと、何度叱っても行動って変わらないんですよね。
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漢字ドリルを極度に嫌がるAさん。鉄道好きだったので「駅名で漢字を覚えてみない?まずは山手線!」と言ったら熱心に取り組んでくれた。
山手線は基本的な漢字が多い。それに「健康(小4)」を無理に覚えるより「鶯谷」を書ける方が自慢になるし、意欲が生まれる。
漢字を嫌いにならないって、大切。
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念のために申し添えますが、他の方が書かれている通り、当然ながらエスカレーターは歩行禁止ですよ。
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ベトナムで非常勤講師をしていた頃、昼休みが2時間確保されていて、多くの学生は自宅に帰ってランチと昼寝をしてから戻ってきていた。大学からも「こちらで寝てください」と寝るスペースを与えてくれた。お陰で学生は誰も眠そうにせず講義を受けてくれるし、講義する側も楽だったんですよね‥。
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障害や困難さのある子に対して「困り感を解消しましょう!」というのは確かに大切ですが、子供からすると「何に困っているのか分からない‥」のが実情。つまり、困ることすら出来ていない部分が問題な訳で、原因不明な慢性的なしんどさを言語化する部分から丁寧に始めていくのが大切だと思うのです。
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「助けを求めれば、助けてくれる人がいる」という見通しって、すごく大切だと思うんですよ。見通しがあれば動けるし、動けば成功体験が生まれ、気持ちに余裕が生まれる。すると、「助けを求められた時に助けることができる」に繋がる。
子どものうちに助けを求める経験を重ねるって、大切。
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「先生、授業に出るのが難しくて・・配慮して頂けませんか?」と言われた時は、「言ってくれてありがとう。」と伝え、別室で講義をする。学力を伸ばすことは大切にされる一方で、忘れられがちなのが「助けを求める力」。自分に必要な支援を把握し、必要な場面で支援を求める力って、凄く大切だと思う。
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バズっているので宣伝です。
この度、車椅子でも着脱が簡単な巻きスカート型のデニムを開発しました。巻きスカートだと、車椅子に座ってパタンパタンと折り畳むだけで履けます。しかも、男性が履けるオシャレなものを開発しました。
興味のある方は、@tottolink をご覧ください。
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「得意を伸ばす大切さは理解できますが、苦手を放置するという部分に納得いかなくて‥」と質問されたので、「放置ではなく、”苦手”に取り組むために必要な学習方法を”得意”を使って学ぶ訳です。苦手を努力で克服するのは辛いので、得意な部分からアプローチする方略です。」と答えたら、ご納得頂けた。
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補足・・子どもが主体的に関わることを批判している訳ではありません。6年生が1年生を・・も別の話です。「お世話」というワードと、ワードに含まれる感覚の話です。
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ついに、ついに・・パリコレの様子が解禁となりました✨
障害の有無に関わらず、誰もが魅力を感じるファッションをパリコレで表現する・・私達の3年間の挑戦が、この20分余りのの動画に凝縮されています。
是非、皆様ご覧ください。
youtu.be/QIanqovojjg
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私は人の顔と名前が覚えられない。苦肉の策で、名刺交換の際に「私、どうしても顔と名前を覚えられなくて‥。次お会いした際にまた名刺を渡そうとすると思います。その際は、無礼をお許しください‥。」と先に謝る様にしたところ、本当に忘れても笑い話にして頂ける様になったんですよね。対策は大事。
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「出来ないことを努力で出来る様にする」が教育と思われがちだけど、ただでさえストレスが高い状態で努力を強要すると、子供達は潰れます。
大切なのは余計なストレスを軽減することで「努力できる環境」を準備すること。そんな環境での努力は主体性を伴いやすく、成長に繋がりやすいですよね。
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学校現場で「特別扱いはできない」という理由で、一方的に合理的配慮を拒まれる(話し合いの機会すら拒まれる)ケースは残念ながら未だに残っている。学校は「特別扱い」というけれど、障害や困難さにより1人だけ他の子供達と授業を受けられない状態そのものが「特別扱い」だと思うんですよね。
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ケアレスミスをよくする人に必要なスキルは「ケアレスミスをしない」ではなく、ケアレスミスをする前提で「準備」をすること。ケアレスミスを防ぐため、誰かにチェックしてもらうことは当然で、加えて負担をかけることを前提に、普段から自分に出来る仕事で貢献しておく「準備」が必要なんですよね。
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「辛くない?」と聞くと「辛くない」と返ってくる。「大丈夫?」と聞くと「大丈夫」と返ってくる。こう答えておけばラクだし、相手が心配せずに済むから。こうしてストレスが蓄積されていき、気づいた時には大変な事になるんですよね。。
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学習障害などで読み書きに困難さがあるからって、読み書きが嫌いと決めつけない方が良いです。「出来る・出来ない」と「好き・嫌い」は別の話。大切なのは、”出来ない”を”出来る”にする事に執着するのではなく、”好き”を大切にして増やしていくことだと思うんですよね。
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「あの子はADHDだから・・」のように、障害名が特定の人に対する負のレッテルとして使われるケースを見かけますが…
障害名は、自身の辛さやしんどさの要因を理解するため、それを他人に説明するため、そして前に一歩を踏み出すために必要な「手がかり」として、ポジティブに使われて欲しいですよね。
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聴覚過敏って「全ての音が苦手」と誤解されがちですが、音の種類によっても異なるし、音の来る方向やタイミングが分かれば逆に楽しめる事も多い。大切なのは「聴覚過敏=音が嫌い」と勝手に決めつけるのではなく、辛そうにしている目の前の人が「音の何が辛いか」を知ろうとする事だと思うんですよね。
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障害の診断って「負のレッテル」的に使われがちですが、自身や子供の辛さの原因を理解するためのヒントであり、「私の努力が足りない‥」といった自責の念から解放されるきっかけに過ぎないんですよね。診断は、人生を前に進めるための説明書みたいなもの。
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「全ての生徒に優しい授業なんて無理」というのは正論なのですが、だから排除しても良いという理由にはならない。優しくしようとしてうまくいかない授業と、最初から諦めている授業には差があるし、この差って生徒には伝わるんですよね。
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「出来ないことを出来る様にする」が障害支援と思われがちですが、挑戦したい人が何も考えずに挑戦できる、楽しみたい人が何も考えずに楽しめる、オシャレしたい人が何も考えずにオシャレできる・・「何も考えずに」一歩を踏み出せる環境を整備することが、本来の障害支援だと思う訳です。