福井健策 FUKUI, Kensaku(@fukuikensaku)さんの人気ツイート(いいね順)

一方、信者の方などの肖像や個人情報には十分気をつけないと、かえって二次被害を助長してしまうことがあり、要注意ですね。 そうした点に配慮しつつ、メディアには委縮することなく、社会のために必要な報道を続けて頂ければと思います。 (著作権ではあと40条もありますが、ちょっとはずします)
あ、国会図書館は21年改正ですね^^;) なお、こうした例外利用は、禁止表示などがあっても基本的には可能です。20年時点のコラムですが、この辺りでざっくりまとめています。 kottolaw.com/column/200410.…
「英国政府が、レストラン・劇場などの閉鎖措置によって仕事ができなくなった人に対し、賃金の80%を肩代わりする対策を発表」 先日の調査では、日本の公共ホールでのイベント中止率は90%以上。大規模イベントに絞ればほぼ全部だっただろう。あれは閉鎖ではなかったのか。 www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
骨董通りリンクのメンバーでもある元プロスケーターから、知財学会誌掲載の論文が届いた。フィギュアなどアーティスティック・スポーツについて、演技を任務動作と任意動作に解析しその比率等によって著作物性を判断する試み。おめでとう、町田樹さん。研究者の道に進んで4年、素晴らしい成果です。
が、そうは行かない民間イベントが大半だろう。プロもアマも、文化もスポーツも、怪我や天災への保障も乏しく、低い利益率と厳しい労働環境の中、人々に感動や活力や多様な視点を与えるイベントを懸命に準備して来たろう。それは通常、中止になれば何ひとつ後には残らず、コストの多くは損失になる。
中国でついに海賊版サイトを刑事摘発。 2年前の「漫画BANK」の行政摘発の際は、アクセス数では更に多い最大月間1億件でしたが、より重い刑事摘発には一歩届きませんでした。それだけに、数年越しの努力でベトナムに次ぐ海賊版大国の一角を崩した関係者に、敬意を表します。 nikkei.com/article/DGXZQO…
消えゆく舞台映像や戯曲・舞台美術を集め、現場に対価を還元しつつデジタルアーカイブとして未来に残し、商用配信もはかる「EPAD」事業。ついにそのうち舞台映像1300本を所蔵する早稲田大学演劇博物館(エンパク)の特設サイトが先ほど、オープンです。 enpaku-jdta.jp
なお、親に貰った本名を移籍後に使えないという契約条項は、およそ公序良俗違反で無効の可能性が高い。関係者は、(本人が望めば)能年玲奈と名乗れる環境を早期に整えるべきだろう。 >芸能人らの移籍制限「違法の恐れ」 公取委、見解公表へ:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASL1L…
4/1、東京藝大で、全入学生必修にて著作権・肖像権の入門ガイダンス講座をします(音楽学部は5/16)。「これは危ない」だけでなく「ここまでは使える」をスタート段階で学んで、無用な萎縮を避けるため。 もはや情報社会の表現者には避けられない知識との大学の判断で、昨年からの継続実施。
東京藝大では、2年前から入学生500名が一番最初に著作権の基礎講義を全員必修で受講しています。それは入学、即、創作活動が始まるからですが、あくまで1コマ。 その発展の「芸術運営論Ⅰ:著作権」講義が、明日5限から開講します。契約の必須知識も含め15コマ。もう行方不明にはしません。たぶん。
誤っており悪趣味だと思う言葉には、正面から反論し、時には笑い飛ばし、時には全く無視する。でも、そう思う本が本屋に並んでいても、本は焼かない。本屋を焼くという脅迫はしないし、させない。その知恵が、先人たちが残してくれた宝物だと、僕は思う。
漫画BANK、中国当局が運営者を摘発しました。 最悪期には月間アクセス数4億(50億PV超)に迫った3大海賊版サイト(現在は全て閉鎖)の一角が、出版社対策チームとCODAの協力で、初めての摘発となります。 アクセス数は漫画村を超え、摘発では過去最大規模でしょう。 news.yahoo.co.jp/articles/5b155…
著作権は鎌倉時代の像では切れており、また所蔵元(所有者)に外観イメージへの独占権がない点は、ほぼ最高裁で固まっています。こうしたパブリックドメイン作品は、いわば社会の共有資本ですね。 なお、著作権が続いていても、個人の勉強や楽しみのための模写ならば私的複製で許容されます(30条)。
うん?「チケット保有者は、会場内において、写真、動画を撮影・・できます。・・チケット保有者は、これらのコンテンツについて保有する一切の権利をIOCに移転するとともに、その著作者人格権を行使しないことに同意します」(33条3項)そうか、アグレッシブだな。IOC。 ticket.tokyo2020.org/Home/TicketTerm
問題は、映像が未公表のものだった場合で、この場合は著作権だけでなく著作者人格権(公表権)が関わります。そして公表権には、報道で使えるという明文の規定はない。 ただ、41条には引用などと違って「公表著作物に限る」という明記もないので、ここは個別判断です。
勝手な自粛や売上減少なら、それは自己責任もあろう。だが、政府が強く要請し、義務がないのにそれに協力したイベントや美術館の現場が危機に瀕している。補償すべき理屈は、法的禁止の場合に勝るとも劣らないはずだ。
TPPの議論に加わって改めてビックリしたのは、「この国では条約のリスクや課題を指摘すると反対派とみなされる」という事だった。だが、国際契約の条文なんて最初は改善点が百もあるのが普通で、だから交渉途中には賛成も反対もないのが当然。
ネットワーク事務局が舞台の中止公演数を集計しました。 把握できただけで、 1/1-6/30の第6波が計855ステージだったのに対して、7/1-7/31だけで676ステージ。月平均で約4.7倍に達しました。 実数は、更にはるかに多いでしょう。 ほぼ無症状・軽症者の中、間違いなく公演中止は過去最悪の状況ですね。。
「引用」(32条)の規定もあり、報道目的に限らず批評・検証などのために一定の注意点に従えば、やはり無許諾で使えます。 こちらは対象が「公表作品」に限定されていて、未公表映像は32条では無理です。ほかに、利用の程度や出典明記といった注意点があり、これなど参照。 kottolaw.com/column/000826.…
宇多田さんの件で取材の電話。答えたこと:彼女の多くの曲の演奏権はJASRAC管理であり、原則として本人の意向に関わらずJASRACが権利行使を行う。ただ、無論著作者サイドからそうした声が大きくなれば、JASRACの方針にも影響大だろう。事態は重要な局面を迎えつつあるように見える。
ついに政府が、ステマの法規制を検討との報道。大きな動きですね。 広告だと明示せずに公平な口コミや意見を装って宣伝する行為について、景表法で新たな違法類型として明示。事業者名公表や改善命令に従わなければ刑事罰、と。 nikkei.com/article/DGXZQO…
両院全会一致で、成立しましたね。 「二次創作や軽微なスクショ・ダウンロード」「著作権者を害さない特別な事情ある場合」は違法化せずと、ほぼ加わった検討会議での折衷案の線を守って頂きました。重要なライセンシー保護法制と共に1月施行。リーチサイト規制は10月施行。 sankei.com/entertainments…
周囲のイベント関係者にも伝えてあげて下さい。 協力金の要請とは別に、現在、支払条件の協議が進んでいます。中止ステージの無駄になった経費補助が想定されます。実施したステージ(無観客ライブ配信を含む)については、従来通りJ-LODlive補助金があります。 (PDF)meti.go.jp/covid-19/kinky…
ではなぜ出来ているかといえば、ファン活動の延長として権利者側がいわば「見て見ぬふり」をしているから。正式な許諾は、ライセンス管理が到底できないので難しい場合が多く、この「放置」で花開いたのが日本の二次創作の最大の特徴ですね。 この辺り、このコラムなど参照。 japan.cnet.com/article/350545…
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パブコメを開始しました。 恐らく、今後の著作権の方向性を決定づけるパブコメで、まだ詳細の決まらない段階で広くアイディアを募ること自体が異例です。次はいつ機会が訪れるかわかりませんので、周囲にも教えてあげて下さい。10/14締切。 twitter.com/prmag_bunka/st…