福井健策 FUKUI, Kensaku(@fukuikensaku)さんの人気ツイート(古い順)

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ある芸術系の教授と話していて気づいたが、日本の美大・芸大系の学生は、在学中から外部で活動したり事務所に所属するケースも多い。こうした活動はある意味で彼らの「就活」だが、大学はそれをほぼサポートしていない。学生に向け「事務所契約・外部活動の注意点」セミナーなどを開くべきではないか。
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芸術系その他の大学での著作権と契約の教育の状況については、タレントと事務所契約に関連して一昨年ここで書いた。その後東京藝大での全入学生向け著作権講義などは実現したが、契約支援などはまだまだだ: >契約と著作権教育の必修化を考える kottolaw.com/column/001545.…
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この件。日本では、「契約でこう交渉したらうまく行った」「交渉させない相手はこう攻略した」という成功談の継承はほとんどない。「契約がひどかった」という被害者側の物語ばかりだ。それは契約交渉をほとんど教えていない教育の、当然の結果のように思える。 kottolaw.com/column/001545.…
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私の考える表現の自由とは、全く誤っており悪趣味だと思う言論でも、表現の場までは奪わず、言論をもって対抗する社会の約束をいう。我々は不完全で誤りやすい存在なので、ある時代に悪趣味で挑発的と見えても、次の世代や他者のために情報の多様性は残しておく、歴史の知恵だ。
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誤っており悪趣味だと思う言葉には、正面から反論し、時には笑い飛ばし、時には全く無視する。でも、そう思う本が本屋に並んでいても、本は焼かない。本屋を焼くという脅迫はしないし、させない。その知恵が、先人たちが残してくれた宝物だと、僕は思う。
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吉本問題を離れてタレント契約全般について、答えました。特に若い方々へ。契約書は、ただ交わせば良いものではありません。読まずに署名すればかえって不利で取り返しがつかないケースもあります。契約書は、読まれるため、読んで対話されるために、そこにあるのです。 xtrend.nikkei.com/atcl/contents/…
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この点、下記でも書いた、観客による撮影の著作権を全部取ってしまうオリンピック規約は、もう見直さないのだろうか。メディアの続報は目立たないが、「無断投稿防止のために、観客の著作権を主催者が取る」という慣行が広まるのはかなり重大な問題に思えるが。bengo4.com/c_23/n_9633/
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今は話題性から「これはAIが作った」と宣伝している。が、AI生成の記事やBGMや画像や映像が当たり前になれば、そして「AI生成物だと著作権がない」と言われれば、そんなことは表示しなくなる。開発者を著作者として表示したり、単に企業名で(C)マークを付けるだろう。
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「君のキャリアをナガサキする(破壊する)」と米人気ドラマ。 感情的な拡散は良くないが、僕は、この用法に同意しない。ナガサキは祈りの言葉だ。破壊の言葉ではない。 >「Nagasaki」破壊の意味で使う:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASM88…
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平等院がジグソーパズルの差止を求めた裁判を追跡し、「疑似著作権」や、率先して公開する「開かれた博物館・美術館」の動きに視野を広げた記事。コメントしました。 >平等院鳳凰堂のパズル、なぜ訴訟に?著作権ないけれど…:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASM8F…
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松澤弁護士と書きました。個人的にはこの裁判で一番面白かったのは、「裁判所が判断した点」よりも「判断を回避した点」。コスプレの著作権問題だ。 >任天堂「マリカー」訴訟、知財高裁の中間判決が示したゲーム名・キャラクターの許されない使用とは? - BUSINESS LAWYERS business.bengo4.com/articles/612
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任天堂は不競法と共にコスプレによる著作権侵害を一審で訴えていたが、具体性を欠くなどとして門前払いを受けた。すると二審では訴訟から落としてしまった。逆にマリカー側は反訴して、コスプレは著作権侵害ではないという確認を求めたが、裁判所は任天堂に同調して判断を回避した。
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コラム3番目の写真を見れば、実際どう見てもマリオだ。だが、実はヒゲの男が市販の服や帽子を使ってもおおむね同じことが出来てしまう。ありふれた要素、アイディア、名前。いずれも著作権の世界的通説では借用は自由で、ならば、あのキャラもこのキャラもコスプレ可能なのか。
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つまり「マリオという記号」(イメージ)だけの借用。それは今後も、著作権ではなく不競法や商標だけの問題で行くか。であれば権利の幅は狭いので、第三者が自由にできる行為はかなり広がる。下記でも書いた「記号的借用」は、やはり刺激的なテーマだ。 kottolaw.com/column/181005.…
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この「活躍の場は多様化しており、CMなど経済的にも十分だが、でもやはり大きい部分(テレビ)では干されている」という説明は、具体的な事情は存じ上げないが、自分には非常に腑に落ちる。 >のんさんに何が起きているのか エージェントが語る圧力:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASM88…
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加えれば、のんさん自身がもはや気にしていようがいまいが、「親に貰った実名を移籍したら使えない」などという事務所契約は無効であり、あってはならない、と改めて思う。
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見た中ではこの記事が詳しい。タレントと事務所契約は、すでに激動期に入ったと言ってよいだろう。 >公取委、芸能事務所の問題行為を提示。「テレビ局に圧力かけて妨害」「独立を諦めさせる」など…資料の内容とは? huffingtonpost.jp/entry/fair-tra…
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現地取材は少し以前だが、海賊版を作る側、海外の出版状況、出版社側の対策や事情など多様な視点からの、力の入った記事。 >「ロシアの漫画村」を訪ねて。海賊版を作る若者に会ってみた。「愛ゆえに」というファン心理が生み出す皮肉 huffingtonpost.jp/entry/pirated-…
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書きました。昨年からの夏休みの宿題で、自分史上では一番掘り下げたもの。ミッキーの創作者は誰か、を含む検討でやや長めですが、ご興味あれば。 >「ミッキーマウスの著作権保護期間 ~史上最大キャラクターの日本での保護は2020年5月で切れるのか。2052年まで続くのか~」 kottolaw.com/column/190913.…
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「虚偽の個人情報で約3万ID。1億8千万円分が購入済み。規模が大きく組織的な行為とみている」 当然、チケット規約44条によって全て無効になり返金もされないが、既にここまで出て来たか・・・ >五輪チケット抽選に不正ID3万件 6900枚が無効に:日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXMZO…
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時折見かけるが、「育成」として入所金・レッスン料などを取る一方で、専属契約で縛って移籍は制限し、著作権などはおろか芸名(時には実名)も移籍後には使えないとする事務所契約が、いまだにある。若いタレントと親御さんは、どうか署名する前に、周囲の詳しい方に相談して欲しい。
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先日のミッキーの保護期間について、インタビュー記事ですね。ご興味あれば。 >ミッキーマウスの著作権が2023年終了 喜べない日本の複雑な事情 xtrend.nikkei.com/atcl/contents/… #日経クロストレンド
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とり急ぎですが、書きました。ご興味あれば。 >著しく不完全な「表現の自由」論争史 ~公開中止・会場使用許可・公金支出を中心に kottolaw.com/column/191018.…
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ここでも書いたが、「表現の自由と公金支出」は30年前に米国で大論争になっている。問題の作品群は世界的写真家の故ロバート・メープルソープで、巡回展が公的な芸術助成を担うNEA(全米芸術基金)の助成を得て行われる際、「こんな不道徳な作品に税金を?」と議会などで問題視された。
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不正転売禁止法で全国初の摘発。コメントしました。「定価の8~15倍」「今年だけで約90万円を得た」 "ファン"が規約に反して大量購入し、一部を高額転売して自分が見る資金にする典型的なケースか。 >「すべてのコンサート行きたくて」嵐のチケット転売容疑:朝日新聞 asahi.com/articles/ASMBH…