万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(古い順)

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東京よ。お前はもっと冷たい奴ぢゃなかったか。たとえば私が大阪にいた時分、大阪が35度を記録しても、しれっと29度で留まる、スカした冷たい奴ぢゃなかったか。それが夜の帳はとうに下りたのに外は今も33度。東京よ、こんなあたたかいお前、誰も求めていない。もっとクールにスカした奴でいておくれ。
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AIに『鹿男あをによし』描かせたら、すごく怖くなっちゃった。
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何だか、アリな気がしてきた。
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ちなみに私は小説の連載の仕事を受けるのは、常に一本だけにしています。それは小学生の頃に『まんが道』を愛読し、売れっ子になった二人が次々と依頼を引き受け、結果盛大にパンクして、全部連載を落としてしまうシーンのおそろしさに震え上がり、「無理はアカン!」と脳髄まで刷りこまれたせいです。
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古い家屋が取り壊され、かなり古い電子レンジが捨てられていたのを見て、そう言えば祖母は電子レンジを「エレックチャン」と呼んでいたと思い出し、機種名だったのか調べたところ、ナショナル製品「エレック」(今も使われている)に「飴ちゃん」の「ちゃん」が添えられた関西用法だったことが判明する。
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祖母はスクーターのことを「ラッタッタ」と呼んでいました。「ロードパル」というのが正式名称だったようですが、もはや原付バイク全般を「ラッタッタ」と呼んでいた記憶があります。
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KADOKAWAの件、近年多くの会社を取りこみ、どこに向かっているかわからない、つかみどころのない企業体に膨張していたので、今回の逮捕の話を聞いても腹を立てるとか、残念がるとか、そういう直接的な感情が湧かない。遠い霧の向こうの出来事に感じられる。他の作家の方もそんな受け止め方ではないか。
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企業イメージを上げようと、賄賂を贈ってまでしてスポンサー枠を獲得したのに、ガイドブックは大赤字、企業イメージを下げに下げてミッション終了。挙句が79歳で逮捕というのは、本当に悲しい顛末だと思う。
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対談中、小島秀夫氏が何度も「リコリコ! リコリコ!」と口走っていたので、『リコリス・リコイル』を見始めました。漢方薬(リコリス・甘草)の話ではなかったです。やはり、ゴム弾というところが、監督の琴線に触れたのでしょうか。
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ボールドのCMを見かけるたび、この前のナイス「許せない!」が蘇り、ニヤニヤしてしまいますな。
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一年が経つのが早すぎて、今日から10月と気づきませんでした。改めまして。 さあ、神無月だ――出番だよ、先生。 (イラストはAIに描いてもらった鹿男)
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毎年唱え続けてきた功徳か。それともサンカクの霊験か。文庫化から12年ぶりに何と単行本に重版がかかりました。単行本の袖には「あをによし」についての説明があります。結構気に入っていたのですが、文庫にはこのスペースがないため、実は文庫版には「あをによし」についての説明が一切ありません。
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昨日見たテレビで言葉の変遷について扱っていて、昭和の「ガビーン」が令和の「ぴえん」である、という説明になるほどと膝を打ったのだが、ふたつの間に”平成の「チョベリバ」”が割りこんでいたことが、一日経っても気になって仕方がない。
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帰り道に「四畳半タイムマシンブルース展」に寄ってきました。
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大阪駅。
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新大阪みやげ、復活していた喜八洲のみたらしだんご。おいしい。(JRの改札内にあるので、いきなり新幹線の改札入ってしまうとたどりつけない)
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新聞やエッセイアンソロジーでたまさか出会うと、宝くじに当たったかのようにうれしかった赤染晶子さんのエッセイ。小説と同じように、エッセイでも途中で突然、謎のドライブがかかり、畳みかけるように文章が展開されていく唯一無二の作風でした。この出だしのくだりだけで、もう尋常ではないです。
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なぜ対馬だったのか。それは名作『ゴースト・オブ・ツシマ』をプレイしたとき、外国のスタジオが作ったのに「厳原」で「いずはら」と読んだり、「小茂田」「豊玉」「卯麦」といった地名にいちいちセンスがあると不思議に思っていたら、実はすべて実在の対馬の地名だと知り、そこから興味を持ちました。
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Sports Graphicである「Number」の次号予告。将棋が解禁され、次はなんとM-1。表紙は誰になるだろう。
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去年の選評で『ヒトコブラクダ層ぜっと』に対し「面白くなりそうな要素がいっぱいあるのに、面白くならない。なぜなら、作者自身が面白いと思って書いていないから」と三年半の執筆期間ひたすらどうやったら面白くなるかだけを考え、これが面白いと確信を持って書いた作品に対し断じられました。
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日本代表戦の解説、本田圭佑が圧倒的におもしろい。これまでの解説の「おもしろさ」が先生の授業中の脱線話レベルだとすると、完全にエンタメとして成り立つレベルの高さ。実況に振られ、毎度「そうですね」で始まる従来の解説では太刀打ちできない。勝手にしゃべり始めて、驚くほど予想と指摘が的確。
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コンビニにスポーツ新聞を買いに行ったついでに、いつものお気に入りチョコを買ったら、これはいったい、どういう。。。
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氷川きよしブロマイド8種を全部集めた人が、「ズンドコンプリート」と言っていて、見事だと思いました。
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師走の四条河原町にて今年も森見登美彦氏と上田誠氏との忘年会を開催しました。昭和歌謡流れる居酒屋二階でいつになく創作への悲愴感を発露する森見氏を、私と上田氏がアルカイックスマイルで「まーまー」と適当にいなし、今年も常軌を逸した仕事量をこなした上田氏に残り二人がほとほと感嘆し、
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そうそう、普段滅多に好みが一致しない私と森見登美彦氏が、今年めずらしく「これはおもしろい」で一致した一作。イタリア人作家ブッツァーティの『タタール人の砂漠』。何も起こらないのにおもしろい。おすすめです。