当時、どんな差別があったのかを知ること自体は大切だと思う。ただそれは、何の注釈もなく「剥き出しの言葉」をただ「流しっぱなし」にすることではないはず。問題はNHK側に差別助長の「意図があったかどうか」ではなく、投稿がどんな影響をもたらすのかだと思う。 mainichi.jp/articles/20200…
「ひろしまタイムライン」のシュンさんのツイートで私が特に気になったことの一つが、「日本は負けるヨ」と朝鮮の方々の発言の語尾を「ヨ」としているところ。私の祖父も戦時中、13、4歳で日本に渡ってきた。少したどたどしい”国語”を話していたかもしれない。書きました。 note.com/natsukiyasuda/…
何度でも伝えたいと思う。私も時折、「写真家がなぜ政治に発言するの?」と聞かれることがある。そして似たような言葉が溢れている。「歌手がなぜ」「俳優がなぜ」、そして、「スポーツ選手がなぜ」と。そもそも、政治的発言をタブー視すること自体が、とても”政治性”を帯びたことだと思う。
自分の主張表明のための試合棄権は”許されない”、というような書込みに思う。スポーツ選手であれ誰であれ、相手の行動をコントロールする権限が自分にあるかのような振る舞いは傲慢だと思う。どんな相手であれ、その人はあなたの「所有物」ではありません。その思い込みこそ、人権や尊厳を奪う。
「スポーツ選手は政治に口を出すな」というタブー視は、「芸能人が」「歌手が」とどんどん広がっていくと「政治家以外、政治に口を出すな」に行きついてしまうし、真正面から質問に答えない政治家もいるので、「政治家さえ政治に口を出さない」。「そして誰も語らなくなった」が誰を利するか考えたい。
安倍首相辞任の意向。ご体調の回復を願います。同時に、思うのです。この記事は「功績(に見えるもの)」を書き連ねていますが、公文書の改ざん問題はじめ、明らかになっていないこと、説明責任を果たしていないものが多々あります。辞任は疑問の「幕引き」ではありません。 www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
次の総理は、責任を「痛感」ではなく「果たす」人、記者会見を一問一答の儀式にしない人、不都合な公文書の破棄を認めない人、贔屓する身内をどんどん拡大して”お花見”に呼び込まない人がいい、と思う。
次の総理、パワハラしながら会見し、コロナ対策を「民度」の違いだと言い放ち、「子どもを産まなかった方が問題」「日本は単一民族の国」「ナチスの手口に学んだらどうか」と失言だらけの人物であってはならないと思う。これだけ問題発言があるということは、麻生さんは教訓を活かせないのだと思う。
安倍首相会見、今「在任中に成し遂げたレガシーは何か」という質問があったけれど、聴きたいのは何が「成し遂げられていないのか」、何がうやむやになっているのか、の方。
安倍首相の会見、今年達成するはずだった指導的地位に占める女性の割合30%目標も、東北や沖縄のことも触れていなかった。こうして”大きな文脈”からこぼれ落ちそうになる問題について、「これも大切だよ!」と言葉にし続けていくことが大切なのだと思う。 twitter.com/ChooselifePj/s…
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録はその最も基本となる資料です。それを作成していなかったのは明らかな法律違反であるとともに、国民への背信行為です」 これを8年前、ブログに書いたのは、現・菅官房長官。真逆の状況が政権下で続いていたよね。 ameblo.jp/suga-yoshihide…
次の総理は、「全く問題ない」「批判は当たらない」と事実上のゼロ回答を繰り返したり、「いずれにしましても」という合言葉で論点をはぐらかさない人がいい、と思う。菅さんの会見は、いつも見ていて歯がゆい。
「ヘイトスピーチとガス室は『一本の線』で結ばれている。歴史を学ぶことは、私たちの国が今どこに位置しているかを知る『道具』となるのです」 アウシュビッツのガイド、中谷剛さん。 mainichi.jp/articles/20171…
9月1日、繰り返さないために。 instagr.am/p/CElrRo3Dr8l/
茂木氏の「日本語、分かっていただけましたか」発言。動画を見るとよりニュアンスが分かる。 茂木氏の発言も問題だけれど、その後質問に続く記者から、「今の発言は不適切では」という質問がなかったことも、残念に思う。 buzzfeed.com/jp/kotahatachi…
今日は関東大震災後に虐殺された朝鮮半島や中国の人々の追悼式典に。当時、濁音がうまく言えない人々が「朝鮮人だ」と暴行されたり殺害されたことが指摘されている。その中には方言を話す地方出身の日本人も。そんな日に茂木氏の「日本語、分かっていただけましたか」発言。 okinawatimes.co.jp/articles/-/442…
茂木大臣の「日本語分かっていただけましたか」発言。例えば関東大震災直後、濁音がうまく言えない人々が「朝鮮人だ」と殺害されたことが指摘されている。言葉の問題は、差別と根深くつながり、身体的な暴力となってきた歴史がある。今日の追悼集会から、考えたこと。 comemo.nikkei.com/n/n556c94912119
小泉政権時、中学生だった私は最初「自分の街出身の総理!ノリがよくて親しみやすそう!」と無邪気に報道を見ていた。そしてアメリカのイラク侵攻を政権は支持。何万人もが根拠さえない戦争で犠牲になった。だから今、次期総理候補の「素顔」を特集し、親しみやすさを伝える番組に、危機感を抱く。
総裁選のニュースを見ていると、登場する人々は全員男性で、まるでこの世界に女性が存在しないかのような光景ばかり。WOWOWの連載、今回は台湾画『幸福路のチー』です。立法委員(国会議員)の女性比率が4割を超え、総統も女性という台湾から、学びたいことも書きました。 note.wowow.co.jp/n/n2e394e803d98
「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて」。釜石市唐丹町の津波記憶石に刻まれた言葉を、これまで何度も伝えてきました。それは津波に留まらず、あらゆる災害に通じることだと思っているから。「自分は大丈夫」というバイアスを外し、どうかより安全に。
メディアの発信がヘイトにつながる負の連鎖のことを考えている。不確かな情報を無為に流すことが憶測を呼び、その不安は暴力につながることがある。「ここにターゲットがいる」と旗振りをしてしまうことだってある。大切なのは発信者の「差別を煽ったつもりはない」という意図の有無ではないはずだ。
これは、つるの剛士さんの書き込み前から考えていたことですが、書きました。「外国人」という大きな主語での「レッテル」は、これまでも都合よく利用されてきました。その「レッテル」が独り歩きし、「ここに叩いていいターゲットがいる」という旗振りになることも。 comemo.nikkei.com/n/n68bb847a6aff
「自分たちに都合のいい外国人は受け入れるが、あくまで一時的滞在を期待する。そうではない人たちは、入管施設でひどい扱いをしてもいい。そうした「命の線引き」がなされている」 約7年8ヵ月を経て、あやふやにしてはいけない問題。 mainichi.jp/articles/20200…
「仮に感染症によって十数カ国が参加できなくても、数の上から言えば、五輪として成立する」 コロナを封じ込める力のある国は参加が叶って、その力に乏しい、例えば医療体制が脆弱な国が来れないということになれば、それは”平和の祭典”ではないと思う。 digital.asahi.com/articles/ASN97…
大切なのは発信者の「差別を煽ったつもりはない」という意図の有無ではなく、もたらしてしまう影響とどう向き合うか、だと思う。特に「自分は差別するはずない」と思い込んでいる時ほど、無意識に誰かの尊厳を踏みにじっていたりする。それに気づいた時どう、行動するか。 comemo.nikkei.com/n/n68bb847a6aff