151
152
9日から静岡県掛川市で行われた第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局は、藤井聡太竜王が渡辺明王将に139手で勝ち、史上最年少5冠に向けて先勝しました。頂上決戦にふさわしい捻り合いの力戦となりましたが、最後は藤井竜王が振り切りました。第2局は22、23日、大阪府高槻市で行われます。
154
155
王将戦リーグの久保―藤井戦は藤井七段が勝って4勝1敗とし、広瀬章人竜王と首位に並びました。19日の最終一斉対局で両者が対戦し、勝者が挑戦権を獲得します。広瀬竜王が勝てば初の王将戦挑戦、高校2年生の藤井七段が勝てば史上最年少でのタイトル挑戦となります。
156
157
158
159
160
大阪府高槻市の温泉旅館「山水館」で指されていたALSOK杯王将戦七番勝負第2局は、挑戦者の羽生善治九段が藤井聡太王将を101手で降し、対戦成績を1勝1敗のタイとしました。
第3局は28、29の両日、金沢市の金沢東急ホテルで行われます。
161
162
羽生善治九段は今年度最後の対局となる王座戦2次予選で高野智史六段に敗れ、14勝24敗で終わりました。終局後、羽生九段は「内容も結果も伴わず非常に反省点の多い1年だった。順位戦は開幕までにコンディションを整えたい」と話し、B級1組で現役を続行する意向を示しました。
163
165
166
将棋連盟は4月1日付けで、清水市代女流六段を女流七段に、里見香奈清麗を女流六段に昇段させることを決めました。
清水女流六段は、タイトル獲得43期の実績と昇段から20年経っていることから、里見清麗は他の女流六段と比較しても十分な成績を残していることから判断したとのことです。
167
王位戦第3局は、藤井聡太棋聖が木村一基王位に勝利し、開幕局から3連勝で初の王位獲得に王手をかけました。第4局は19、20両日、福岡市の大濠公園能楽堂で。藤井棋聖が勝てば、棋聖に続くタイトル奪取となり、羽生善治九段が持つ最年少2冠の記録(21歳11カ月、王座と棋王)を大幅に更新します。
168
169
170
171
2020年に棋士編入試験に合格してプロになった折田翔吾五段(33)が関西将棋会館で指した第73期ALSOK杯王将戦1次予選決勝で藤原直哉七段(57)に勝ち、規定によりフリークラスから名人位につながる順位戦C級2組への昇級を決めました。24年度の第83期順位戦からの参加となります。
172
173
A級順位戦最終9回戦、豊島将之竜王ー広瀬章人八段戦は豊島竜王が勝ち6勝3敗でリーグ戦を終えました。来期順位は2位です。広瀬八段も6勝3敗で来期は3位。広瀬八段が敗れたため、対局が続いている首位の斎藤慎太郎八段の名人戦初挑戦が決まりました。
174
175