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永瀬王座は、この七番勝負は和服ではなくスーツで通すとのこと。「和服でなくても気合は入るものだと思っています。和服は技量が足りないと脱げてしまいますが、スーツはそういったこともありません。タイトル戦はご飯がおいしいので、普段の対局用のスーツよりも腹部に余裕があるものにしました」
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藤井聡太王位は第14回朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント2回戦で豊島将之竜王に勝ち、準決勝進出を決めました。対豊島戦は初対局から7戦目での初勝利となりました。2年ぶり3回目の優勝を目指す藤井王位は準決勝で渡辺明名人と対戦します。
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渡辺明棋王に糸谷哲郎八段が挑戦する棋王戦五番勝負第1局は、
2月7日に宇都宮市の宇都宮グランドホテル
から、
2月6日に東京・千駄ケ谷の将棋会館
に変更になりました。
対局場のホテルが、2月末まで休業することになったためとのことです。
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王将戦第2局は渡辺明王将が挑戦者の永瀬拓矢王座に勝ち、開幕戦に続く連勝となりました。第3局は30、31両日、栃木県大田原市の「ホテル花月」で指されます。
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A級順位戦、三浦ー菅井戦は菅井八段が勝って4勝4敗として残留を決めました。三浦九段は1勝7敗となり降級が確定。稲葉八段も降級が決まりました。
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A級順位戦、豊島ー佐藤康戦は佐藤康九段が勝ち4勝4敗としました。豊島竜王は5勝3敗に後退し、挑戦権獲得はなくなりました。最終戦で斎藤八段が佐藤天九段に勝つか、豊島ー広瀬戦で広瀬八段が負ければ斎藤八段の挑戦決定。斎藤八段負け、広瀬八段勝ちの場合は両者によるプレーオフになります。
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B級1組、郷田ー松尾戦は郷田九段が敗れました。このため、首位の山崎隆之八段の初のA級昇級が決まりました。
松尾八段のB1残留も決まりました。
昇級の残り1枠は自力の可能性がある永瀬王座(対近藤七段)か、永瀬王座が負けた場合、木村九段(対深浦九段)が勝てば逆転でA級復帰となります。
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初のA級昇級を決めた山崎八段はB1在籍13期。バレンタインデーに40歳になる山崎八段は以前、「父には『1回でいいからA級』と言われていて、ファンもタイトルよりA級を望む声が圧倒的に多い」と語っていました。感慨はいかばかりか。
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昨年の獲得賞金・対局料10傑が発表されました。
カッコ内は前年順位、単位・万円。
1( 1) 豊島将之10645
2( 3) 渡辺 明 8043
3( 4) 永瀬拓矢 4621
4( 9) 藤井聡太 4554
5( 2) 広瀬章人 3241
6( 5) 羽生善治 2491
7( 8) 久保利明 2421
8( 7) 木村一基 2338
9(24) 丸山忠久 1926
10(21)千田翔太 1692
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以下の成績を収めた場合、奨励会三段には次点、女流棋士・アマチュアには棋士編入試験受験資格が与えられることになりました。
竜王戦=ランキング戦優勝
王位戦=リーグ入り
王座戦・棋王戦・棋聖戦=ベスト8入り
朝日杯・銀河戦・NHK杯=ベスト4入り
新人王戦=優勝
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東京の将棋会館で行われた棋王戦五番勝負第1局は、挑戦者の糸谷哲郎八段が渡辺明棋王に先勝しました。
第2局は20日に金沢市の北國新聞会館で指されます。
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B級2組で藤井聡太王位が窪田義行七段に勝ち、9連勝でB級1組昇級を決めました。順位戦20連勝の大台に乗り、順位戦成績は38勝1敗。
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◎順位戦連勝記録(七番勝負除く。★は継続中)
森内俊之26 C2(8)+C1(10)+B2(8)
脇 謙二21 C2(13)+C1(8)
羽生善治21 A(21)
渡辺 明21★B1(12)+A(9)
丸山忠久20 B2(7)+B1(12)+A(1)
藤井聡太20★C1(11)+B2(9)
藤井 猛19 C2(8)+C1(10)+B2(1)
永瀬拓矢19 C1(9)+B2(10)
藤井聡太18 C2(10)+C1(8)
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朝日杯本戦決勝は、藤井聡太王位が三浦弘行九段との激戦を制し、3回目の優勝を決めました。
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東京都立川市のSORANO HOTELで行われていた王将戦第4局は、挑戦者の永瀬拓矢王座が渡辺明王将に勝ち、3連敗から1勝を返して1勝3敗としました。
第5局は3月1、2の両日、佐賀県上峰町の大幸園で指されます。
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藤井聡太王位が、名古屋大教育学部附属高校に退学届を提出しました。「タイトルを獲得できた事で将棋に専念したい気持ちが強くなりました。秋に意思を固め、数回学校と話し合いをした上、1月末日付で退学届けを提出いたしました」とのことです。
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藤井聡太王位は本日の第34期竜王戦2組ランキング戦2回戦で広瀬章人八段に勝ちました。準決勝は松尾歩八段と対戦します。また、藤井王位はこの勝利で15連勝となり、今年度の連勝ランキングで単独1位となりました。ここまで澤田真吾七段とトップに並んでいました。