福井健策 FUKUI, Kensaku(@fukuikensaku)さんの人気ツイート(リツイート順)

両院全会一致で、成立しましたね。 「二次創作や軽微なスクショ・ダウンロード」「著作権者を害さない特別な事情ある場合」は違法化せずと、ほぼ加わった検討会議での折衷案の線を守って頂きました。重要なライセンシー保護法制と共に1月施行。リーチサイト規制は10月施行。 sankei.com/entertainments…
美術展なども対象になる想定です。社会には皆さんの存在が必要ですので、活用して、生き抜いてください。
なお、これは法的なルールの話ですので、ある個人やコミュニティがそれとは別の意見を持つのは全く自由です。 ただ、紹介した「アイディア/表現」などは世界的に議論の積み重ねがあって発達してきたルールですから、少なくとも「なぜ人々はそれが良いと考えたのか」は理解して、議論したいですね。
知人の若手劇団の例。全員20代前半。劇場の苦渋の決断で公演は中止になり、約100万円の赤字だけが残った。彼らのバイトの蓄えの半年分が飛ぶレベルだ。彼らの場合は、HPで支援を呼びかけたところあっと言う間に6割以上が集まったという。この国の舞台ファン達は、全く捨てたもんじゃないと思った。
中国でついに海賊版サイトを刑事摘発。 2年前の「漫画BANK」の行政摘発の際は、アクセス数では更に多い最大月間1億件でしたが、より重い刑事摘発には一歩届きませんでした。それだけに、数年越しの努力でベトナムに次ぐ海賊版大国の一角を崩した関係者に、敬意を表します。 nikkei.com/article/DGXZQO…
漫画BANK、中国当局が運営者を摘発しました。 最悪期には月間アクセス数4億(50億PV超)に迫った3大海賊版サイト(現在は全て閉鎖)の一角が、出版社対策チームとCODAの協力で、初めての摘発となります。 アクセス数は漫画村を超え、摘発では過去最大規模でしょう。 news.yahoo.co.jp/articles/5b155…
羽生結弦さんの動画公開がきっかけで、フィギュア動画の著作権に注目が集まっていますね。 これね、フィギュアや新体操のようなアーティスティック・スポーツの権利問題は、結構おもしろいです。 関わるのは、振付の著作権、スケーターの著作隣接権・パブリシティ権、そして楽曲の権利など。
「時事の事件報道」(41条)の規定では、事件を構成したりその過程で見聞される著作物は、許可なく報道利用できます。 事件をきっかけに、ある団体と政治との関わりや活動による被害に脚光があたった場合、団体が活動のアピールに利用してきた映像などは、この規定で利用できるケースが多いでしょう。
作風の模倣(パスティッシュ)が問題になることもありますね。 これは(狭い意味では)個別の作品ではなく、ある人の絵柄・モチーフの傾向やテクニックを真似たようなケースで、多くの場合はアイディアの借用レベルだと考えられます。よって著作権的にはセーフの場合も多いでしょう。
AI絵師での炎上が、やみませんね。 特に「i2i」と呼ばれる、画像を入力して画像を生成させるAIを用いて、既存の絵師さんの作品とそっくりな絵が出力され、AIユーザが自作として発表したという事件が多いようです。この場合、ユーザの方が元絵も知っていたなら、著作権侵害の可能性は高いでしょう。
勝手な自粛や売上減少なら、それは自己責任もあろう。だが、政府が強く要請し、義務がないのにそれに協力したイベントや美術館の現場が危機に瀕している。補償すべき理屈は、法的禁止の場合に勝るとも劣らないはずだ。
下記、東京都と大阪府でも発表されましたね。確定です。 大声での歓声・声援のない舞台・イベントは、2ヶ月ぶりに「100%・5000人まで」に復帰です。途中報道で制限内容を誤解した主催団体もあると思いますので、伝えてあげてください。 bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/…(10頁) pref.osaka.lg.jp/kikaku/kinkyuz… twitter.com/fukuikensaku/s…
気づくのが遅れましたが、JASRACがメタバースでの音楽利用について、使用料の案内を発表しましたね。 バーチャルライブはストリームなら課金・広告収入の2.1%(最低月5000円)、店舗のBGMは同じく収入の3.5%(同5000円)など。速い動きです。 jasrac.or.jp/news/22/221226…
骨董通りリンクという小さな勉強会をやっている。そのメンバーが春に早稲田大学で博士号を取り、白水社から大部な著書を出す。フィギュアスケーターから研究者に転身して5年、一心に打ち込んだ研究の成果だ。 町田樹さん、おめでとう。あなたを心から誇りに思います。 amazon.co.jp/dp/4560097658/
消えゆく舞台映像や戯曲・舞台美術を集め、現場に対価を還元しつつデジタルアーカイブとして未来に残し、商用配信もはかる「EPAD」事業。ついにそのうち舞台映像1300本を所蔵する早稲田大学演劇博物館(エンパク)の特設サイトが先ほど、オープンです。 enpaku-jdta.jp
誤っており悪趣味だと思う言葉には、正面から反論し、時には笑い飛ばし、時には全く無視する。でも、そう思う本が本屋に並んでいても、本は焼かない。本屋を焼くという脅迫はしないし、させない。その知恵が、先人たちが残してくれた宝物だと、僕は思う。
撮影・スクショなどの際の、人の著作物の軽微な映り込みも可能です(30条の2)。建築物や屋外のパブリックアートの場合、正面からの映し込みも原則として可能です(46条)。 いずれも、いちいち相手の許可を得るのは困難で、使えなくてはかえって作品や死蔵されたり、社会がうまく回らないためです。
「幕が上がるのはまだ当たり前ではない。スタッフのきめ細かな感染対策の努力を、観客の我々ももっと支えよう」という書き込みがありました。 120%、同意です。
「一律で誰にも補償できない。この国の政府にはもうその力はない」なら、話は別だ。だが補償するなら、休校関連に限る正当性も、従業員とフリーで差をもうける正当性もないはずだ。どうか知恵を絞ってほしい。
ジャニーズ事務所が、新しい方針を発表しましたね。 予防に努めても30公演以上が中止になり、陽性者の周囲の全員検査⇒無症状陽性者を含めた全員隔離、のスパイラルがもう限界という判断もあるでしょう。 実際にどう公演を実施して行くかを含めて、大きな動きです。 johnnys-net.jp/page?id=text&d…
ついに政府が、ステマの法規制を検討との報道。大きな動きですね。 広告だと明示せずに公平な口コミや意見を装って宣伝する行為について、景表法で新たな違法類型として明示。事業者名公表や改善命令に従わなければ刑事罰、と。 nikkei.com/article/DGXZQO…
今、圧倒的に深刻なのは海賊版であり、その対策に国際協調を含めたリソースを大規模に注ぐべき時に、 JASRAC等の要望どおり欧米のメリットしかない保護期間の延長か。こんな無駄なことをやっているから、肝心な勝負所の知財・コンテンツ政策で周回遅れを繰り返すのだ。 twitter.com/fukuikensaku/s…
TPPでの凍結を無意味にしたEU経済連携協定での著作権「死後70年化」を、外務省が4ヶ月公表しなかった件で踏み込んだ日経記事。コメントしました。 >著作権は70年保護 日欧EPA、外務省4カ月遅れの公表:日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXMZO…
ああ、確かに「立憲民主党」、ベストライセンス社に商標出願されてますね。混乱が広がる前に呟いておけば、私見は「変更の必要は無い」です。過去のコラムはこの辺: >もう商標トロールと本気で向き合う時ではないか? |弁護士 福井健策 kottolaw.com/column/001396.…
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この点、ルールなんだから従えという論調も一部ありましたが、ルールは常に成立根拠が問われます。自分が求められているルールは誰が作り、どうして正当化されるのか、考え続ける姿勢は大事ですね。 あと、それと地域性や個人の価値観の影響を色濃く受ける「マナー」は、性格も守備範囲も異なります。