252
将棋は藤井七段の先手番で角換わりに。中盤までは稲葉八段の研究がはまり、藤井七段が長考を繰り返して苦しい展開になりました。しかし、勝負手を次々繰り出し、最後は藤井七段の王手に稲葉八段が対応を間違え、129手で大逆転の勝利となりました。
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稲葉八段は「研究通りで、ある程度有利に進んだが、勝負手を連発され、王手の対応を間違えてしまった。時間がなくなると妥協する人が多いが、藤井七段はそういうことはないんだなと思いました」と話していました。
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大阪王将杯王将戦第7局は、渡辺明王将が広瀬章人八段を破り、4勝3敗で防衛、連覇を果たしました。
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棋聖戦決勝トーナメント準々決勝の菅井竜也八段-藤井聡太七段戦は午後6時24分、131手までで千日手が成立しました。菅井八段の先手番で30分後に指し直しの対局が始まります。持ち時間は、残り時間が3分だった藤井七段を1時間にし、菅井八段は2時間29分となります。
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棋聖戦本戦準々決勝の菅井竜也八段-藤井聡太七段戦は、藤井七段が千日手指し直しの末に勝ち、準決勝で郷田真隆九段―佐藤天彦九段戦の勝者と対戦することになりました。渡辺明棋聖への挑戦まで、あと2勝。屋敷伸之九段が持つタイトル挑戦の最年少記録(17歳10カ月)更新を目指す戦いが続きます。
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将棋大賞が以下の通り決まりました。
最優秀棋士賞=渡辺明王将
特別賞=木村一基王位
優秀棋士賞=豊島将之名人
敢闘賞=永瀬拓矢叡王
新人賞=本田奎五段
最優秀女流棋士賞=里見香奈清麗
優秀女流棋士賞=伊藤沙恵女流三段
(つづく)
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(つづき)
最多対局賞 佐々木大地五段 67対局
最多勝利賞 藤井聡太七段 53勝
勝率1位賞 藤井聡太七段 .815
連勝賞 永瀬拓矢叡王 15連勝
女流最多対局賞 伊藤沙恵女流三段 46対局
東京将棋記者会賞 高橋和女流三段
以上です。
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(つづき)
升田幸三賞=elmo(エルモ囲い)
升田幸三賞特別賞=脇謙二八段(脇システム)
名局賞=王位戦第7局(豊島王位ー木村九段戦)
女流名局賞=女流王座戦第4局(里見女流王座ー西山朋佳女王戦)
名局賞特別賞=王将戦リーグ広瀬章人竜王ー藤井聡太七段戦
(つづく)
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西山朋佳女王が竜王戦6組ランキング戦で長谷部浩平四段に勝ち、準決勝に進みました。準決勝で星野良生四段に勝てば5組昇級が決まります。
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新型コロナの感染拡大を受け、今週予定されていた名人戦の開幕が延期になりました。mainichi.jp/articles/20200…
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将棋連盟は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、奨励会の三段リーグ開幕(18日)を延期し、二段以下の4月第2例会と5月第1例会も行わないと発表しました。
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王位戦リーグの菅井-藤井戦は藤井七段が勝って4勝0敗とし、単独トップに立ちました。他に全勝者がいないため、あと1局を残してプレーオフ以上が確定しました。藤井七段は最終戦で阿部健治郎七段に勝てば白組優勝。負けた場合は、羽生善治九段―菅井八段戦の勝者とのプレーオフになります。
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伊藤博文七段(60)が竜王戦6組の昇級者決定戦で今泉健司四段に敗れ、所属するフリークラスの規定で本日付での引退が決まりました。伊藤七段は女性初の将棋棋士誕生なるかで注目されている西山朋佳奨励会三段の師匠です。約36年間の現役生活でした。
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棋聖戦本戦準決勝は藤井聡太七段と永瀬拓矢叡王がそれぞれ佐藤天彦九段と山崎隆之八段を降し、渡辺明棋聖への挑戦権を懸けて4日に対戦します。棋聖戦五番勝負は8日に開幕し、藤井七段が挑戦者になれば屋敷伸之九段のタイトル挑戦最年少記録(17歳10カ月24日)を4日上回る記録更新となります。
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藤井聡太七段が棋聖戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢叡王を破り、屋敷伸之九段の持つタイトル初挑戦の最年少記録を4日更新しました。
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終局後、藤井聡太七段は「挑戦できて嬉しく思います。すぐ開幕になるのでしっかり準備したい。(記録更新は)意識していなかったですが、結果として良かったと思います。渡辺3冠は非常に充実されている相手ですけど、1勝でも多く勝てるように頑張りたいと思います」と淡々と話していました。
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東京の将棋会館で指された棋聖戦五番勝負第1局は、藤井聡太七段が渡辺明棋聖に157手で勝ち、タイトル戦の初舞台を白星で飾りました。
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棋聖戦第1局をスーツで臨んだことについて、藤井七段は感想戦後の記者会見で、「和服は師匠に頂いたものがあったんですけど、少し勝手が分からなかった。4日の挑決で勝った時点で、第1局はスーツでと思い、師匠にも相談して、和服は第2局以降でという形にしました」と説明しました。