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【定期】
「産婦人科を受診=妊娠」と言うイメージ・思い込みは撲滅されてほしい。
産婦人科には
・子宮頸がん検診(2年に1回推奨!)
・外陰トラブル
・月経痛、過多月経、月経不順
・更年期障害、骨盤臓器脱
・HPVワクチン
など様々な理由で皆さん受診しています。
老若男女、ぜひアップデートを。
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BuzzFeedさんに「妊婦のマスクと臍の緒」について取材を受けました。
個人の批判ではなく、科学的妥当性と科学的思考の重要性を知ってもらうことが目的です。
・マスク着用で酸素飽和度は下がらない
・生活習慣で臍の緒が変わるとは考えにくい
・専門職としての発信とは
buzzfeed.com/jp/kotahatachi…
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水主川先生
「コロナ禍で様々なSRHRの課題が悪化したことが色々と報告されている。日本でもDV相談窓口への相談件数は1.6倍ほどに増加している。DV下では子どもがいれば当然ながら悪影響も増すし、周産期予後への悪影響も起こる。産後うつ病のリスクにも。"DV相談プラス"という窓口もある。」
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第7波でコロナ感染妊婦が増加する中、周産期医療体制の維持は目下の課題。
コロナ感染=帝王切開、ということに納得できない妊婦さんもいるでしょう。
しかし産科医も好んで手術をしているわけではありません。医療体制維持のための判断です。
オーサーコメント書きました。
news.yahoo.co.jp/articles/1d213…
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科学的に確度が100vs1と扱われている2つのものを並べて両論併記、というのは、
・圧倒的な知識&調査力不足
・初めから両論併記が目的
のだいたいどちらかかなと思ってます。
メディアの役目だとか、言論の自由だとかとはかけ離れたもの。
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種部先生
「包括的性教育とリプロダクティブヘルスが両輪に不可欠。これが壊滅的なのが日本の現状。日本の性交同意年齢は13歳だが僅かな性教育を受け始めるのは13歳以降で、医療を自身の決定で受けられるのは18歳以降。全く権利が保障されていない。この改善を阻んでいるのは中枢のイデオロギー。」
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対馬先生
「WHOは女性の健康へのライフコースアプローチを提唱している。プレコンセプションケアも重要。産めよ増やせよではなく、いつでも産める、産んでも安心という社会に。包括的な法的基盤が不可欠。政府や多職種が連携したユースヘルスクリニックの必要性。性を肯定的に捉えることも大切。」
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そういえば昨年にanan特集で性的同意について取材いただきました。懐かしいな。
あれから少しでも社会が変わってくれたら嬉しいですが、主なanan読者の女性の皆さんとしての実感はどうなんでしょうかね。。
twitter.com/Dashige1/statu…
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対馬先生
「包括的性教育の指針として、国際セクシュアリティ教育ガイダンスがある。日本語訳も刊行されている。子どもが自分の身を守れないのは教育する側、政治側の問題でしょう。産婦人科医も社会も避妊や中絶をスティグマにするべきではなく、包括的性教育のチャンスとなるもののはず。」
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セックスの際に痛みを感じることのある女性は思ったよりも多く、調査によっては「4人のうち3人」という報告も。
「痛いのは初回だけでしょ」と思いこんでいる男子は、認識を改めるべき。
必ず痛みがないか、恐怖心がないかを相手に聞くことが大切。もちろん痛くない工夫も。
AVは作品&幻想です。
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宋先生
「ピル無料プロジェクト(仮)というものを試しに1年ほどやってみている。ニーズは大きく、支援団体や対象者さんが徐々に増えてきていて、こうした実績を元にして行政に働きかけていきたい。また、生理の貧困という課題も顕在化した。フランスでは今年から各種避妊法が無料化された。」
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医学的に、妊娠初期〜中期の夜勤や不規則勤務、過重労働は、(切迫)流産・早産のリスク上昇に関連することが国内外の研究で示唆されています。
法令違反かつ、こうした医学的リスクを押し付けているということをはっきりと認識しなければなりません。
コメントしました。
news.yahoo.co.jp/articles/f2aa2…
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無痛分娩(和痛分娩)は、あくまでも「出産時に用いる医療介入の一つ」であり、歯科治療に麻酔を用いる、と同様に捉えられるもの。
「子どものことを愛せないんじゃないか」「痛みを知らないと一人前の母親にはなれない」などというものに根拠はありません。
news.yahoo.co.jp/articles/7c50d…
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妊娠中の従来のコロナワクチン接種はオミクロンへの予防効果があること、新生児を守ることにも繋がることを解説しました。
妊娠中やそのご家族の方のご参考になれば幸いです。
news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
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これは必見。
先進的な医療は当然ながら医療の発展に不可欠であり、重要なもの。
でも、だからこそしっかりと倫理的観点で検討し、実験的にどのような検証をするのかを含め情報開示し、先進医療は実施されます。
自費診療で好き勝手に、かつ高額で、データ検証もろくにしない、は先進医療ではない。 twitter.com/high_non_sense…
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子宮内膜症や子宮筋腫は月経のたびに悪化しうる疾患で、有効な対処法は
・薬(ホルモン療法)
・手術
・妊娠(無月経)
です。
一方で
・ヨガ
・腟トレ
・子宮温める
等では治りません。時間経つほど悪化してしまいます。
月経痛や過多月経などでお悩みの方はまず婦人科へお越しください。
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オミクロンの影響もあり、妊婦さんの感染事例も増えてきています。
オミクロンはデルタよりも病毒性(重症化リスク)が相対的に低いとはいえ、COVID-19にとって「妊娠」自体が重症化リスクです。ご家族含めどうぞ細心の注意を払って下さい。
オーサーコメントを書きました。
news.yahoo.co.jp/articles/b1aa9…
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種部先生
「日本の避妊法は、男性任せのものが85%を占めており世界で圧倒的な高さ。日本ではピルが避妊目的で使われることが非常に少なく、どんどんマーケットとして縮小してきたため新たな避妊法が導入されにくくなっている。10代の出産、ひとり親、中絶、経済状況は"改善"していない。」
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妊婦がサル痘に感染してしまうと、胎盤を通じて胎児へウイルスが感染してしまう危険性があると考えられています。(実際に母子感染による死産などの事例が報告されています)
日本でも流行が起こる可能性はゼロではないので、症状や予防法などはぜひ知っておきましょう。
news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
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宋先生
「産前産後ケアも不足している。それらに対する質を含めた人的リソースが不十分かと。コスト面などから行政からの補助があってほしい。フェムテックというワードも注目すべき。医療が届けにくい部分への貢献はありつつ、科学的根拠のないサービスなども増えつつある。産婦人科医も知ろう。」
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「痛みで動けない時がある」
「勉強や仕事が全然手につかなくなる」
「吐いてしまうこともある」
など症状が強い場合は、必ず早めに一度は産婦人科を受診してください。
子宮内膜症や子宮腺筋症といった病気が隠れていることがあり、月経を繰り返すたびに悪化します。
10〜20代前半でもご注意を。
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なお、生理痛がひどくて辛くて受診した際の産婦人科医に「別に病気じゃないよ」「痛み止めで我慢できる範囲でしょう」のようなことを言われたら、すぐに担当医か医療機関を変えましょう。もっとちゃんと対応してくれる先生はたくさんいるはずですから。
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人によっては本当に信じていて、身に危険が及んでからじゃないと気付かないことがあります。
医師として「そんなことも知らないんですか」というような発想・態度はとりたくないし取るべきではないはず。
少しでも正しい医学的情報が広まってほしいなと、日々感じます。
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コロナ感染・ワクチンと不妊・妊娠・授乳との関連について最新の報告をまとめました。
・オミクロン株感染による妊婦への影響
・感染による生殖能力への影響
・ワクチンの効果と安全性
・日本からの論文(JAMA pediatr)
など。
総まとめとしてご参考になれば幸いです。
news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…