多くの実体験に関するコメントもあり、改めて出産の「予期できなさ」を実感しています。これがどなたかの役に立てば幸いです。 なお、普段からニュースレターとして産婦人科医療や女性の健康関連の情報を配信しています。よければご登録ください。 daisukeshigemi.theletter.jp
医療者を含め科学に接するものが持つべき科学的思考の流れ。 1. 何か新しい発見や普段との違いが頭に浮かぶ 2. それが「異常なのか、特殊なのか」の妥当性を検討するため過去の研究をしっかり調査する 3. 検証のためどのようなデータをどのくらい集める必要があるか検討する 4. 倫理的配慮を講じる ↓
「うちの子はまだセックスなんてしないからHPVワクチンは不要」 「未経験ならリスクないから接種不要」 こんな意見を耳にすることがありますが、 ・ご自身の初体験を自分で正確に予想できましたか? ・ご自身の初体験がいつかを親は知っていましたか? 誰にもわからないから、早めの接種が大切。
「フェムテック」でTwitterを検索すると世の女性の「ビジネス化されていることへの怒り」がよくわかります。 今日私が講演で話したのは「本当に女性の健康向上に資する製品・サービスなのか医療従事者はよく考え、この分野の適切な発展に貢献するべきでは」というもの。 これを忘れないでいたい。
これは本当に同意見。 本人は軽い気持ちで、その場のノリもあって話していることが多いのでしょうが、やはり異性を性の対象として見ているような発言はありふれている。 包括的性教育、マジで大事。 *元ツイートに掲載されている事件の記事は非常に気分の悪くなる内容なので閲覧はご注意ください。 twitter.com/doctor_nw/stat…
10代の女性と保護者の方へ。 「骨の成長にとって思春期は大事」を知っておいて下さい。 激しいスポーツやダイエット(減量)の影響で無月経が長期間続いてしまうと、低エストロゲン状態のために骨が脆くなってしまうリスクが。加えて、将来の骨粗鬆症の発生リスクを高めてしまう恐れがあります。 ↓
こちらのYahoo!ニュース、過去最大規模のデータで安全性の知見がまた一つ重ねられたのですが、コメント欄には早速「こんなの信じない方が良い」というものが溢れてきています。 私のオーサーコメントがトップに掲載されていますので、どうか多くの方に伝わることを願います。 news.yahoo.co.jp/articles/8d213…
おお、ついに。こういうのは大事。 空間に浮遊する菌やウイルスの除去をうたった除菌製品「クレベリン」の広告表示には根拠がなかったとして、消費者庁は11日、景品表示法違反(優良誤認)で、「大幸薬品」に6億円超の課徴金納付命令を出した。 yomiuri.co.jp/national/20230…
下ネタとか人の容姿をネタに笑いを取ろうとする人は、それくらいでしか面白い(いや面白くはないんですけど)こと言えないってことなんですよね。自分で恥晒しをしているというか。 ユーモアある人は、そんなことしなくても周囲を笑顔にできるわけで。 この辺わかってない(特に)中高年って痛い。
思春期の女性は、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)などの月経随伴症状を抱えていることが少なくありません。 しかし、自身ではそれが異常であることに気付きにくく、親が「月経はそんなものだよ」「私も若い頃は我慢したからあなたも我慢しなさい」と言ってしまうと極端に治療から遠ざかります。
社会的卵子凍結は「保存しておけばいつでも必ず妊娠・出産できる」ということではありません。 海外のデータでは、融解卵子で生児出産に至ったのは26%というものも。 少子化対策なら「子どもを望む人がもっと壁に思っていること」が多数あるだろうと。 コメントしました。 news.yahoo.co.jp/articles/363ad…
どんな食品も安全面でのリスクはゼロじゃないのですが、それを理解した上で「お寿司を食べたい!」という希望に応えてくれる商品が出てきてくれたことは大きな一歩だよなぁ。 品質管理のコストもあって決して安いものにはできないでしょうが、お寿司好きな人へ紹介でした↓ kanetsu-sushi.com
「皆さん完全母乳を続けられてるんでしょうか。。」と落ち込んでいるお母さんを見かけることがあります。 2015年度の厚生労働省の全国調査では、完全母乳を続けられている女性は産後1ヶ月で51%、3ヶ月では55%でした。実際、半数程度しかいないです。 ご自身の体調や仕事とのバランスを大切に。
オンライン相談で、ときどき「月経が辛いけど親には性の話ができる雰囲気じゃなく困っている」というものが。 幼少期に性の話を親が否定したりはぐらかすと、思春期になっても気軽に相談ができない関係になりやすい。 こうした観点でも、親側の適切な性教育の知識・準備と対応が大切なんです。
妊娠とコロナに関する最近の2つの研究報告。 3/23 AMA ama-assn.org/delivering-car… ①妊娠中にコロナ感染した人よりワクチン接種した人の方がより多く、産まれた赤ちゃんが生後6ヶ月の時点で抗体を持っていた(8% vs 57%)。 「自然感染の方が免疫力がつく!」という意見に根拠はありません。 ↓
同日のアップデートを受けての一般市民へのページではこれまで通りに「妊娠中でも授乳中でも臨床上の問題は認められていないのでコロナワクチンを接種できます」と記載されています。 gov.uk/government/pub… ご指摘は「理論上の毒性の可能性」に関してで「十分な確証はない」は新たな知見ではない。 twitter.com/blanc0981/stat…
有名なのは ・母体血清マーカー ・新型出生前遺伝学的検査(NIPT) などですが、「生まれつきの全ての病気を調べられるわけではない」ということはもっと知られてほしい。 遺伝子や染色体、出生前検査については皆が正しく理解しておくべきだよなぁと。 ご参考に↓ daisukeshigemi.theletter.jp/posts/9c7c22f0…
フランスがこれにほぼ近い政策。 在住外国人も加入できる医療保険があり、これに加入していれば妊娠・出産にかかるすべての費用が基本的に無料となる。(日本の「保険」とは意味が少し違います) なおフランスは25歳まで経口避妊薬が無料。緊急避妊薬も全年齢で無料になるよう。 理想系の一つかと。 twitter.com/mihyonsong/sta…
【ゆる募集】 オトナの男性への性教育として、専門家(産婦人科医)から伝えておくべきこと、伝えてほしいこと、知っておいてほしいこと。 *攻撃的な表現のリプ等には反応しません。
子宮と体温について大事なこと。 ・月経中に下腹部を温めることで痛みや不快感が和らぐこと(人)はある(いる) →正しい ・子宮を冷やすとホルモンが乱れて痛みが出る →誤り(深部体温はそう簡単に下がらない) ・子宮を温めておけば月経痛がなくなって鎮痛薬やピルがいらなくなる →誤り
産婦人科医としては「家庭内の性的DV」だろうと思われる、女性からの悲痛な訴えを聞くことがあります。 セックスを強要される、酔っ払うと暴力的にされる、など。それで4人目を妊娠し絶望に暮れているという方も。 現実を見てほしい。自身の身を守るために。 news.yahoo.co.jp/articles/c7af0…
すごいな。。本当にすごい。 受けることを決意した女性も、頑張った胎児も、術者を含めた医療者も、医療機器も。 こういう医療の進歩が、新たな命を支えていく。 世界で初めて、胎児の脳の血管奇形であるガレン静脈奇形に対する手術が子宮内で行われ、成功した。 ahajournals.org/doi/suppl/10.1…
日本での母体死亡の原因第1位は自殺と考えられています。悲しすぎる。 ここにこれまで病院や自治体はできる限りの対策をしてきたけど、「産前産後の切れ目ない」「長期間にわたる」「心理的・物理的ハードルの低い」施策はなかなかなかった。 そこを打破できるかもしれません。 日本全国に広げたい。 twitter.com/mph_for_doctor…
対馬先生 「幼少期からの包括的性教育の重要性について。日本の少子化は推計より早く進んでおり、女性は"産みにくい"、"産んでも育てられない"と思ってきている。日本の母子世帯の相対的貧困率は55%と非常に高い。世界では包括的性教育が標準となってきており、日本の抑制的なのとは異なる。」 ↓
水主川先生 「産婦人科医はDV被害者を見つけてあげられる立場にある。そこから、継続的な支援に繋げていくことが重要だろう。診察の中で気付くポイントとしては、夜間受診の多さ、繰り返す性感染症、診察室に必ず男性パートナーが入ろうとしてくる、などがある。」 ↓