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まさに火中の栗を拾う状況で、私のあとを引き継いだ脚本家の方が、いま大変つらい思いをされているのが、本当に申し訳ないです。作品に罪はないし、演者・脚本家にも罪はないです。ただし、二年間あれだけ真剣に取り組んだ末に、自分が受けた仕打ちは間違っている。矛盾し、分裂した思いですが。
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結果、ドリブルもままならないのにゲームに投入され、全然活躍できず、つまらないまま試合を終える。楽しいプレーができず嫌いになる人間もいるだろう。ただ一点だけ、読書感想文を弁護するなら、その時点での自身の能力、文章の下手さ具合を知るには、やはり書いて確かめるほかないということである。
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日比谷シャンテに復活したプチメックを訪れまして、ほぼ一年ぶりにブルーチーズとセロリのサンドを食し、何しろ歯ごたえ第一主義、ハード系パンの皮が第一陣、パンの中身が第二陣、さらにセロリが第三陣ともはや上杉謙信の車懸かりの陣並みの歯ごたえラッシュ、お口の中がしあわせ川中島の戦いでした。
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伯山ラジオを聴いていたら新宿の末廣亭が深刻なレベルの経営ピンチであるとの由、ちょうど柳亭小痴楽氏がトリを務める末廣亭に行って参りました。ほどよく疲れた頭に落語が心地よい。一升瓶の酒を何のかんの理由をつけて飲み干すだけの噺なのに、これがおもしろい。明日は千秋楽。寄席オススメです。
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ドラマ『昭和元禄落語心中』全10話を三日で駆け抜ける。とにかくストーリーが素晴らしかったです。岡田将生氏の色っぽさ、艶っぽさも見事だし、助六もなっちの旦那さんとしか知らなかったけど、こんなにいい演技をするなんて惚れてしまいました。これを見てしまうと、『いだてん』のたけしはつらい。
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ちなみに担当編集者に、「まさに、あのアイデアがドラマで採用され、実現していますよね!」と感慨深く話すも、「すみません。提案したこと、まったく覚えていません」でチーンでした。
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【結論について】大きさ1.5センチのまりものごく一部、5ミリ程度をピンセットで採取し、それを燃やすという行為に対し「虐待である」「生き物を殺すなんて」「ショックだ」等の指摘を受けまして、今後まりもについてのいっさいのツイートをやめます。
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去年の選評で『ヒトコブラクダ層ぜっと』に対し「面白くなりそうな要素がいっぱいあるのに、面白くならない。なぜなら、作者自身が面白いと思って書いていないから」と三年半の執筆期間ひたすらどうやったら面白くなるかだけを考え、これが面白いと確信を持って書いた作品に対し断じられました。
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見入ってしまいますな次回予告。どういうことよ、あの服の色は?#バベル九朔
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ステージがある程度出来上がったとき、機材を運ぶついでのフリして、お二人の立ち位置に止まって、一瞬客席に向かって両手を広げたんです。こんな大きな場所に向かって歌うのか、とただただ圧倒されました。やはり、もう一度、二人並んであの大きな景色を見てほしかった、見せてほしかったなあ、と。
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以前エッセイに大阪市営地下鉄の路線&色から「御堂筋レッド」「谷町パープル」「千日前ピンク」「四ツ橋ブルー」などが登場する戦隊もの構想を記したことがあるのですが、そのへんを使って本当に大阪発アイドルが歌うのをテレビで目撃し、わけもなくがんばれ!と思いました。 youtu.be/bG8Lut2c8b8
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たまたま先日、我が心の鹿男・玉木宏氏にうっかり再会しました。相変わらずのいい声&薄着でした(玉木さんは真冬の奈良での撮影でも素足サンダルで通す方なのです)。冬でも暖房つけず、タオルケット一枚でご就寝だそうです。何だかよくわかりませんが、素敵ですな!
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さあ、神無月だ。出番だよ、先生。
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たのでした。それゆえに、ドラマ脚本を読んだとき、こうやればよかったのか、と別の詰み手を見せられたようでハッとしたのでした。もっとも現実に簡単に戻れると、バベルに閉じこめられる緊迫感が薄まるので、結局は交互案は採用しなかったと思いますが、「思いつけなかった」という部分が大事です。
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もしも在宅にて、この機会に何か凝ったものを作りたいと目論む小中校生がおられたら、ペーパークラフトにトライするのはいかがでしょう? どれも無料。極めて質が高いぶん、かなりのやりごたえ。完成に1週間以上かかるものも。紙は専用の厚紙を使うこと推奨です。
creativepark.canon/jp/categories/…
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東京駅周辺には空中権という建築の概念があり、JRは辰野金吾設計の東京駅を改修した際、将来使う予定のない空中の権利を売却。周辺のビルはそれを買い取り、高層化を果たしたわけです。ゴジラを無意識のうち招き寄せた丸の内の街並みは、辰野金吾が東京駅を造ったゆえに存在した空間と言えましょう。
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韓国で日本の歌を歌うということ自体、解禁されたのは1999年。まだ、たったの20年です。片や揺り戻しもありましょう。片や10代の女の子が韓国でアイドルデビューするという20年前は誰一人想像できなかった扉も開きましょう。もちろん、私もその開いた扉の向こうの景色を見続けたいわけです。
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『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』のプール授業での一節「きっと来月の文化祭だろう、『百年休まずにチクタクチクタク』というかのこちゃんもよく知っている歌の合唱が~」のチクタク部分にJASRACへの支払が発生すると知り、愕然。神田松之丞ラジオの物言いそのままに絶句する。「嘘でしょと」。