原武史(@haratetchan)さんの人気ツイート(いいね順)

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横浜市長選の得票率を区ごとに見ると、山中の得票率が最も高く小此木の得票率が最も低かったのが青葉区(36・87%と16・12%)、逆に山中の得票率が最も低く小此木の得票率が最も高かったのが鶴見区(29・89%と31・32%)。前者は東急田園都市線、後者はJR京浜東北線・鶴見線・京急本線の沿線。
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日本学術会議の問題については、そもそも学術会議とは何なのか、どういう基準で会員に選ばれるのか、会員に選ばれる学者と選ばれない学者の違いはどこにあるのか、などの基本がよくわからない。当然、ここにも権力が作用しているわけで、単純に権力と学問の闘いのように分けることはできないと思う。
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今日の憲法に関するNHK特集。実録に言及し、昭和天皇が敗戦直後から憲法改正を促し、新憲法につながる平和主義者だったかのような番組になっていたが、同じ実録には旧憲法と変わらない松本試案を基本的に支持する天皇の発言もある。なぜ戦争終結が遅れたのかという肝心の問題が曖昧になっている。
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朝から延々と流され続けるに違いないテレビの「奉祝」一色の報道にもううんざりと言う方、そうした報道からちょっと距離を置き、今回の儀式の意味を冷静に考えてみたいと思っている方、午後の30分だけこのラジオ番組に耳を傾けていただければ幸いです。 twitter.com/TBSR_PR/status…
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立花さんは明学でこう言った。「日本の反対党として常に反対の声を上げ続ける勢力としては、共産党は日本の政党のなかでoppositionの役割を歴史的に立派に果たしてきたと思いますし、これからも果たすに違いないと思っているんです。ですから、私は選挙のときに共産党に投票したことが何回かあります」 twitter.com/vys03470/statu…
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兼松講堂で行われた吉田裕さんの最終講義。約半世紀前に羽仁五郎が同じ講堂で千人あまりを集めて行った講演会以来じゃないかと思われるほどの聴衆の数だった。その多くは一般市民で、市民と大学の間に垣根をつくらない戦後国立の思想風土が反映しているように思えた。
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埋もれた歴史のなかによく似た前例を探り当てる辻田さんの嗅覚はさすがだと思います。 twitter.com/reichsneet/sta…
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あまり報道されていないが、台風15号による大井川鐡道の被害がきわめて甚大だ。
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100年前の1921年11月25日、大正天皇が事実上引退させられ、皇太子(後の昭和天皇)が摂政となった。近代天皇制の大きな転換となった日。その影響は、2016年8月に退位を強く示唆する「おことば」を発表して摂政を拒絶した現上皇にまで及んでいる。
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今日の菅官房長官の答弁によると、去年8月の「天皇陛下のおことば」は退位の意向を示したものではなく、特例法案は「おことば」と直接関係するものではないという。よく言うよ。呆れた。
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昭和天皇は、玉音放送の後の1945年11月、伊勢神宮に参拝し、御告文を奏して戦争終結をアマテラスに「奉告」している。今回も天皇が伊勢神宮に参拝するかどうかに注目している。その際には、8月8日の放送ではっきりと言わなかったことを、アマテラスにははっきりと「奉告」するはずだ。
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「天皇個人の人格性の高さのようなものを褒めたたえることに皇室報道が埋没し、かえってもののいいづらさ、タブーや自己規制のようなものが生まれているように私は感じている」(大木賢一『皇室番黒革の手帖』140頁)。記者としてのこの自覚は重要だと思います。
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つまり清張は事件の直前になって急きょ安藤の参加が決まり、事件の規模が大きくなったことを『昭和史発掘』で重視したのに対して、今日の番組では最後に海軍の極秘史料を出すことで、事件はかなり前から周到に計画され、その計画を海軍が正確に掌握していたことを視聴者に強く印象づけていた。
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現時点では海軍の新史料を見ていないので、清張の説が直ちに否定されたとは思わないが、結果的には海軍の見方が正しかったふうに見えてしまう。河西さんも出演していたが、NHKはどういう基準で研究者に史料を見せているのか。一刻も早い公開を望みたい。
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天皇皇后の沖縄訪問に関するNHKの報道を見ていると、当初行幸啓に違和感をもっていた県民も、天皇皇后の沖縄を思う気持ちが明らかになるにつれ見方が変わり、温かく迎えるようになったというストーリーになっているが、このストーリー自体に政治的な匂いを感じないわけにはいかない。
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岩波天皇皇室辞典を編集したのが縁で、2005年に三笠宮に一度お会いしたことがある。そのときのやりとりについては明日までにメディアに出ると思うが、学者の質問に対して学者として答える姿勢が印象に残った。また皇后や皇太子妃など皇室に嫁いできた女性たちに対する率直な評価にも驚かされた。
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これだけ森友学園の問題が騒がれているのに相変わらず稲田防衛相が教育勅語を評価する発言をしているのは、2018年の明治150年に合わせて文化の日を「明治の日」に改めようとしていることと関係があるような気がする。なぜならこの勅語は明治天皇の「お言葉」なのだから。
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首都圏の鉄道で進む相互乗り入れによって、かなり遠方からでも人々が一か所に集まりやすい状況を作り出している面がある。それによって渋谷のように、本来東急の街だったのが、他の鉄道の多様な文化と混淆し、カオスを生み出してしまっているのではないか。
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今日のNスぺ。もちろん天皇と田島の間の細々としたやりとりが初めてわかったという意義は認めるが、「おことば」をめぐる天皇と田島のやりとりの推移自体は前掲書の165~166頁に出ているし、反省にこだわる天皇の意向が拒絶されてゆく過程も同書に掲載された「おことば」案の変化からわかる。
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司会進行の合間にワイドスクリーンでは古事記の国生み神話が解説されるなど、復古色も目立った。最後に万歳がなかなか終わらないのはこれまでと同じだったが、他方で嵐の奉祝歌が終わると若い人達は帰り始め、君が代斉唱や万歳三唱に加わらなかった。警察の規制は厳しく、立ち止まるなと注意された。
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即位礼正殿の儀のときと同様、10日の祝賀御列の儀のTBSラジオの特別番組に出演し、11日にはまた辻田真佐憲さんとともにセッション22に出演する予定です。今回もまた前回同様、テレビでは聞けない解説をしたいと考えております。
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「国民」が11回、「人々」が6回出てくるように、「お言葉」は政府でなく国民に向けられている。国民が天皇個人の気持ちに共感し、生前退位を支持すればそれが「民意」となる。天皇が政府や議会をすっ飛ばして「民」との直接的な回路を開こうとするところに危うさを感じないわけにはいかない。
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三笠宮に「昭和天皇と貞明皇后の間に確執はありましたでしょうか」と尋ねたとき、明らかに手汗が滲んでいた。初対面の若造がこんな質問をしたら、失礼なことを言うなと一喝される可能性が高いと思ったからだ。だが三笠宮は表情一つ変えず、間髪を入れずに「あったと聞いています」と答えられた。
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カールの思い出。フジテレビの軽部真一アナウンサーは滝山団地に住んでいて、東久留米の小学校一年のとき同じクラスだったが、「カール」と呼ばれていた。遠足では彼がカールを持ってきていたと思う。彼はオウムの麻原彰晃に最も可愛がられていたアナウンサーの一人だったと記憶している。
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石原慎太郎の現在の姿を見ていると、三島由紀夫『豊饒の海』4部作に一貫して登場する本多繁邦を思い出す。本多の親友の松枝清顕は「春の雪」で若くして死ぬが、本多は生き続けて老醜をさらしてゆく。三島は自らを松枝に、石原を本多になぞらえ、石原の現在を予言していたかのように思えてしまう。