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昨夜出演した知恵泉にしても、ブラタモリにしても、どうしてNHKというのは「何も知らない女性」というポジションを作ろうとするのだろうか。結果として自分も「共犯者」になっているような気がして、なんとも後味が悪かった。
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昨日は衝撃のあまり呟く気になれなかった。「民主主義の根幹を揺るがす危機」という言葉があふれたが、もし本当に多くの人々がそう感じているなら、明日の投票率が跳ね上がらなければならないはずだ。もし逆に下がるようなことがあれば、それこそ本当の「民主主義の危機」ということにならないか。
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批判することや違う意見を表明することと、否定することや誹謗することの違いを、学校教育の現場で早くからきちんと教えないといけないような気がしてきた。
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尾身会長の警告に対する閣僚の反応を見ていると、1945年2月に「戦局の見通しにつき考ふるに、最悪なる事態は遺憾ながら最早必至なりと存ぜらる」と上奏した近衛文麿に対して、「もう一度戦果を挙げてからでないと中々話は難しいと思ふ」と答えて戦争の継続にこだわった昭和天皇を思い出す。
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珍しくNHKから連絡が。某番組で一連の皇室行事について取り上げたいので考えを聞きたいという。てっきり出演の依頼かと思い電話したところ、電話口ですぐに教えてもらいたい、これは出演の依頼ではなく、わからないので教えてほしいと言われたので、拙著をお読みくださいと言って切った。
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またNHKが「独自」と称して宮内庁長官田島道治が昭和天皇の肉声をメモしていていた膨大なメモが見つかったとするニュースを長々と流していたが、今日のニュースを見る限り、加藤恭子『昭和天皇と田島道治と吉田茂』(人文書院、2006年)ですでに明かされたこと以上の発見はほとんどなかった。
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もしも共謀罪の成立を昭和初期の治安維持法の再来として糾弾している人が、「陛下のお気持ち」を絶対のものととらえ、平川氏や渡部氏を君側の奸であるかのごとく糾弾したとすれば、それは同じ時期の「超国家主義」と同じ思考に陥っているということに気付いていないと言わざるを得ない。
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5日に放映された「100分de名著 松本清張」の第1回「点と線」では、自殺に見せかけた某省の佐山課長補佐に責任を全部押し付け、上司の石田部長はのうのうと生き残る官僚の話は決して過去のことではなく、いまでもあるのだと最後に力説しましたが、その通りのことが起こってしまいました。
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これほど感染が急拡大しているのに金メダルの数が各国中一番多いと騒いでいるいまの状況を、負け続けているのに日本は特別な国であり、最後は必ず神風が吹くと信じこんでいた太平洋戦争末期の状況とどうしても重ね合わせたくなる。
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昨夜の731部隊を取り上げたNHK特集は力作だった。私の父は厚生省の国立予防衛生研究所(現・感染症研究所)でウイルスの研究をしていたが、この組織にも731からの帰還組が流れ込んでいたと聞いたことがある。「戦中」と「戦後」の連続性についてはまだまだ闇の部分があると思う。
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今日の天皇メッセージには、祭祀(祈り)と行幸啓を中核とする、昭和とは全く異なる平成の天皇制を28年かかって築き上げたという強い自負と、それを次代にスムーズに継承させたいという思いがうかがえた。だがそれは、代替わりによって平成流が変わってはならないという次代への注文でもある。
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またNHKが独自で来月8日頃に天皇の会見がテレビ中継されると朝のニュースで大きく報じた。が、まだ追う社はない。非常におかしな事態が進んでいると感じる。なぜNHKだけがここまで「情報」を独占し、確信に満ちた報道を流し続けるのか。このからくりはいずれきちんと検証されるべきだろう。
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私は奥田くんと同じ明治学院大学国際学部の教員だが、奥田くんへの殺害予告があったことに対して、なぜ大学はホームページで何らかの声明を出すなどの毅然とした対応をとらないのだろうか。新聞でも報道されているのに広報課が「調査中」としか答えないのは、あまりにも恥ずかしい。
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宮内庁記者からの伝聞。現天皇は明治天皇を評価していない。長い天皇制の歴史のなかで明治は伝統から外れた時代であり、戦後の象徴天皇こそ伝統に沿うと考えている。明治節の復活につながる明治の日などもってのほかである。大正天皇については意思に反して引退させられたと考えているようだ。
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今夜のBSフジのプライムニュースで、自民党の武見敬三が五輪中止派=共産党=非国民というニュアンスで喋っていた。共産党を「アカ」と呼んでいた時代の感覚とほとんど変わらない。もし開催が強行されれば、この感覚はもっと強まるだろう。
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案の定、朝からNHKがずっと特別番組を流している。雨音すら聞こえない渋谷のスタジオで「奉祝」気分を盛り上げようとする空気と、その画面の周辺でずっと流れ続ける被災地での災害情報。そのあまりの対照ぶりに違和感を覚える視聴者は少なくないはずだ。
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展開がいよいよ1945年8月15日に似てきた。午後3時からの放送告知は正午に重大放送があることを告知した8月15日のラジオ放送に似ている。そして放送の後に首相がコメントを用意するのは、玉音放送の後に鈴木貫太郎首相の名で内閣告諭が発表されたのと似ている。全く信じがたい事態だ。
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NHKが内親王の婚約を「スクープ」した5月16日、実はNHKは加計学園の文書も入手し、前川前次官へのインタビューも済ませていたという。とすれば、あの「スクープ」の政治性は明らかだ。AERAで「発表のタイミングも偶然ではなく、意図があるのでは」と答えたが、こういうことだったのか。
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かつてNHKで「その時歴史が動いた」という番組があって、出演を打診されたことがある。「その時をいつにしますか」と問われ、ちょうど『大正天皇』を出した頃だったので「1921年11月25日にしたい。この日の舞台裏を探ってみたい」と言ったら却下され、出演の話もなくなった。
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ブラタモリで旭川をやっていた。まるで何もなかったところに屯田兵が開発して街ができたみたいな説明をしていたが、アイヌについては一言も触れていなかった。小説新潮12月号所収の「軍隊が消えた街ー旭川の光と影」では全く違う見方をしています。
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NHKの天皇特集番組。「専門家」はすべて男性、「素人」はすべて女性という色分けに強い違和感をもった。いろんな意見があるように見せかけながら、天皇制の廃止という意見は周到に除外されている。天皇制を論ずることにテレビはまだ慣れていない。活字メディアの役割は依然として大きいと感じた。
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九州新幹線の長期にわたる運休が明らかになったこの時点で一番焦っているのは長崎の人たちではないか。大した時間の短縮にもならない新幹線が災害に弱いことがわかったからだ。並行在来線をおろそかにしてはいけないというのは、今回の地震がもたらした教訓の一つではないのか。
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ハロウィンの日に渋谷がいまのような状態になったのは2014年からだというが、東武伊勢崎線や東武東上線や西武池袋線の沿線から渋谷に一本で行けるようになったのが大きいのではないか。
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今日の午後7時からのNHKニュースを見て、NHKがオリンピックに異を唱えてはならない空気を作り出そうとしていると感じた私は非国民?
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昭和の戦後の頃は、閣僚が内奏の際の天皇の発言をうっかり漏らしてしまえば、それだけで憲法と抵触し、辞職に追い込まれることもあった。現在は全国紙が天皇の発言を1面トップで堂々と掲載し、多分に誤解を招きかねない図までつくってその発言を「正当化」しても問題にならない時代になっている。