前作「ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ」は4108館の公開で初日興収1940万ドルなので、単純比較で約50%程度まで市場が回復していると分析できる。ここ数週間は正常時対比で平均10%程度だったことを思えば大幅な回復で、やはり作品さえ供給されれば人々は劇場に戻ってくることが確認された。
加えて、「ゴジラvsコング」はHBO Maxでの同時配信という“ハンデ”を背負っての記録であることもさらに評価を高める要因のひとつ。同様のリリースで大苦戦したディズニー「ラーヤと龍の王国」とは市場の反応がはっきり分かれた。映画ファンは大スクリーンで他者と興奮を共有するべき作品を選定か。
さらに中国では3月26日に先行公開され、すでに7000万ドル近くを稼ぎ出しており、世界興収は1億2300万ドルに達している。5月14日から公開される主要市場・日本の興収もふくめ、最終的には3億ドル近くまで数字を伸ばす可能性もあり、久々のまごうことなき”大ヒット映画”が誕生する見通し。
「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督最新作に、「ミナリ」でオスカー候補のスティーヴン・ユァンが出演交渉中。タイトルもプロットも明かされていない新作だが、2本の映画で一躍ハリウッドの寵児となったピール監督作だけに注目度は高い。来年7月22日全米公開。
ジェームズ・ガン監督「ザ・スーサイド・スクワッド」より新たな予告編がお披露目。チームとしてのゆるふわな結束感と個々のキャラクターの特殊能力が存分にビジュアライズされた見せ場たっぷりの予告編。これは間違いなく面白いやつ。大ヒット確実。8月6日全米公開。
Netflixよりまたユニークな企画が誕生。「シンデレラ」の意地悪な義理の姉妹を主人公にしたミュージカルアニメシリーズ「Steps」が製作へ。王子様の求愛を得られなかった姉妹が自分探しの旅に出て、世の中が思い描いていたようなおとぎの国ではなかったことを発見する…という物語。
「愛してるって言っておくね」を観る。本年度アカデミー賞短編アニメーション映画賞候補作。台詞を廃し、最小限の色と線で作られた映像から、胸を締め付けるような情感があふれ出す。12分の短尺で描かれる、夫婦が背負う絶望の正体、その絶望を作った理由に激しく心が揺さぶられる。Netflixで配信中。
「ゴジラvsコング」が全米3064館で公開され、最初の週末だけで興収3200万ドルの大ヒットデビュー。水曜初日からの累計では4850万ドルに達しており、早くも「ワンダーウーマン 1984」の総興収を超えた。「TENET テネット」の5800万ドルを超え、コロナ禍で公開された最大ヒット作になるのは確実。
タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」には20時間におよぶ撮影素材が存在すると、シャロン・テート役を演じたマーゴット・ロビーが明かす。もしかすると近い将来、配信でのドラマシリーズ化など、もっと長尺のディレクターズカット版が誕生するかも?
MCU最新作「ブラック・ウィドウ」より最新予告編が公開。アベンジャーズと出会う前、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフが犯した罪とは何なのか?スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズら出演。7月9日、劇場&Disney+で同時リリース。
MCUドラマシリーズ「ロキ」より待望の予告編。アベンジャーズをひっかき回す、魅力的だが油断ならないトリックスターが今度はどんなドラマを巻き起こすのか?映画「ドクター・ストレンジ2」に直結する内容とのことで、筋書きが気になるところ。6月11日よりDisney+で配信開始。
消耗品軍団ふたたび。「エクスペンダブルズ」第4弾の撮影が来秋にも開始されると軍団のひとりであるランディ・クートゥアがコメント。数年前から続編の話は立ち上がっていたが、ここへ来て脚本開発が本格化しているとのこと。毎回新たなスターが参戦するシリーズだが、第4弾の目玉になるのは誰?
「クリード」第3弾にスタローンは出演せず。スタローン自身がファンからの質問に回答する形で新作への不参加を明言。前作の製作中からロッキー役を引退することをほのめかしていたが、どうやら本当に有言実行する模様。「クリード3」はマイケル・B・ジョーダンが監督・主演を兼任する。
MCU「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」第3弾が今年中にも製作開始。DC映画「ザ・スーサイド・スクワッド」を完成させ、現在はそのスピンオフとなるドラマシリーズ「ピースメーカー」製作に携わる多忙のジェームズ・ガン監督だが、自身の代表作となるシリーズ最新作の準備も着々と進めている模様。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新映画「DUNE/デューン 砂の惑星」が劇場先行公開に?ワーナーが劇場&配信の同時リリースを発表した際、ヴィルヌーヴ監督が強く反発。製作会社による提訴も検討されていたが、「ゴジラvsコング」のヒットで市場の回復を確認したワーナーが翻意する可能性。10月6日公開。
「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」が好評のザック・スナイダー監督最新作「アーミー・オブ・ザ・デッド」より最新ポスターがお披露目。ゾンビであふれかえるラスベガスで命を賭して強盗計画を実行する一味の運命やいかに?5月21日よりNetflixで配信開始。
本年度アカデミー賞演技賞を占う上で最重要視されるアメリカ俳優組合賞(SAG)の結果が発表。 主演男優賞 チャドウィック・ボーズマン(マ・レイニー〜) 主演女優賞 ヴィオラ・デイヴィス(マ・レイニー〜) 助演男優賞 ダニエル・カルーヤ(Judas and〜) 助演女優賞 ユン・ヨジョン(ミナリ)
全米の映画館で大ヒット上映中の「ゴジラvsコング」は配信でも絶好調。公式のコメントによると、同作は“HBO Max開始以来、最大の視聴者数”を獲得した模様。第三者機関の調査でも、作品の視聴世帯数(5分以上)は、「ワンダーウーマン 1984」の220万世帯を超える360万世帯に達したと言われている。
「ボーダーライン」脚本、「ウインド・リバー」のテイラー・シェリダン監督最新作「Those Who Wish Me Dead」よりファーストルック画像が公開。マイケル・コリタの同名小説を原作に、アンジェリーナ・ジョリー扮する女性が殺し屋に狙われる少年の命を守るべく奔走する姿を描く。5月14日より全米公開。
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」続編2本にNetflixが支払う金額は、最終的に4億6900万ドルの巨額に達するとのこと。ライアン・ジョンソン監督、主演のダニエル・クレイグ、プロデューサーのラム・バーグマンはそれぞれ1億ドル以上の報酬を手にすることになると言われている。
「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが人気YouTuberに扮する映画「Mainstream」予告編。若者たちが動画配信で大きな成功を手にするのと引き換えに、想像を超える重圧と苦悩に直面していく。フランシス・コッポラの孫娘ジアが監督。
「ボーダーライン」脚本など今ハリウッドで最も売れっ子なテイラー・シェリダン監督最新作「Those Who Wish Me Dead」の予告編がお披露目。アンジェリーナ・ジョリー扮する消防士が命を狙われる男の子とともに山中で決死のサバイバルに挑む。5月14日より全米公開。
シリーズ最新作「ゴーストバスターズ/アフターライフ」より最新予告編が公開。アントマンことポール・ラッドがミニ・マシュマロマンと遭遇…?父アイヴァンからバトンを受け取ったジェイソン・ライトマンが監督。元祖バスターズたちも出演。11月11日より全米公開。
スターロードことクリス・プラット主演最新作「The Tomorrow War」が7月2日よりAmaonプライムビデオで配信決定。30年後の未来からのSOSに応じ、現代の兵士たちが異星人との壮絶な戦いに身を投じていく。もともとは劇場公開用に製作された作品だったが、Amazonが高額で配信権を獲得していた。
7月9日に公開される映画「ブラック・ウィドウ」は北米だけで1.7億ドルの大ヒットになるだろうとアナリストが予測。5月の公開を予定していた時には4500万ドルだった予測値が3倍以上にはね上がった計算だが、同じく配信との同時リリースで大成功した「ゴジラvsコング」事例を根拠とした上方修正となる。