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東京都内で指されていた竜王戦七番勝負第1局は、挑戦者の豊島将之名人が広瀬章人竜王に勝ちました。
第2局は23日から京都市右京区の仁和寺で行われます。
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羽生善治九段が今期王将戦リーグ初戦に臨み、豊島将之名人に勝って好スタートを切りました。
2勝1敗≫3広瀬
2勝2敗≫●4豊島
1勝1敗≫5三浦 5藤井聡
1勝0敗≫○5羽生
0勝1敗≫1久保 2糸谷
次のリーグ戦は18日の糸谷哲郎八段-藤井聡太七段戦と、羽生九段-久保利明九段戦です。
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王将戦リーグの残る1局は、藤井聡太七段が羽生善治九段に勝ちました。
3勝1敗≫○5藤井聡
2勝1敗≫3広瀬 ●5羽生
2勝2敗≫4豊島
1勝2敗≫○2糸谷 ●5三浦
0勝2敗≫1久保
藤井七段は3勝一番乗りとなり、久保九段戦と広瀬竜王戦を残しています。
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新人王戦決勝三番勝負第3局は、高野智史四段が増田康宏六段に勝ち、2勝1敗で初優勝しました。増田六段は3回目の優勝を逃しました。
高野四段の師匠は、先日、悲願の初タイトルを取った木村一基王位で、師弟そろっての快挙となりました。
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プロ編入試験の名称が10月から「棋士編入試験」に変わりました。アマチュアだけでなく女流棋士にも受験の可能性があることを考慮した、とのことです。
折田翔吾アマの試験日程が以下の通り、追加発表されました。
第3局 1/27山本博志四段戦(東京)
第4局 2/25本田奎四段戦(東京)
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女流王将戦三番勝負第3局は、挑戦者の西山朋佳女王が里見香奈女流王将に勝ち、2勝1敗で初の女流王将を獲得しました。
里見女流王将は、史上初の女流6冠から一歩後退。残る女流2冠は西山新女流王将が保持しています。
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王将戦リーグの久保―藤井戦は藤井七段が勝って4勝1敗とし、広瀬章人竜王と首位に並びました。19日の最終一斉対局で両者が対戦し、勝者が挑戦権を獲得します。広瀬竜王が勝てば初の王将戦挑戦、高校2年生の藤井七段が勝てば史上最年少でのタイトル挑戦となります。
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終局直後、木村王位は記録係に「明日、奨励会?」と例会があることを確認してから、記録係が盤駒を片付けやすいよう、すぐさま別室へ移りました。
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王将戦リーグの控室では、杉本八段と深浦九段が広瀬竜王-藤井七段戦を検討しています。深浦九段は「後手(広瀬竜王)に決め手があってもおかしくない。棋士10人いたら7人は後手を持ちたいでしょう」と言うと、杉本八段は「藤井を持ちたいのが3人もいるならいいのですが…」。
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王将戦リーグ、広瀬竜王ー藤井七段戦を検討している控室では「後手(広瀬竜王)にいい手がないと勝てなくなった」(杉本八段)と、逆転模様との見方も出ています。
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王将戦リーグ最終局で、広瀬章人竜王が藤井聡太七段を破り、王将挑戦権を獲得しました。藤井七段が逆転で最年少タイトル挑戦記録更新をほぼ手中にしたかに思われましたが、再逆転で即詰みに討ち取られました。
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広瀬竜王は「最後は負けにしたのかなと思っていたが、ギリギリ詰みがあるので、最後はこちらに運がよかった。歴史ある王将戦の番勝負に初めて出場できて、とてもうれしい。渡辺王将は充実されているので、対策を立てて、いい勝負ができればなと思っています」と、喜びと抱負を語りました。
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王将戦リーグ最終局の残りの1局は、久保利明九段が三浦弘行九段に勝ちました。リーグ最終順位は
1位 広瀬竜王(5勝1敗)
2位 豊島名人(4勝2敗)
3位 羽生九段(〃)
3位 藤井七段(〃)
5位 久保九段(2勝4敗)
6位 糸谷八段(1勝5敗)
7位 三浦九段(〃)
です。次期リーグは3位に2人が並びます。
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藤井七段は「少しでも嫌みをつけないと勝負にならない形になったので、できるだけ局面を複雑にしようと指していました。最後は難しくなった場面もあったが、時間がなくて分からなかったです。これが実力かなと思うし、また実力を高めて頑張りたい」と敗戦の弁を述べました。
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飯野愛女流初段が22日に一般男性と結婚したと、将棋連盟から発表がありました。おめでとうございます!
対局は飯野姓のまま続けるとのことです。