万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(古い順)

301
進次郎構文を体得して何かしら明瞭にして不明確な文章を作ってみようと試みるも、これが非常に難しい。自転車に乗れるようになった人間に、乗れなかった時間を表現しろと言われるような難しさがある。つまり、そこに非常な難しさがあるから、非常に難しいのである。
302
はじめてテレワークにトライしている方は、いかに職場にて、本当にやっているかどうかは知らないが、それらしくデスク仕事に励む人たちがまわりにいるおかげで昼寝もせず、集中と緊張を保っていられるかを知るのではないでしょうか。と、テレワーク歴十数年の人間がこうして油を売りながらつぶやく。
303
昨日、新潮社にてゲラ作業に使わせてもらった部屋には、こんな書架が。単行本で10万部を突破した選ばれし者だけが特別に革装本を作り、ここに一冊差すことができる。北杜夫は超売れっ子だったのだなあとか、一列まるまる村上春樹とか、もちろん司馬遼太郎もずらーっと、見ていて飽きなかったです。
304
もしも在宅にて、この機会に何か凝ったものを作りたいと目論む小中校生がおられたら、ペーパークラフトにトライするのはいかがでしょう? どれも無料。極めて質が高いぶん、かなりのやりごたえ。完成に1週間以上かかるものも。紙は専用の厚紙を使うこと推奨です。 creativepark.canon/jp/categories/…
305
Kindle(Amazon)で3/6-19の14日間、文春の小中学生向けコンテンツの無料開放企画に賛同しまして『プリンセス・トヨトミ』を無料購読できます。もちろん紳士淑女のみなさまも読むことできますので、未読の方はこの機会にぜひ。(注・ダウンロードしても20日以降は読めません) amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%8…
306
ちなみに『プリンセス・トヨトミ』は中学生と会計検査院の調査官が主人公ですので、将来、会計検査院に就職したい中学生が読んだらどストライクです。たぶん。
307
先週、会食予約を直前キャンセルしてしまった中華料理屋が弁当を店頭ワゴン販売していて、申し訳なかったですと2コ買い求める。ビストロは持ち帰りオムライスを始め、イタリアンは持ち帰り窯焼きピザを。苦境をどうしのぐのか、助けがなかなか来ない以上、各自が知恵をひねり出すしかないこの厳しさ。
308
打ち合わせや会食予定がすべて消え、毎日パソコンの前に座ることで、原稿がそのぶん進むのかと言えば、これがそうでもない。「この日の夜はつぶれるから、それまでにここまで進める」という小さな締め切りが、存外有効だったのだなと気づく。何かしら、日々のメリハリを加える工夫が必要そうです。
309
『メソポタミアの神話』を手に入れまして、まるで三兄弟のような眺めに。新刊と思ったら、約40年前ぶりのの復刊でした。あとがきを読むに、FGOの影響で若い人の興味が増したことが復刊の理由のひとつにあるのは間違いなさそうで、棚からぼた餅、ありがたい限りです。
310
4月25日に『パーマネント神喜劇』の文庫版が発売されます。この時期に世に出すのが正解かどうか、出版社とも話し合い、葛藤もありましたが、あえて送り出すと決めました。このお気楽な一冊で少しでも心が軽くなってくれたらと願うからです。解説は津村記久子氏(最高!)。届いてほしいこの神喜劇。
311
今年大学に入学したみなさんは、あの4月の喧騒、学部の隔てなく、いい奴、悪い奴、妙な奴に出会い、その後友人にならなくても知見を広めるチャンスが消えてしまうと心配していたらこんな記事が。会いたい有名人1位が浜辺美波さん、2位が森見登美彦氏! 私なら浜辺さんである。 dot.asahi.com/wa/20200410000…
312
森見登美彦氏の奥様からおみやげにもらったカレーを、締切間際の疲れた体にありがたく注入する。「鹿男」を書いた男にこの具材とはなかなかピリリとくる中辛チョイスですが、レトルトとは思えぬ深い味わいで、実においしかったです(猪肉バージョンもいただき、こちらも美味でした)。
313
【京都へ】外出ままならぬ連休なればこそ、読書で旅気分を味わうも一興と、自著に紹介できるものはないか本棚をのぞいたら意外とありました『鴨川ホルモー』。左京区から鴨川、祇園、四条烏丸、衣笠と洛中をところ狭しと駆け回り、このごろ都にはやるものにうつつをぬかす若者たちの物語です。#読書旅
314
【奈良へ】悠久の都が醸し出す、味わいと薫り深き1800年もののノンビリを味わいたいときは『鹿男あをによし』がオススメです。奈良公園から飛鳥、黒塚古墳、平城宮跡と巡り、鹿に卑弥呼に剣道に野生的魚顔と全然ノンビリじゃない鹿男ライフ。合言葉は「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」です。#読書旅
315
【大阪へ】東京霞が関からやってきた三人の会計検査院調査官を迎え撃たんと、戦いののろしを上げるは空堀商店街、浜寺公園、大正区の渡し船、言わずもがなの大阪城。大阪城が赤く光るとき、『プリンセス・トヨトミ』を守るべく、誰も知らないまっことの大阪が姿を現すとか。いや、知らんけど。#読書旅
316
【滋賀へ】舞台は琵琶湖。琵琶湖の他に出てくるところはううん・・・琵琶湖。竹生島でかわらけを投げ願い事を伝える先も琵琶湖。しゅららぼんが起きてエラいことになるのも琵琶湖。偉大なるマザーレイクにおんぶにだっこで『偉大なる、しゅららぼん』はそのタイトルの秘密含め成立しています。#読書旅
317
【城崎へ】城崎温泉でのみ販売の『城崎裁判』ゆえ、まさに世に平穏が戻ってから手に取って頂きたい一冊なれど、表紙はタオル、中身は水を弾くストーンペーパー、志賀直哉「城の崎にて」で殺されたイモリの怨念が湯治にきたスランプ中の作家に当たり屋気味に炸裂する風呂で読める温泉奇譚です。#読書旅
318
【京都へ】最後の紹介は、ふたたび頭に舞い戻っての『ホルモー六景』。恒例の左京区から鴨川、祇園を経て、京田辺、伏見稲荷、さらにははるか東京丸の内まで。ついでに時空もしばしば超えるかも。そうそう、今年はこの「六景」執筆以来、13年ぶりに現代の京都を舞台にした作品を書く予定です。#読書旅
319
アベノマスクいまだ届かず。もはや時期を逸しつつある感漂うも、実はほんの一部だけ配布することで、消費者の極度に過剰な買いだめ欲求を抑え、マスク単価を下落させる、これが主目的で最初からマスクなんて発注していない、という作戦なら、孫子の兵法なみの巧みな政策である、って違うのだろうなあ。
320
6月30日(火)22時。あつ森(あつまるらしいで、万城目学、上田誠、森見登美彦)youtubeテレワーク配信企画です。 twitter.com/uedamakoto_ek/…
321
『鴨川ホルモー』文庫版が増刷され、20刷になりました。文庫化11年目にして、はじめて経験する大台です。実は表紙は3パターンありまして、文庫化したときは左、その後、単行本と同じ真ん中に、そして2017年から右の新バージョンで展開中です。末永く、よろしくお願いします。
322
話題の天才プログラマー氏による母校紹介、一人称の短編小説みたいに読めてしまいます。ご本人はあったことを書いているのだけれど、このズレがいいのですよね。おもしろいし、際だった人材を招きたいという大学側の要請にも応えているし、何だか満点。 futureship.sec.tsukuba.ac.jp/prospectus/fut…
323
文具小物のご紹介。以前Chage氏から頂いた付箋、何か言わせたくなるメモ欄のおかげで「何のために付箋を貼ったか忘れる」問題とも無縁で執筆のお供に超オススメ。編集者に原稿を返す際も「ゲラ送ります。チャゲ」と書いて頭に貼るとすごくよろこんでもらえます。ただし原稿はチャゲだらけになります。
324
ヨーロッパ企画【公式】youtubeにて生配信をします。 6/30(火)22:00~ 万城目さんと森見さんと上田が近況を報告しあう会 europe-kikaku.com/youtubelive-6/ この三人で「ボクらの時代」に出演したのはもう3年前だとか。
325
「読書感想文」を書くのがつまらない理由は、自分を表現するずっと手前で終わってしまうからではないか。ある程度自分を表現するには練習が必要で、サッカーやバスケにおける足元、手元を見ないでドリブルができる程度まで上達しないと難しい。でも、文章をそこまで練習して感想文に挑む人間はいない。