ひどい記事を見つけました。 「お隣さんの娘さんの学校の子」 が、 「ワクチン打って子宮破裂して全摘した」 と。 10-20代の女性がワクチン接種後に子宮破裂で全摘? メカニズム的に理解不能だし、もし本当なら副反応報告あり+世界初の事例で大ニュースでしょう。 しかも発信元は助産師。許し難い。
もちろん、10代の妊娠は様々な社会的リスクが増すしデータで中絶や虐待のハイリスクであることは事実だし、医療界でさえも妊娠したスタッフに嫌味を言う人がいるほど人が足りないことも多く、高齢妊娠でも産科合併症や帝王切開のリスクは高まる。 それでも、かける言葉や配慮は変えられるだろうと。
なので、妊娠希望でなければ低用量ピルやミレーナ等で月経がほとんどなくなっても、それは身体へ悪影響を及しません。 ただ、通常通り月経が来ている女性の場合、その量や周期が「何かの異常」を示すバロメーターにはなりえます。 この辺は性別に関係なく義務教育で全員知っておいてほしい。
妊婦さんの男性パートナーへ。 出産立ち会い時には、女性パートナーのいろいろな「顔」を見ることになるでしょう。それを笑ったり茶化したりするようなことは厳禁です。 産後何年経っても、そうしたことで受けたショックは覚えているもの。 うちわやマッサージも大事ですが、心情への配慮を忘れずに。
周産期うつについて書きました。 一個人の意見というよりは、なるべくデータに基づいて客観的な内容にしたつもりです。 (なのでちょっと堅い文章ですみません) ぜひ、病状について誤解なきよう、全ての人に知っておいていただきたいです。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
気持ちや同意を確認するのは不自然だしカッコ悪いと思うなら、ぜひ考えをアップデートしてほしい。 もし本当に相手がそれをダサいとバカにしてくるようなら、あぁそこまでの人だったんだなと思っていいのでは。 お互いに、こうした流れを「素敵だ」と自然に思いあえる関係なら最高なのかなと。
子宮頸がん検診をしていると「初めての検査」の方も当然いらっしゃいます。 20歳だったり30歳だったり40歳だったり。 これまで受けなかった理由は様々でしょうが、医療者が「来るのが遅い」などと説教を垂れる意味はない。 大事なのは「よく来てくれましたね」の一言と最大限の配慮だけと思います。
東京駅のコロナワクチン接種会場、久しぶりに長蛇の列になっていますね。 2回目から間隔が空いていて、まだ3回目のワクチンを接種してない方はなるべく早めの接種をお勧めします。
妊娠中の旅行、いわゆる「マタ旅」。 最終決定はご自身と家族の判断になりますが、 ・旅行先で腹痛や出血があってもすぐに診てもらえない可能性高い(特にコロナ禍) ・海外で早産や手術になると数百万〜1千万以上の医療費が自費に ・赤ちゃん入院だと滞在長期化の可能性 などは知っておいてほしい。
先日、母親と話した時に、これまでの引越しや不動産業者について話題に。 うちの父は奥手だったので業者とのやりとりは母任せだったようで、「私が話すだけで完全になめられて下手に見られて全然話が進まず苦労した」と。 病院でも、女性の医師や看護師というだけで大きな態度の人はいて、
話を聞くにも診察をするにも、その方が落ち着くまで待ってを繰り返したので終わるまでにだいぶ時間がかかりましたが、そんなことは全然気になりませんでした。 とにかく、その怯えた姿を見て、心の内で加害者に怒りを覚えたし、こうしたことが毎日起きていることを忘れてはならないと強く思いました↓
記事内に「北里大学との共同研究(非臨床試験)」と明記されていますね。 薬剤について、人への臨床的な治療効果を判断するのに、「非臨床試験」を根拠とするなんて聞いたことがありません。 本当に、ちょっと意味がわかりません。。 jp.reuters.com/article/kowa-i…
母乳で授乳する際に、なぜか「嫌な気分になる」ということを感じた方もいらっしゃるかもしれません。 これは「D-MER」と呼ばれる現象で、 ・ホルモン変化(オキシトシン、ドパミンなど) ・心理学的影響 などが複合的に作用していると考えられています。 存在を知っておくことがまず重要かなと。 ↓
子宮頸がんはほぼ撲滅できうる疾患です。 どうにか、子宮頸がんで闘病生活を送ったり、辛い思いをしたり、妊娠・出産を諦めたりする女性をゼロにしたい。 その気持ちだけです。 まず、皆さんに知っていただくことから。 子宮頸がんはHPVワクチンでほとんど予防可能です。 不正出血時は早めの受診を。 twitter.com/frau_tw/status…
米国CDCでは、コロナワクチン接種時に妊娠していた20万人以上の女性が登録されており、その副反応や妊娠関連合併症などを分析しています。 出産後までの経過を追うレジストリにも16000人以上の妊婦が登録されています。 その上で、妊婦への接種が推奨されているんです。 他国からの研究でも同様です。
産婦人科医にとって、輸血はまさに命綱。 分娩時の多量出血。1分1秒の判断と処置がその後を左右します。 がん患者さんの手術中の多量出血。術中に輸血することも稀ではありません。 私も医師としてこれまで何度輸血に助けられたことか。 献血にご協力くださる全ての方へ心から感謝しています。
大事なことは ・自分自身がどう感じているか ・適切な治療を受けることで劇的に楽になる可能性がある ということ。 性別や年代に関係なく、知っておいてほしいです。
梅毒がかなり増えてきている。 性行為で感染するものですが、挿入せずとも口や肛門での性行為でも感染します。 妊婦がかかると子どもに先天異常(生まれつきの身体や知能の障害)を起こす原因となります。また、流産や死産の原因にも。 オーサーコメントを書きました。 news.yahoo.co.jp/articles/4ee1e…
【Yahoo!個人ニュースを書きました】 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi… 生理の裏に隠れる婦人科の病気についてガッツリ解説しました。 「生理痛に痛み止めが手放せない」 「多い日は日中に何枚もパッド交換する」 「生理中よりも始まる前の方が調子悪い」 など思い当たる方や学生さんに届いてほしいです。
本日発売のanan @anan_mag に「性的同意」という対談記事があり、そこで話しました。福田和子さんと。 性的同意はセックスで一番大事であり、 ・自由意志がある ・対等な関係 ・その時毎に が必要。 これを理解し大事にする人が「魅力的」だと思われてほしい。 ↓ #anan #愛とセックス #性的同意
COVID-19の診断がついた妊婦に関するSR/MA. pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34221361/ ・62の研究から31,016人の妊婦が含まれた ・平均年齢は30.9歳 ・8割近くが妊娠後期 ・6人に1人が重症化していた ・約7%が集中治療室に入室、8%が人工呼吸、2%が死亡していた ・1/4で早産だった ↓
竹内結子さんのニュース、とてもショックです。。 今年の1月にご出産されていましたね。 亡くなられた原因はわかっていませんが、産後ではどんな人でも精神を病むことがある、というのは事実です。 ピンとこない方はぜひご覧ください。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
米国ではすでに12万人以上の妊娠中女性が新型コロナワクチンを接種しています。 また、分娩経過をきちんと追跡できている妊婦さんも5000名を超え、CDCは現時点で「母体や胎児の異常発生割合は、接種していない人と比べて変わらない」としています。 cdc.gov/coronavirus/20…
低用量ピルの使用目的に良いも悪いもない。 避妊でもいいし、月経痛改善でもいいし、月経不順改善でもいい。 そこに他人が勝手な主観でイメージを投影したり茶化したりすることは無意味、というか有害。 私の周りでこういうこと言った人には真顔で即訂正させてます。
薬の特徴や注意点、服薬のポイントを全然理解していないで服薬してる人もたくさんいます。 完璧な理解は難しいでしょうが、「全然知らないで飲んでいる」というのは危険。 そしてそういった相談者の多くがオンラインで処方してもらってる印象。 オンライン処方便利だけど、課題は多いと感じます。