クリストファー・ノーラン監督「TENET テネット」が全米2810館で公開され、OP興収2020万ドルで首位デビュー。米最大チェーンのシネコンAMCは70%の劇場をオープンしているものの、客席が25〜50%に制限されている厳しい状況の中、映画興行の復活を高らかに宣言するように華々しいOPを飾った。
デヴィッド・フィンチャー監督最新作「Mank」よりファーストルック画像が公開。1930年代を舞台に、脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツが映画史に残る名作「市民ケーン」の脚本をオーソン・ウェルズに売り込む様子が描かれる。実父ジャック・フィンチャーが執筆した脚本を息子が演出。Netflixで配信。
「ようこそ映画音響の世界へ」を観る。映画の“音”がどうやって作られているのかを解説してくれる教材としての価値はもちろん、映画を観る楽しさを倍増させる力があるのがすごいところ。この作品を観たら、アカデミー賞授賞式で録音賞&音響編集賞が脇役扱いなんてとんでもない!となること請け合い。
映画「ムーラン」配信のおかげで、先週末のDisney+アプリダウンロード数は68%上昇した模様。映画を鑑賞するために必要な29.99ドルの追加料金は高額だとの意見も見られるが、調査会社によれば、アプリ内の課金も193%上昇していることから、相当数の視聴があったのではないかと推測されている。
ダフニ・デュ・モーリエ原作「レベッカ」の再映画化となる「Rebecca」予告編。富豪と恋に落ち、後妻として大邸宅に移り住んだヒロインが、亡くなった前妻の影に追い詰められる。巨匠アルフレッド・ヒッチコックが監督し、アカデミー作品賞を受賞した前作にどこまで迫れるか?
「ボーダーライン」「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が贈るSF超大作「Dune」予告編。フランク・ハーバートの同名原作をもとに、砂に覆われた惑星を舞台とした壮大なドラマが描かれる。ティモシー・シャラメ、オスカー・アイザックら出演。12月18日全米公開。
97年に俳優業を引退していた「ゴーストバスターズ」「ミクロ・キッズ」のリック・モラニスが久々にカメラの前に立つ。携帯電話のCMでデップーことライアン・レイノルズと共演。モラニスは今後、「ミクロ・キッズ」のリブート版となる新作「Shrunk」で俳優復帰予定。
人気ドラマ「ウォーキング・デッド」はシーズン11で完結へ。24エピソードを2年間にわたって放送する大長編でシリーズは終焉を迎えるが、一方でノーマン・リーダス演じるダリル・ディクソンとメリッサ・マクブライド演じるキャロル・ペルティエが主人公のスピンオフ作品も計画されている模様。
ロボコップが登場しない「ロボコップ」前日譚シリーズが企画中。ロボコップを生み出す巨大企業オムニ社の副社長ディック・ジョーンズの若き日を描く構想で、“「ブレイキング・バッド」スピンオフのようなもの。世界がどんな方向に向かい、オムニ社がどう台頭するのかを描く”とのこと。
オビ=ワン・ケノービを主人公にした「スター・ウォーズ」ドラマシリーズが来春にも撮影開始へ。エピソード1〜3で同役を演じ、同シリーズにも主演するユアン・マクレガーによれば、現時点では単独のシリーズで、続編の予定は聞かされていないとのこと。好評を博した「マンダロリアン」に続けるか。
「ワンダーウーマン1984」の全米公開日が12月25日に延期へ。当初は昨年12月13日の全米公開を予定しており、都合1年の延期ということに。同じワーナー配給の大作「Dune」が前週の12月18日に公開を予定しているが、こちらも延期の可能性あり。
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したのは米映画「ノマドランド」。主演のフランシス・マクドーマンド演じる住居を失った60代の女性が、“現代のノマド(遊牧民)”として生きる姿を描く。「ザ・ライダー」で注目され、MCU最新作「エターナルズ」公開が控えるクロエ・ジャオ監督。来年1月日本公開。
黒沢清監督が「スパイの妻」でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞。過去にはポール・トーマス・アンダーソン、ピーター・ジャクソン、イ・チャンドン、チャン・イーモウ、ジャック・オディアールなど名だたる監督たちが受賞してきた賞で、日本人としては北野武(座頭市)以来の快挙となる。
「ソーシャル・ネットワーク」脚本家アーロン・ソーキンによる脚本・監督作「シカゴ7裁判」予告編。68年民主党全国大会での反戦デモを煽動したとして起訴された7人の裁判を描く。エディ・レッドメイン、サシャ・バロン・コーエン出演。10月16日よりNetflixで配信。
「アントマン」シリーズ第3弾に征服者カーンが登場か。「ザ・ファイブ・ブラッズ」「囚われた国家」のジョナサン・メジャースが出演契約を結び、同役を演じるのではないかと推測されている。サノスに代わる最大のヴィランになると目されるカーンは、Disney+ドラマ「ロキ」への登場も噂されている。
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」より悪役サフィンをフィーチャーした動画が公開。ジェームズ・ボンド最大の敵となるだけでなく、人類にとっても最悪の敵だというサフィンを演じるのは、「ボヘミアン・ラプソディ」でオスカー受賞のラミ・マレック。11月20日全米公開。
人気ゲーム「アンチャーテッド」実写映画の撮影が順調に進んでいることを主演のトム・ホランドが報告。監督交代や撮影中断などトラブル続きだった企画だが、来年7月16日の全米公開に向け急ピッチで製作が進められている模様。「ゾンビランド」「ヴェノム」のルーベン・フライシャー監督。
人気のホラー映画「ハッピー・デス・デイ」シリーズ第3弾のタイトルは「Happy Death Day to Us」になるとクリストファー・B・ランドン監督が明言。前作「ハッピー・デス・デイ 2U」が期待ほどのヒットにならず、3作目の製作にはまだGOサインが出ていないが、スタッフ・キャストは意欲十分とのこと。
MCU最新作「ブラック・ウィドウ」の全米公開日が再び延期されるのではないかという噂。現在、11月6日の公開が予定されているが、この新作が期待の興収をあげるためには市場が戻り切っていないのも事実。新たな公開日は「エターナルズ」公開予定日となる来年2月12日ではないかと推測されている。
ヒュー・ジャックマンが出演するコーヒーのCM動画。自粛生活で不機嫌なヒューが笑顔を取り戻すのに必要なのは一杯のコーヒー。この広告でヒューが得たギャラはすべてフェアトレードを行う世界中の農家に寄付される…とナレーションするのはデップーことライアン・レイノルズ。
「カールじいさんの空飛ぶ家」監督が贈るピクサー最新作「ソウルフル・ワールド」が劇場公開をスルーしてDisney+配信となる可能性。現在、全米公開日は11月20日に設定されているが、「ムーラン」と同じようにプレミア アクセス(追加料金)による配信に切り替える選択肢も検討しているという。
「TENET テネット」を観る。何が起きているやら理解しきれない複雑さはさておき、鑑賞体験も含めてこれほど“贅沢”を味わえる作品も他にない。空腹は最大の調味料状態で臨むハリウッド大作がこの映画って、実はとんでもなく幸福なことじゃないか。普通じゃない映画体験をありがとう。
「君の名は。」ハリウッド実写映画化からマーク・ウェブ監督((500日)のサマー)が降板し、新鋭リー・アイザック・チョン監督が後任に抜擢。「メッセージ」のエリック・ハイセラーが脚本の原案を執筆し、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のJ・J・エイブラムスと川村元気が共同で製作を担当する。
マット・リーヴス監督「The Batman」の撮影が再開。主演俳優ロバート・パティンソンがコロナウィルスに感染したことで撮影が中断されていたが、パティンソンの容体が回復し、撮影現場への復帰が認められた模様。来年10月1日の全米公開を目指す。
アカデミー賞を占う上で最重要視されるトロント国際映画祭観客賞をフランシス・マクドーマンド主演「ノマドランド」が受賞。同作はこれでヴィエネチア国際映画祭金獅子賞と合わせて二冠となり、アカデミー賞戦線で文句なしの大本命に躍り出た。MCU新作「エターナルズ」が待機するクロエ・ジャオ監督。