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DMで受けた質問。ヨーロッパ系の二重(左)と、アジア系の二重(右)の違い。アジア系では内眼角にある蒙古ヒダ(赤矢印)が発達。蒙古ヒダが不明瞭な人も居る。
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日本語版が出なそうな美術解剖学の本。1998年にイタリアで出版。作図して学ぶスタイル。複数の先生が共同執筆しているのも珍しい。
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こちらは運動編。人体を建築のように捉える方法はゴットフリード・バメスの影響。
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今描いているシリーズはとある出版社さんより刊行を検討中。体表と内部構造を並べて観察力を養うスタイル。編集者さんには日本版『モルフォ』風スケッチ集と言っているが、元ネタは1845年に大ヒットした本。書籍では女性図も掲載予定。女性は体表と筋のズレが大きく新しい描画方法を練習中。
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逆立ち
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画面を回して描く方法と関連する体の構造的問題なのですが、手を胴体から遠ざける動作(伸展、外転)は、近づける動作(屈曲、内転)に比べて筋力と筋数が少なく、制御しにくいです。この苦手動作を少なくするのが描画訓練の目的の一つなのだなと、この方法で気づきました。ヘロヘロな線ですみません。
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軽く握った手(左)と強く握った手(右)。拳を強く握ると、小指と親指がやや近づく(対向)。
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横を向く。向いた方向と逆の胸鎖乳突筋がほぼ垂直になる。
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手は、写実性が必要とされる部位の一つ。骨格が推測できるようになると形がズレにくくなる。
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手背を通過する腱の走行(4本指の間をつなぐ腱間結合は個人差大)。
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今週土曜日にアップ予定の電脳アカデミア「人体の教室(dennou-academia.wixsite.com/morphology)」のデモンストレーション動画。体表から骨や筋を判別していく方法を1時間程度の動画で解説します。ご興味ある方は是非どうぞ。
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以前描いた鉛筆画の上に推測骨格図
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握り拳よりも指を伸ばした方が手首が曲がる。これは総指伸筋と小指伸筋の腱(青)の長さの影響を受けるため。
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そらす側では、指を曲げると青で示した指の伸筋腱が引き延ばされ、やや可動域が広くなる。これらはテノデーシス(腱固定)という動作。手首の関節が柔らかい人は、どちらの運動も現れにくい。
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電脳アカデミア「人体の教室」受講者の皆さまへ。第一回の動画案内のメールをお送りいたしました。ご案内のメールが届いていない場合は、お手数ですが当方までメールをお送りください。
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左:回外。A:教科書で説明される回内。B:日常動作の回内。
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下腿は膝を伸ばしていると回旋しないが、膝を曲げると回旋する。Mollier(1924)の図を改変。
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親指と人差し指の間(手背側)にある筋。A:第一背側骨間筋、B:母指内転筋
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膝小僧の画像を見かけたので中身を描いてみた。A:大腿筋膜の弓状支帯(Richer)、B:膝蓋骨、C:膝蓋下脂肪体、D:横溝(廃語、Gerdy)、E:膝蓋靱帯の付着部(脛骨粗面)。
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拙著『美術解剖学とは何か』7/30発売予定です。7/23ごろから順次書店に並ぶとのこと。紹介文は布施英利先生@fusehidetoに書いていただきました。どうぞよろしくお願いします。transview.co.jp/book/b516172.h…
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肩を下制した時の広背筋(右)。脇腹にある肋骨付着部の筋束がよく見えるようになる。
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ヒトの鎖骨のカーブは、肩をすくめた時にも首を圧迫しないようになっている。
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奥行きのある角度から描写する際には、指、手のひら、手首など各領域の断面を推測すると描きやすい。
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投影図を用いた断面の導き出し方。厚みや奥行きを理解する練習にもなる。