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「家族が太宰ぶっていて嫌だ」という人生相談を見かけて、それは……ずっと続くとたしかに嫌かもしれないな……と思った。
よく見たら「大卒」だった。
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拙作『黒牢城』(KADOKAWA)が、第166回直木三十五賞を受賞しました。読んで下さったみなさま、ありがとうございました。
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「このミステリーがすごい! 2022年版」の近況報告欄にて既報ではありますが、次にKADOKAWAさんから出る新刊は、〈古典部〉シリーズの長篇にしようとご相談しています。
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旧家で起きた連続殺人の捜査に加わる夢を見た。
鬼の仕業としか思えないような凄惨な殺人が続き、ついに相続人が最後の一人になって、捜査班なのにボディガードをせざるを得なかった。
相続人を守って屋敷を移動していたら、とうとう犯人が正体を現した
。
犯人はふつうに、鬼だった。
こわかった。
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地下鉄に乗っていたら車内モニタにいきなり自分の名前と顔が映ってびっくりした。思わずうつむいてしまった。
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Hさんは本棚を買いました。大きな大きな本棚でした。Hさんは喜び勇んで、床に置いたままだった本を棚に入れていきました。そうして床の本は新しい本棚にぴったり収まったのですが、隅から隅まできれいに本が並んだ棚を見て、Hさんはひどく落ち込みました。Hさんは何がかなしかったのでしょう。
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アニメ「氷菓」がひとの縁を結ぶきっかけになった話がテレビに出ていたと聞きました。
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「当時、二十三時以降はインターネットに接続しやすくなる料金サービスがあった」という文を書いたら、「テレホーダイ自体は今もありますがママでよろしいですか?」とエンピツが入りました。
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〈古典部〉シリーズ全点の重版が決まったというご連絡を頂きました。長く広く読んで頂けて、嬉しい限りです。ありがとうございます。
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ある年、新年の挨拶に祖父母を訪ねた時のこと、幼い私は何か汁物(雑煮だったかも)の椀をひっくり返してしまいました。祝賀の雰囲気をぶち壊す失態に落ち込んだ私に、祖母は、「あきましておめでとう。縁起がいいね」と言ってくれました。私はその言葉を憶えていて、後に、短編の題名に用いました。
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A.向こう数年はこれでまかなうつもりだったのに、初日に空きがなくなったから。
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書店に行ったら『三重スパイ』という本が出ていて、「天むす、味噌かつ……我らは奪われてきた。赤福までは、やらせん。行け、すべて調べ上げ、必要に応じて破壊しろ」という指令を受けるスパイが脳内にあらわれた。
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あきましておめでとうございます
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ありがたいことにたくさんのお祝いを頂いていて、メールフォルダが、
いちめんのおいわい
いちめんのおいわい
いちめんのおいわい
かすかなる初校ゲラ(月曜戻し)
いちめんのおいわい
になっていた。見逃すところだった。
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拙作『黒牢城』(KADOKAWA)が、2022年本屋大賞にノミネートされました。
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今年は『栞と嘘の季節』を集英社さんから刊行する予定です。『本と鍵の季節』の続編で、現在、「小説すばる」で連載が進んでいます。また、文藝春秋さんから、警察官を探偵役に据えた本格ミステリのシリーズ短篇集をお届けできればと考えています。こちらは題名未定です。
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あきましておめでとう
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来たる11月4日、新刊『栞と嘘の季節』が集英社さんから刊行されます。これは『本と鍵の季節』の続編となります。特別な栞(しおり)を巡る、嘘と友情の物語。図書委員堀川次郎は何について沈黙し、松倉詩門は何を偽るのか。お楽しみ頂ければ幸いです。
lp.shueisha.co.jp/toshoiin/
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「こちらに目線下さい」と言われたのでそちらを向いた。「はいOKです」と言われてからも、その方向にカメラを構えた記者さんがいらしたので、何となくそっちを見たままだった。おかげで、他のお二人が正面を向いているのに、私だけあらぬ方を見ている写真が誕生した。