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書店の新潮文庫のコーナーで小学一年生か二年生くらいの女の子が、何度もずり落ちるメガネを戻しながら(それくらい頭が小さい)、食い入るように『八甲田山 死の彷徨』(新田次郎)を読んでいて、二度見してしまった。いったい何に導かれて、それを手に取るに至ったのか。非常に気になる。
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稲垣吾郎の思い出の地下鉄とは・・・?【編集長 稲垣吾郎】文化放送|文化放送 joqr.co.jp/qr/article/538…
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かつて「森見登美彦氏が8割、僕が2割で京都を焼け野原にした」と発言した私であるが、「現代を舞台に小説を書く隙間がないので、戦国時代の物語を書いた」という文脈上での表現であった。されどその後、創作における「京都」はますますその世界を広げ、様々な書き手がそれぞれの京都を描き今に至る。
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鎌倉殿、びっくりした。完全にアウトレイジであった。
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「快作」ではなく「怪作」ですね。大事なニュアンス。失礼しました。
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あくまで京極さんは映画を誉めたつもりなのに、深読みされて悪目立ちしている、とおっしゃっていました。ちなみに4回ご覧になったらしいです。(仕事しながら、隣のディスプレイで映像作品を流し続け、鑑賞と執筆を両立させる特異能力を持つ御方です)
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件の大怪獣映画の京極夏彦氏のコメントがパンチ効きすぎで、どうしたら「怪獣魂を天麩羅にして粉砂糖をまぶしたような快作」なるマリアージュを思いつけるのか、京極氏本人に思わずメールしてみたところ「魂をテンプラにするのは水木ファンにとっては当たり前」と返ってきて意味がわかりませんでした。
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いっしょにコーヒーを飲んだことしかない相手が、箸を正しく持てるかどうか見極めるような難しさがあって、そんなのわかりっこないから、性悪説で「わかってるとは思うけど」と全員にひとまずレクチャーするのが、大事になる前に危険の芽を摘むためにも必要なんだろうな、管理職大変だなあ、と改めて。
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驚いたのは「オリジナルのコンテンツだという認識を部下が持っていなかった」、自分が基本を教えていなかったからだ、と編集長が謝罪したことでした。そんなの常識じゃないのか、それを教えるのも編集長の仕事なのか、と衝撃を受けたのですが、今後はスタンダードな仕事内容のひとつになるような。
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あっけらかんとトレースしたと回答され、ダメでしょ、その記事は作成元が私に謝礼を出して取材して作ったもので、あなたは自分が作った記事を同業者に勝手に使われてもいいのか、編集長の意見を聞いてほしいとお願いしたところ、「同業者への敬意に欠けた行為だった」と編集長からすぐ返事がきました。
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最近、写真をトレースし自分の絵に仕上げた人の話題に触れ、思い出したことがありまして、以前あるインタビューの依頼を受け、出来上がった記事に自分が回答していない内容が書かれていて「これ話しましたっけ?」と不思議に思って訊ねると「文字数が足りずweb記事で見た内容を苦肉の策で入れた」と。
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面白くないと思うのは勝手だが、私の心を勝手に断定しないでいただきたい。
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山田風太郎賞の選評を読んだ。著作に関し「恐竜とメソポタミア文明など、面白くなりそうな要素がいっぱいあるのに面白くならない。なぜなら、作者自身が面白いと思って書いていないから。」と評され驚いた。面白くないと思っているものに3年以上打ちこむアホはいない。
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明治30年代にホームズのシリーズが邦訳されたとき、「赤毛」がどういうものかわからず、「赤毛」の設定が「禿頭」に変更され「禿頭倶楽部」なるタイトルになったとか。「いやあ、まさにこれが我々が求めていた禿頭だ! 採用!」みたいな感じになるのだろうか。一度、読んでみたい。
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5年ぶり三度目くらいの「新宿駅で大江戸線に乗り換えようとして案内表示が誘うままに新宿西口駅から電車に乗ったら都庁で乗り換えさせられた挙句に15分かけて元の新宿駅に戻ってきた」トラップに引っかかりました。くやしい。誰だ、あんな線路を引いたのは。
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さあ、15年目の神無月だ――出番だよ、先生。