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奨励会三段リーグ15、16回戦が行われました。
上位陣の16回戦終了時の勝敗は以下の通り。
4谷合(13勝3敗)
2服部(12勝4敗)
21西山( 〃 )
7井田(11勝5敗)
西山朋佳三段は、初の女性棋士誕生の可能性を残して3月7日の最終日を迎えます。
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名人や竜王を失冠した棋士が1年間名乗れる「前名人」「前竜王」の称号が廃止されることになりました。
将棋連盟は「20年以上の間、該当する棋士が九段や八段を名乗る選択を希望した事も鑑みて、常務会で協議の上で廃止する決定をしました」と説明しています。
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叡王戦挑戦者決定三番勝負第3局は、豊島将之名人が渡辺明王将に勝って2勝1敗とし、永瀬拓矢叡王への挑戦権を獲得しました。
豊島名人は、渡辺王将との名人防衛戦と並行して、叡王戦を戦うことになります。
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折田翔吾アマの棋士編入試験第4局が東京の将棋会館で指され、折田アマが本田奎五段に勝って通算成績を3勝1敗とし、プロ入りを決めました。
棋士編入試験を突破したのは、瀬川晶司六段、今泉健司四段に続き、3人目です。
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糸谷ー久保戦は糸谷八段が勝ち、4勝5敗としてA級残留を決めました。同時に木村王位のB級1組への降級が決まりました。久保九段は2勝7敗で全日程を終えました。
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藤井聡太七段は本日、関西将棋会館で指した順位戦C級1組10回戦で真田圭一八段に勝ち、10戦全勝で全対局を終了しました。順位戦の通算成績は29勝1敗となりました。来期はいよいよB級2組。どこまで快進撃が続くか、大いに注目されます。
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王将戦第5局は、挑戦者の広瀬章人八段が渡辺明王将に勝って3勝2敗とし、初の王将奪取まであと1勝としました。第6局は13、14両日、佐賀県上峰町の大幸園で指されます。
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三段リーグ最終日、午前の対局は上位3人がそろって勝ちました。谷合三段は2位以内が確定して四段昇段が決まり、3位以内が確定した服部三段はフリークラス四段の権利を獲得しました。
西山三段が昇段するには、最終局を勝つのが最低条件になります。
14勝3敗≫★4谷合
13勝4敗≫★2服部 21西山
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三段リーグ最終局、服部三段が勝って四段昇段を決めました。
西山三段の本日の四段昇段決定はなくなり、最終局に勝てば次点となります。
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三段リーグ最終局、西山朋佳三段は勝って次点となりました。
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谷合新四段は「三段リーグは苦しみの時間で、やっとかという思いです。西山さんとは指し分けか負け越しくらい。西山さんなら昇段できると信じています」と、次点の西山三段にエール。年齢制限となる今回は連敗スタートでしたが、師匠の中座真七段は「君なら上がれる」と励まし続けたそうです。
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将棋連盟は4月1日付けで、清水市代女流六段を女流七段に、里見香奈清麗を女流六段に昇段させることを決めました。
清水女流六段は、タイトル獲得43期の実績と昇段から20年経っていることから、里見清麗は他の女流六段と比較しても十分な成績を残していることから判断したとのことです。
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藤井聡太七段は王位戦挑戦者決定リーグ戦で稲葉陽八段に勝ち、3連勝としました。今年度の通算成績は52勝12敗(未放映のテレビ対局を含む)となり、3年連続で年度勝率8割台が確定。日本将棋連盟によると、中原誠十六世名人、羽生善治九段と並んでいた2年連続の記録(判明分)を更新しました。