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将棋連盟は4月1日付けで、清水市代女流六段を女流七段に、里見香奈清麗を女流六段に昇段させることを決めました。
清水女流六段は、タイトル獲得43期の実績と昇段から20年経っていることから、里見清麗は他の女流六段と比較しても十分な成績を残していることから判断したとのことです。
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王将戦リーグは、羽生善治九段が永瀬拓矢王座に勝ち、5戦無敗でプレーオフ以上が確定しました。
豊島九段が11月11日服部五段戦、15日渡辺名人戦、22日羽生九段戦に全て勝つとプレーオフです。
5勝≫○3羽生
2勝1敗≫5豊島
2勝2敗≫●2永瀬 4近藤
1勝2敗≫5服部
1勝3敗≫1渡辺
3敗≫5糸谷
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A級順位戦最終9回戦、豊島将之竜王ー広瀬章人八段戦は豊島竜王が勝ち6勝3敗でリーグ戦を終えました。来期順位は2位です。広瀬八段も6勝3敗で来期は3位。広瀬八段が敗れたため、対局が続いている首位の斎藤慎太郎八段の名人戦初挑戦が決まりました。
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棋聖戦五番勝負の日程は以下の通り。
1) 6/ 5 ダナン三日月(ベトナム・ダナン市)
2) 6/23 ホテルニューアワジ(兵庫県洲本市)
3) 7/ 3 沼津御用邸(静岡県沼津市)
4) 7/18 高志の宿 高島屋(新潟市)
5) 8/ 1 亀岳林 万松寺(名古屋市)
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島根県津和野町で指されていた竜王戦七番勝負第5局は、豊島将之名人が広瀬章人竜王に勝ち、4勝1敗で竜王を奪取しました。豊島名人は2冠に復帰しました。
名人と竜王と同時に保持するのは、羽生善治九段、谷川浩司九段、森内俊之九段に次ぎ4人目です。
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藤井聡太七段が本日のC級1組順位戦で増田康宏六段に勝ち、6勝0敗としました。順位戦はC級2組から負けなしの16連勝で、デビュー以来の順位戦連勝記録では中村修九段と並ぶ2位タイの記録です。1位の中原誠十六世名人の18連勝にもあと2つに迫っています。
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藤井聡太王位は本日の順位戦B級2組最終戦で中村太地七段に勝ち、10戦全勝で締めくくりました。順位戦の連勝を21に伸ばし、渡辺明名人、羽生善治九段、脇謙二八段の3人と並ぶ歴代2位。1位は森内俊之九段の26連勝で、藤井王位は来期、昇級するB級1組で森内九段の記録にも挑むことになります。
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羽生九段が敗れてB級1組への降級が決まったため、永瀬王座のA級残留が決まりました。来期について、羽生九段は「まだ何も考えていない。次も全力を尽くして頑張りたい」と語りました。
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棋聖戦本戦準決勝は藤井聡太七段と永瀬拓矢叡王がそれぞれ佐藤天彦九段と山崎隆之八段を降し、渡辺明棋聖への挑戦権を懸けて4日に対戦します。棋聖戦五番勝負は8日に開幕し、藤井七段が挑戦者になれば屋敷伸之九段のタイトル挑戦最年少記録(17歳10カ月24日)を4日上回る記録更新となります。
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将棋大賞が以下の通り決まりました。
最優秀棋士賞=渡辺明王将
特別賞=木村一基王位
優秀棋士賞=豊島将之名人
敢闘賞=永瀬拓矢叡王
新人賞=本田奎五段
最優秀女流棋士賞=里見香奈清麗
優秀女流棋士賞=伊藤沙恵女流三段
(つづく)
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