151
愛で月が欠けてくる
152
今日の昼は某チェーン店で、自慢の新メニューというのを試してきた。何かの間違いだろうと思うほど、何の味もしなかった。そこで夜はチェーン店の別の店に行き、同じメニューを頼んだ。今度は旨かった。昼のは、やはり、調味料を入れ忘れていたようだ。
153
翻訳について書くとき、しばしば現れる謎の妖怪「ほにゃく」
154
タイムラインに流れてきた10文字ホラーを作ろうとしたけれど、ホラーには適性がないので、
「顔の片側、何か変だよ」とか、
「変な頭痛があるんだよ」とか、
「大丈夫寝れば治るから」とか、
「変だなずっと喉が渇く」とか、
「たいへん胸が痛みます」とか、
それ系ばかり思いつく。
155
「マフィン一個」のミスタッチながら、「マフィン一家」って可愛いな。パパマフィンとマママフィンと、マフィンチルドレン。組織の秘密を漏らした者は、口にマフィンを詰められてこの世を去る。
157
給湯器が壊れて、風呂は焚けるけれど保温・追い炊きが出来なくなった。風呂を沸かしたら即座に入らねば、湯は冷めゆくのみなのである。するとどうだ、あれほど毎日跳梁していた、妖怪ふろめんどうが出なくなったではないか。やつは保温機能が年を経て化けた妖怪であったのかもしれぬ、と思う。
158
『黒牢城』で自分が何を書いたか、実はよくわかっていませんでした。書きあがったものを見ながら、私が書いたらしいこれはいったい何だと思っていたのです。ただ、もしかしたらこの小説は普遍に指先が届いたのではないか……という予感だけがありました。謀叛人と囚人の物語、お楽しみ頂けますように。
159
Please kindly note that I cannot respond to inquiries about my publication schedules. I will inform when the publisher decides to publish my books. I am glad you love the "koten-bu(hyouka)" series. Of course, this series means a lot to me, and I hope to write a sequel. Thank you.
160
東欧の独裁国家で大飢饉が発生して国際社会に支援を求めたけれど、事実上の鎖国下でまともなデータがないのでどの国も支援をためらう中、コメダ珈琲が率先して食糧支援に乗り出し、独裁政権が倒れた後で本当に致命的な人道的危機であったことが判明して、コメダがノーベル平和賞を受ける夢を見た。
161
岐阜を撮った画像をリネームするのに「gif.jpeg」と付けて、少し笑っている。
162
163
いろんな経験を積んで少しずつ大人になる準備をしている堂島と、経験はいろいろしているのだけどそれで大人になっていく感じがあんまりしない小鳩と、とりあえず寒いのでココアという小佐内の差が如実にあらわれた、いつもながらすばらしいイラストを片山若子さんに描いて頂きました。
164
拙作『黒牢城』が第12回山田風太郎賞の候補作に選ばれました。
awards.kadobun.jp/yamadafutaro/
165
「最近文化会館に来たことがあるような気がしたんですが、考えてみれば『いまさら翼と言われても』の舞台のモデルがここなので、画像と見取り図をさんざん見たんでした」とお話しするのを忘れた。
166
「しかし…これでわしゃ今月の刊行物5冊目じゃぞ。一ヶ月に5冊も掲載書・雑誌が出るなんて、そんなやつあるかなぁ」
註)
6/2『黒牢城』
6/8『神様の罠』(「崖の下」収録)
6/18『本と鍵の季節』(文庫化)
6/18『時代小説ザ・ベスト2021』(「龍軸経」収録)
6/27「オール讀物」(「可燃物」収録)
167
アニメ版「持つべきものは」をアレンジして小説化した「プールサイドにて」、コミック版「クリスマスは箱の中」の小説版(同題)も収録されています。愛蔵版は予約販売なので、ご予約いただいた方のお手元には既に届いているかと思います。手にして下さった皆さま、別してお礼を申し上げます。
168
よし……何とか予定通り12日に仕上がった。もう23時452分か、危ないところだったな……。
169
『英国屋敷の二通の遺書』(R・V・ラーム)を読んだ。こてこてであった。どれぐらいこてこてかというと、
・巨万の富と奇妙な遺書
・霧の中の館
・唯一の道で崖崩れが!
・執事がセバスチャン
・12人の晩餐…1人増えて13人
・謎めいた死!
・医者が居合わせる
・執事がセバスチャン
おいしかったです。
170
いちごパフェを食べながら、AIの学習が進み、たちどころにクリスティの、アシモフの、ポーの新作が読めるようになった未来世界、いったい誰が「今」の新作を書くのか、それ以上に誰がその新作を読むのか考えていた。パフェはおいしかった。
171
「はんにんにはきょうだいかしまいがいたとかんがえられる」→(変換)→「犯人には強大化姉妹がいたと考えられる」
力が抜けたので昼食にします。
172
「小説すばる」2022年1月号(2022年だと!?)から、長篇『栞と嘘の季節』の連載が始まります。『本と鍵の季節』の続編です。図書室に舞い込んだ一枚の栞(しおり)が引き起こす、嘘といつわりのミステリです。どうぞよろしくお願いいたします。
173
地球を賭けて、宇宙人とSF短篇一本勝負をする夢を見た。宇宙人の短篇は、地上を制圧した知的生命体が、深海に逃げ延びていたかつての地上生物に復讐を受ける話だった。絵面は面白かったけど見たこともない発想ではないし、これならなんとか……さあ、書くか……と思ったところで目が覚めた。
175
ゲラ:やばい。最優先
メール返信:やばい。最優先
契約確認:やばい。最優先
短編:やばい。最優先
長編:やばい。最優先
食事:やばい。低血糖になりつつある。最優先
小用:やばい。最優先
コーヒーを淹れて飲みながら空模様を眺める:とりあえずこいつからやるか……