576
577
578
579
580
581
3冠vs4冠の頂上決戦、ALSOK杯王将戦第4局は挑戦者の藤井聡太竜王が渡辺明王将を降し、4勝0敗で初の王将位を獲得、史上最年少で5冠(竜王、王位、叡王、棋聖)を達成しました。渡辺王将は名人と棋王の2冠となり、「藤井1強時代」の到来を告げるシリーズとなりました。
582
583
「いぶし銀」のニックネームを持つ現役最年長の桐山清澄九段(74歳)が竜王戦5組昇級者決定戦で伊奈祐介七段に敗れ、引退が決まりました。現役続行には4組への昇級が条件でした。通算成績は996勝957敗。次の残留決定戦が公式戦最後の対局となり、史上10人目の1000勝にもわずかに届きませんでした。
585
586
里見香奈女流名人に伊藤沙恵女流三段が挑戦する第48期女流名人戦五番勝負第4局は伊藤が勝ち、3勝1敗で女流名人位を奪取しました。伊藤は女流タイトル戦登場9回目で初タイトル。里見は自身が持つ女流棋戦の連覇記録が12でストップし、女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花の4冠に後退しました。
587
588
589
590
591
592
593
595
羽生善治九段は今年度最後の対局となる王座戦2次予選で高野智史六段に敗れ、14勝24敗で終わりました。終局後、羽生九段は「内容も結果も伴わず非常に反省点の多い1年だった。順位戦は開幕までにコンディションを整えたい」と話し、B級1組で現役を続行する意向を示しました。
596
将棋大賞は以下の通り。藤井王将は4部門受賞です。
最優秀棋士賞・最多勝利賞・最多対局賞=藤井聡太王将(64局・52勝)
勝率一位賞・新人賞=伊藤匠五段(.818)
連勝賞=渡辺和史五段(20連勝)
優秀棋士賞=渡辺明名人
敢闘賞=菅井竜也八段
名局賞=竜王戦第4局(豊島竜王-藤井王位戦)
(つづく)
597
将棋連盟から4人の引退が発表されました。
▽田中寅彦九段(フリークラス規定・引退日未定)
▽小林健二九段( 〃 ・3月31日付)
▽小林宏七段(引退届提出・引退日未定)
▽安食総子女流初段(女流棋士引退規定・引退日未定)
「引退日」は、抽選済み棋戦を全て敗退した時点となります。
599
600